2月6日、飛鳥板葺の宮跡近くの飛鳥京跡苑池で、現地説明会がありました。
これは、復元整備にともなう調査によって、北池の北東コーナーが検出され、その東側では砂利敷きや石組溝などが出土したものです。

この日はいろんな用事が重なって、行けるかどうかわからなかったんですが、是非とも見たかったのでお昼御飯をカットしてなんとか行ってきました。
で、、現地に着いたら、前から来る人に見覚えが!
飛鳥の現説で出会う人、と言ったら、朱雀さんに決まってます~(笑)
朱雀さんはもう見学を終えられたようで、御挨拶だけして行きかいました。
しかし・・・現説でお目にかかるのは、何回目だ???(笑)

この飛鳥苑池は、1999年に、南北約55メートル、東西約60メートルの大きな南池が出土し、考古学ファンを驚かせたのが始まりでした。
このときの現地説明会には私も行きましたが、それはもう、ものすご~~い人出で。

池の底には丸い石が敷き詰められ、真中には噴水が立てられ、その口から流れ出した水が池にたまると、それまで底石に付いていた泥が洗い流されて、光が白い石にきらきらと反射して、さわやかな風がさ~っと吹きわたりました。
・・・・・その一瞬、そこに袖を風になびかせる都人の姿が見えたような気が・・・・・

その後も継続して調査が行われ、今度が第五次調査。
そして池の範囲は、どんどん北に広がって、北池と南池の二つの池と水路の遺構が発見されたんですが、今回の調査で、その北池の北の端が見つかって、池の範囲が確定しました。
北池の規模は南北54メートル、東西36メートル・・・・大きいですね~~!!

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北側から池跡と板葺宮跡を見た航空写真。
こうしてみると池の遺構がとっても大きいのが良くわかりますね。
実際、板葺の宮跡の内郭より池の遺構の方が大きいそうです…
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これまでの調査をつなぎ合わせた合成写真。
北池と南池は渡堤で区切られ、北池の深さは3メートル、南池の深さは1メートル。
南池には石造物があったんですよね。
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これが池の北東角を確定する石積み。
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池の底石がわかるでしょうか。
南池より大きな平たい石が引いてある感じです。

池の水は、池の底からコンコンと湧きでてくるそうで、余った水は水路で飛鳥川に流してた、と言うことになるんでしょうか。

池の東側の周りには石敷きの広場と、溝跡もありました。
広くて平坦なこの辺りは、宮にも近いうえ、川を隔てて甘樫の丘が望めるという景観の良さ。
そこはまた、充分な水がわき出して、王宮の庭園にふさわしい場所だったんでしょうね☆
・・・・この池のほとりで、額田王が歌を詠んだこともあったのかしら…・・・と、ロマンティックな物思いにふけりながら、帰途に就きました。

ほんとは、飛鳥坐神社のおんだ祭りを見たかったんですが、時間がなくて。
ちょっぴり残念でしたが、あれを見ると折角のロマンティックな気分が壊れたかも???(笑)
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by nagiwi | 2011-02-07 23:56 | 現地説明会 | Comments(2)

「まことにはかなきものは、ゆくえさだめぬものおもい。風の中に巣をくう小鳥」(作高橋睦郎・・・多分)私なぎの物思いの幾つかを・・・