唐招提寺

梅雨入り前の不安定なお天気の中、唐招提寺に行きました。

奈良時代、5度の遭難を乗り越えて唐の大明寺から日本に来られた鑑真和上は、759年この地に唐招提寺を建立されました。
奈良時代建立の金堂の屋根を「天平の甍」と呼んだのは井上靖氏ですが、伽藍はどこまでも静かに美しく時を刻んでいます。

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礼堂(もとは僧房でした)と鼓楼
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鑑真和上の御廟所へ続く道はいつも静かで
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美しい苔に覆われています。
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遠く唐から海を越えてこられた和上はここで眠っておられます。
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6月6日は鑑真和上の命日なので、毎年5日から7日まで、年に一度だけ鑑真和上像が拝見できます。
(今年は8日まで一日延長されました。)
鑑真和上像は、脱活乾漆という技法で作られていますが、近年の研究で、漆を重ね塗るために鑑真和上の着衣だった麻布が使われたらしいことが分かりました。
和上を慕う人たちが思いを込めて衣を塗りこめたんでしょうね。

唐招提寺はいつも静かで、訪れるたびに心が洗われる思いがします。


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by nagiwi | 2018-06-21 23:10 | 奈良 | Comments(0)

春だ!

今年の冬は寒くてその上長かったのに、突如として春になりました!
このところ初夏を思わせる日差しと気温です。

三月の半ばまではまだ寒い日も多く、その寒さの最後あたりの3月16日から18日まで、
東京からお客さんを迎えました☆
いつもの着物メンバーを奈良にご案内です~♪

初日は定番の依水園と東大寺に行き、二日目は丁度「町屋の雛巡り」をやっていた高取へ。
高取は小さな町ですが、高取状の城下町としての歴史が古く、
その上薬の町として栄えたため、各家家に見事なお雛様が。
そのお雛様を三月いっぱい一斉に展示して見てもらおう!というこのイベント、
10年ぐらい前に始まったんだと思うんですが、年々人気が高まっています。
私は今回が三回目。
前の二回に比べると、展示は100軒を超え、各所に手作り品を売ってたりして、ますます盛んです。
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天を衝くほどのお雛様~☆
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なんと見事な雌雛の髪飾り!衣装も豪華だ~♪
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しつらえも美しく、立派な生け花・・・・
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土筆とフキノトウ☆春の息吹です。
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一貫張りのお雛様…これ、大きいんですよ~ちょっと怖い?(笑)
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こんな古雅なお雛様もありました。

一軒づつ心を込めて雛を飾り、しつらえて、お客さんを招くその心意気がほんとに素晴らしい☆

そのあと飛鳥に回り(飛鳥と高取は隣町、タクシーだと15分足らずです)
石舞台に行った後、飛鳥大仏とご対面~。
お久しぶりです☆
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初日はとにかく寒くて今にも降り出しそうでしたが、二日目からはお天気が良くなって少し気温も上がりました。
三日目は京都でお買い物をして解散☆
楽しい時間を過ごしました!

そしてこの次の週あたりから気温はぐんぐん上昇し、あちこちで花の便りが始まったと思うと
あっという間に桜が咲き始めました。
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まずは依水園の薄墨桜が咲き初め、インドからのゲストを楽しませました♪
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馬酔木もきれい!
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氷室神社の境内の桜も満開。
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そしてもちろん枝垂れ桜も咲きました。
氷室神社の枝垂れ桜は、奈良の一番桜と呼ばれ、奈良で一番先に満開になります。
これが、三月25日。
そして、28日には奈良公園のソメイヨシノはほぼ満開!
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若草山の麓でも咲いていました☆
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飛火野では、緑と桜のコントラストが!

28日にはアメリカの高校生44人を4人でガイドしました。
当初はどうなることかと不安でしたが(何しろ、アメリカの高校生、ですよ?)(笑)
日本語を勉強してる学生さんだとかで、予習もばっちり、ランチには「いただきます☆」と声をそろえ、
飛火野では瞑想されたりして、とても楽しい一日になりました。
何より桜がほんとにきれいで、ガイドしてるんだか、花見してるんだか(笑)

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紅枝垂れも満開。
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ソメイヨシノも満開。
所によってはまだ辛夷が咲いてるところもあり、早春の花と春まっさかりの花が一緒に咲き乱れて
奈良公園では、春の花の競演が見られました。









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by nagiwi | 2018-04-03 23:18 | 奈良 | Comments(2)

五條の火祭り

1月の上旬は凍り付くほど寒い日が続いていました。
最高気温が3度とか4度の日も(ブルブル)

そんな中、14日は依水園の定点ガイド。
手水鉢まで凍り付く寒さでした・・・
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この日は四組ご案内したのですが、その中にオーストラリアからの姉弟のゲストがおられて、
弟さんのほうは半袖のTシャツ姿でした(激寒)
オーストラリアは今夏休みで最高気温が40度なんて日もあるそうです・・・・暑さから逃れて日本に来られるのかな。

さて、この日は少し早めに帰らせていただいて、五條市へと向かいました。
五条大津の念仏寺陀々堂で行われる「鬼走り」を見る予定☆
例によってかるほさん作成のスケジュールに載せていただきました♪
鬼走りは夜九時から始まるので、私は6時に五条新町の山田旅館に入って夕食、そのあと念仏寺に向かうことになりました。
山田旅館は、五条と二見の間にあるので五二館とも呼ばれるそうで、
吉野川の筏師が材木商と売り買いの交渉をしたりして栄えた、市内で一番古い旅館だそうです。
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ここ、前回五条に来た時に覗いてみたら、玄関がしっかり閉まってお留守らしかったんですが、
今回はかるほさんが予約してくださいました!
江戸時代後期の作りの建物なんですが、私たちは二階の六畳の次の間付の八畳の部屋へ泊めていただきました。
各部屋にはきれいに花が生けられ、磨き上げられていました☆
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床の間にかけられてるキルトはおかみさんの手作り。

この旅館から念仏寺へは徒歩で30~40分ぐらい。
かるほさんとなら徒歩圏内です・・・が、旅館の女将さんたちからは驚かれてしまった(笑)
確かにとっても寒くて暗かったけど、歩いてる間に体は暖かになりましたわ。
念仏寺陀陀堂の鬼走りは、三匹の鬼が燃え盛るたいまつを振り回しながら、お堂の中を走り回るので有名で、
国の重要無形文化財に指定されています。
鬼が災厄を祓うのは珍しいですね。
それほど広くない境内には早くからを地元の人やカメラを持った人でいっぱいでした。
待つことしばし、お堂の中に明かりがともり、水天の人たちが杉?檜?の枝に水を含ませてお堂の天井やかまちを湿らせます。
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で、三匹の鬼の登場☆
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三匹の鬼は60キロ以上の重いたいまつを抱えて、堂内をめぐります。
めらめら燃え上がる炎は天井に届き、時々床に落ちたり、天井板に飛び火したりして、
その度に水天さんが水をかけて回ります。
鬼さんは三度堂内をめぐって、境内におりて戻っていきます・・・
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この鬼の面は、室町時代のものの複製だそうで、なかなかハンサムです~♪
境内に詰め掛けていた人が三々五々帰っていくと、急に寒さが!
人の気配で暖かかったんだわ・・・・・

帰りも勿論徒歩。
私たちのためにおかみさんが待っててくださった旅館に帰って、お風呂に入って寝ました☆

翌日は九時前に旅館を出ましたが、明るくて話好きの楽しいおかみさんで、ぜひまたお泊りしたいです!

この日は、五条駅からJRに乗る予定で、あんまり人のいない五条新町をぶらぶら歩いていると、
右手の吉野川に降りる小道が有ったので、一寸曲がってみました。
この写真で、私の立っているのは吉野川の堤防。
そこから一度下がっていて、家の建っているところはまた一段高くなってます。
堤防のできるまでの吉野川は、この一番低くなった所まであった、ということですね。
真ん中のお宅には石垣があって、そのあたりまで川が流れてたんですね~。

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ここは多分昔の船着き場。
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昔は吉野川はもっと水量が多かったでしょうし、台風が来たりしたら怖かったでしょうね。

さて、五条新町には有名な大福餅やさんがあります。
ここは、おじいさんとおばあさんでやてって、なくなり次第お店が閉まるので有名(笑)
何度か前を通ってますが、一度も変えたことがありません・・・・だって、たいてい午後にしか通らないし。
でも、この日は念願かなって買えましたよ!
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大福もちをゲットしてJRに乗り、吉野口に向かいます。
この日の目的地は御所市の「水泥北古墳」「水泥南古墳」♪
前回吉野をタクシーで廻ったとき、この二つの古墳はさらっと見ただけでした。
というのも、この古墳、北古墳は鍵がかかってるし、南古墳は個人のお宅の中にあるんです!
今回はそのリベンジ。
かるほさんが御所市に電話して見せてくださるように頼んでくださいました☆
嬉しいわ~~~!!!!

このお宅の中に南古墳があります・・・・
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奥様が豪壮な長屋門の玄関を開けて待ってくださってました。
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先ず先に北古墳へ。
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古墳の中には石棺が二つあって、真中あたりに電気の明かりが!
奥の石棺は二上山の石、手前の石棺は当時貴重品だった竜山石(兵庫県産)だそうで、
手前の石棺の縄かけ突起は、狭い羨道に置けるように削られてるそうです。
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ここは蓮華文石棺で有名なんですが、これがその蓮華文☆
石棺に仏教の模様である蓮華文が彫られているということは、持ち主が深く仏教に帰依してたってことでしょうか。
盗掘用の穴が開いてますね~。
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そして、お屋敷うちの南古墳を見せていただいたんですが、門を入って、横手から奥に入って、どんどん行くと
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お庭の端に古墳が現れます!
思わず「うわ~~~~!」と叫んじゃいましたわ。
ここにも電灯が設置されてるし、羨道の高さも十分たかく、中が広い!!!
下の写真は中から外を見たところ。
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これは外から中を見たところ。
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五輪塔
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石舞台とどちらが広いかしら、と思うほど大きくて立派な古墳で、昔は蘇我馬子の古墳かも?とも言われていたそうです。
天井石はめっちゃ大きく、普通は風化している石の削り跡がとってもクリアで、もうときめいちゃいました~~♪

このあたりは「御所」という名前の由来となった「巨勢氏」の勢力範囲なので、その一族のものだったのかしら…

長屋門の一部屋には、出土した須恵器や金張りの耳輪などを展示してあり
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それにしても、このお宅は見事の一言。
あちこちにお花が生けられ
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部屋数は20以上、築180年だそうです・・・・お庭やお部屋の掃除を考えると眩暈がします(汗)
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お掃除はともかく(笑)このお宅を訪問して一番心に響いたのは、
何代にもわたって二つの古墳を大事に守ってこられた、この屋の主たちの、文化に対する理解や教養そして思いの深さ。
屋敷内にある古墳を、面倒な煩わしいものとは思わず、大事に保全して今日まで伝えて頂いたおかげで、
今日私たちがお邪魔して見せていただくことができるのは、とても有難いことです☆

ゆっくり一時間以上かけて古墳を拝見させていただいて、徒歩で葛の安楽寺に向かいました。
古い町並みの道をぶらぶら歩くと、どこもかしこも豪邸ぞろい!
この辺は木どころだし、どの家もみんな普通に大きい(笑)よね~。
これが安楽寺

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ここは安楽寺塔婆で有名。
もとは鎌倉時代の三重塔だったのが、上層が痛んできたので、江戸時代に一重に改築されたとか。
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安楽寺は沙羅の花でも有名だそうで、またその頃に行きたいかも。

安楽寺のすぐそばには新宮山古墳がありました。
民家の横の何とも細い道を上がると、そこに入り口が!
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この扉は閉まっているわけではなくて、入ろうと思えば入れるのかな?
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中には石棺が二つあって、奥のは吉野川の緑泥片岩でできてるそうです。
入りたいなあ~~~~
でも、下が湿ってて滑りやすそうだし、狭いし、入るのは諦めました。
次回行くことがあればブルーシートと軍手をもって行かねば!

というわけで、この日の予定は終了。
近鉄葛駅まで歩いて、帰りました。

今回のツアは例によってかるほさんのおかげで、たいそう充実して、しかものんびりとした、とても楽しいものでした☆
そして、快く古墳を見せて下さった奥様に深い感謝をささげたいですね♪

ああ、楽しかった!












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by nagiwi | 2018-01-21 23:25 | 奈良 | Comments(2)

紅葉真っ盛り☆

例年に比べて今年は紅葉が早くて綺麗な気がします☆

11月に入って、朝夕は一段と冷え込み、紅葉の色も鮮やかさを増しました。
それと同時に観光客もずいぶん増えてガイドも忙しい~♪
今月は、5かと12日に依水園、6日、7日と同行ガイドに行きました。

6日はロサンジェルスからの一人旅の女性、7日はスイスとドイツ人のカップルでしたが
若草山がこんな色に!
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そして東大寺の鏡池の紅葉も美しい~♪
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11月に入ってお天気に恵まれたのも紅葉が美しい理由の一つでしょうか、青空と紅葉ってほんとに映えるわ☆

10日には京都国立博物館でやってる「国宝」展を見に行きました。
人出を避けて、今熊野観音寺と
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そして泉涌寺へ。
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このあたりは山に近いので、紅葉も早くて綺麗でした。
・・・・・国宝展は、エライ人出でした(劇汗)

そして、紅葉と言ったら、なんといってもここ、依水園
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様々な種類の緑と紅葉の赤が、何とも言えないコントラストで心に迫ります。
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池の中にももう一つの世界があるようですね・・・・・

今月は月末にもう一度依水園に行きますが、それまでこの色は持ってくれるでしょうか。



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by nagiwi | 2017-11-13 16:23 | 奈良 | Comments(4)

当尾の里

10月30日に、ボランティアの勉強会で当尾の里に行って来ました。
岩船寺と浄瑠璃寺☆

最近は奈良のガイドというと、奈良公園、鹿、大仏、というメインの場所が多いので、バリエーションを増やそうと行くことになりました。
この「当尾の里」は、京都と奈良の境目にあって、平安時代から鎌倉・室町時代にかけて浄土信仰の霊地として栄えたところ。
今も「石仏の里」として親しまれています。
行政的には京都府になっているため、奈良ソムリエのお勉強には出てこないんですよね。
だから、ここへ行くのはほんとに久しぶり。
前日までは雨でしたが、有難いことにお天気が持ってくれて、15人ほどが集まりました☆
浄瑠璃寺まで奈良交通バスで行き、そこからコミュニティバスで岩船寺へ。
岩船寺から浄瑠璃寺まで石仏の里を楽しみつつ戻る、というコースです。

岩船寺に行ったのは、もしかしたら学生時代が最後だったような…・(汗)
そのころは、草ぼうぼうだった記憶がありますが、今は整備も行き届き、なかなかいい感じ☆
岩船寺は聖武天皇の発願で行基によって建てられたとか。

岩船寺の名前のもとになったと言われる、石の風呂桶風のもの。
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境内には本堂と赤い三重塔が。
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境内を抜けて貝吹岩へ。
ここで僧兵がほら貝を吹いて連絡を取り合ったんでしょうか。
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恭仁京のあったところが一望できました。
これが本堂
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お昼ご飯を境内で食べて、ハイキング開始です☆

これは、眠り地蔵・・・・可愛いです
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そばには笑っているような阿弥陀三尊が
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辺りはきれいに草が刈られて、花が手向けられ、地元の人の信仰の厚さが感じられました。
こんな山道をしばらく歩くと
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阿弥陀如来
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燈明の代わりに狐茄子が供えられていました☆
そばには狐茄子の無人販売所があって、目を引き付けられましたわ。

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道の分かれ目に愛宕灯篭と大きな柿の木。
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藪の中三尊。
これが石仏の里で一番古い石仏らしいです。

二時間ほどで浄瑠璃寺に到着☆
ここは池を挟んで東に国宝の三重塔、西に同じく国宝の九体阿弥陀堂が建っています。
一年に二度春と秋のお彼岸には、太陽が三重塔から登って本堂の後ろに沈みます。
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京都から移築された三重塔。
本尊はお薬師さんで、秘仏になっています。
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三重塔から望む本堂。
池の面に本堂の瓦屋根が映っていますね。
本来は本堂の扉を全部開けて、池に映った九体の仏像を拝んだそうです。
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浄土式庭園の典型ですね。

お彼岸の中日に、太陽が三重塔と薬師仏の真後ろから昇り、阿弥陀堂の中央・中尊阿弥陀仏目指して夕日が沈む。
この世のものとは思われない景色だったことでしょう。

参道の横には無人の販売所
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浄瑠璃寺はバス停のそば。
色んなお土産を買い込んで解散しました。
お天気が持ってくれて、良い一日でしたわ♪









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by nagiwi | 2017-11-09 21:07 | ボランティアガイド | Comments(4)

10月に台風が二つ来て、あちこちで大雨の被害が。
そんな中、奇跡のように晴れ上がった依水園。
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満天星躑躅も紅葉が始まっています。
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これは10月26日の写真なので、今はもうもっと赤くなっていることでしょう!

10月28日には正倉院展が始まりました。
例年、正倉院展初日開館前に並んで、混雑する前に展示をゆっくり楽しみ、そのあと奈良をぶらぶらする
「酔狂会」をしています。
この日は、雨。
酔狂会をするようになって、初めての雨です(汗)

今回の展示の目玉は「緑瑠璃十二曲長坏」だと思います!
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濃緑色のガラス製の長い楕円形の杯。
ササン朝ペルシア風の形で、口縁に12の屈曲ができることから十二曲長坏とよばれるらしい。
表面には、ウサギがうずくまっているところや、チューリップみたいな花が陰刻されています。
ガラスの成分として鉛分を多く含んでいることから中国製らしいのですが、ペルシャの影響を受けてると思われます。
綺麗ですね~☆

これによく似た形の白い玉の長杯もありました。
こちらは、ホータンの玉でできているとか。
シルクロードを通ってやって来たんですね~☆

今回の初出品の品としては蜜蝋が。
蝋蜜、というのが正式名で、ミツバチの巣から作った蝋で、円盤みたいな形をしています。
お薬として、また蝋結染の材料などにも使われたそうです。

面白かったのは、花籠(けこ、と読むそうです)
一言で言うと、竹のザルで、今できたばっかりみたい。
散華の花びらを洗ったり、持ったりしたらしい、と書いてありましたが
ここで疑問が。
ここに盛ったのは何の花びらだったんでしょう?
今は、散華というと紙製品なのですけど、もともとは花弁だったんですよね~、もちろん。
蓮の花びらかな?

他にも興味深いものがいっぱいありました☆

博物館を出て、ランチは夢風広場の「カフェ・イルンガ」
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本日の限定ランチはミートボールのトマト煮でした。
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この日は、酔狂会始まって以来の雨模様だったので、ここから般若寺までタクシーで行って、
ぶらぶら歩いて「フルコト」に寄って興福寺の仮金堂を見よう!ということになりました。
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般若寺ではコスモスが雨に濡れて。
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伊行末作の十三重石塔の中から見つかった白鳳仏が特別公開されていました。

一日雨模様ではありましたが、何しろこの酔協会主催のかるほさんは稀代の晴れ女。
天気予報では大雨の予想だったのに、降ったりやんだり程度の小雨で済んで、
神通力にほ~んとに感謝感謝でしたわ♪

夕食は餅井殿通りの中の「とよあかり」
草鍋をがっつり頂いて、
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散会しました。
翌日は朝から大雨……予定変更を余儀なくされましたわ。




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by nagiwi | 2017-11-04 18:24 | 奈良 | Comments(2)

ほんとに暑い・・・・

台風が近づいてるそうですが、毎日毎日、ほんとに暑いです!

暑さの中、昨年亡くなった義父の納骨に京都の大谷本廟へ行って来ました。
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京都も暑い・・・・
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本廟前の池には蓮の花が咲いていました。
大谷本廟は、何と言いますか、受付に沢山の職員が並んでいて、何もかもシステム化されてて流れ作業的(汗)
納骨はスムーズに終わりました。
境内には、親鸞が修行したという石窟が。
ちょっと古墳みたい?
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さて、先週の火曜日はガイドの予約が入りました。
新婚旅行中のイタリアのカップル。
イタリアでは、他の国に比べて、宗教はとても強い影響力を持ってる、とかで、
仏教と神道についていろいろと質問がありました。
日本の印象を訪ねたところ、何もかもorganizedされているのがすごい、と。
丁度バスに乗ろうとしていて、一万円札しか持っておられなかったので、
そこにいたバス会社のスタッフに、
「両替できませんか?」と聞いたら「両替はしてないんですが」と言いながらも、
さっと走って取りにってくれたんですよね。
それを見て「イタリアではこんなことはあり得ない」と喜んでおられて、
同時に「イタリアにはあなたのようなボランティアでガイドをするという発想がない。
全部ビジネスになると思う」とも
話しておられました。

とてもきれいなお二人で、ガイドしてても楽しかった~!

今日は依水園の担当でしたが、観光シーズンにはいろんなゲストが来られますが、
この時期は日本庭園が好きなゲストばかりで、いつもにまして楽しい♪
今日案内したハンガリーからのゲスト(お父さんと大学生の息子さん)から素敵なものを頂きました。
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ハンガリーの民族模様がプリントされた眼鏡の袋と眼鏡ふきとハンガリーのお菓子です☆
喜んでもらえたんだな、と、幸せな気持ちになりました。

その他には、四川からの三人家族と、上海からの女子大生二人。
どちらもインテリジェントな、ステキなお客様でした!




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by nagiwi | 2017-08-07 00:54 | ボランティアガイド | Comments(4)

長谷寺に行きました☆

ベビーが生まれる二日前の6月19日、長谷寺に行ってきました。

数年前、日本に8つある国宝の十一面観音を全部見よう!と、友人とあちこち見て回ったのですが、
その友人から最近
「長谷寺の観音さん、まだ見てない~!」とクレームが入りました。
「いや、長谷寺の観音さんは重要文化財で国宝じゃないから~。」
と私。
「けど、見に行きたい!」というご要望が入ったので、ちょうど「春の特別拝観」に間に合うように
急遽行ってまいりました。
6月が春かと言うと、ちょっと違うような・・・・けど、特別拝観なら本堂には入れるし、ね☆

これがほんとに暑い日で(汗)駅から「暑いなあ」「暑いね」と歩いていくと、
長谷山口坐神社が。
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山口神社、っていうのは山の登り口にあるから、そういう名前が付いたのよ~、などと
知識をひけらかしながら少し行くと、こんな小路が

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面白そう!と入っていくと
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多分神社はまだ山の上やね、帰りに体力が残ってたら行ってみよう!とここで引き返し、長谷寺に向かいましたが
実はそろそろお腹が減っていた(汗)
丁度目星をつけておいたお蕎麦屋さんが目の前に。
ここは、老舗の造り酒屋さんが登録文化財の自宅と庭で、お蕎麦屋さんをやっておられるらしい。
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趣のあるお庭とお座敷
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鴨南蛮セットを頂きました。
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お腹がいっぱいになって元気が出てきたので、また歩き出しました。
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長谷寺鎮守社で地主の神として信仰を集める 與喜天満神社。
このうえは天然記念物の与喜山暖帯林。
我が国の暖帯北部における代表的な林相を示す森林、と桜井市のホームページにありますが
ここでも先ほどと同じフレーズ「帰りに体力があったら登ろうね」を繰り返し(汗)
長谷寺へ。

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美しい石段を登ると
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緑が滴るように美しい
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ご本尊の観音様は、右手に錫杖左手に水瓶を持つ長谷寺式の十一面観音。
高さは10メートル余りの日本最大の木造物としても有名です。
特別拝観なので、お足に触り、周りをぐるりと一周してお参りできました☆
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長谷寺の本堂は京都の清水寺と同じく舞台造り(懸造り)で大悲閣とも呼ばれていて、そこからの眺めが抜群!。
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見渡す限り山に囲まれて、「こもりく(隠国)」の枕詞にふさわしい景色。
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ゆっくりお寺からの景色を楽しんで、帰途につきました。
・・・・・・・途中でコーヒーを飲んだりソフトクリームは食べましたが、どの神社にも行きませんでした(劇汗)
次回はきっと、行こう・・・・・・・・

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by nagiwi | 2017-07-15 01:08 | 奈良 | Comments(2)

二月に入って気温が低く、ちらちら雪の舞う日が続いていました。
こんな風に雪が積もった日もありました~。
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さすがに観光客も少なくて、奈良公園も静かです☆
少し前までの奈良みたい。
冬枯れの依水園です。
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この時期の依水園には、花も咲いてないし、底冷えがして寒いのですが、それでも外国からのお客様が、三々五々、来られます。
多分、日本人より多いのではないかと。

奈良市の総合案内所で「英語の無料ツアがあります」というご案内を出していて、私は月に二度担当しているのですが
2月7日、日本人女性から「英語でガイドしてほしい」という依頼がありました。
いや~、どうしよう~、と悩んだんですが(だって、英語がペラペラの人だったら恥ずかしい!)
「奈良が大好きで、来年は奈良検定の二級を受けたいんです」とおっしゃったので、
「あら~、私ソムリエなんですよ~、日本語と英語のちゃんぽんでよかったらご案内します」と
エラソウに(笑)言ってお受けしました。
今回は、秋篠寺と、奈良町とその近くにある静観荘を見てみたい、ということだったので
秋篠寺と西大寺と奈良町を、日本語メインで(笑)ご案内しました。
(ソムリエのカードを持ってたので秋篠寺も西大寺も、私は無料です。カード、初めて使ったの~!)
西大寺駅からバスで秋篠寺に行き、徒歩で西大寺をご案内。
その後、近鉄で奈良駅まで戻って奈良町を歩き、静観荘へ。
この静観荘は、その昔遊郭だったのが料理旅館になり、最近は外国人観光客が沢山泊まっておられます☆
私の実家はここから徒歩数分だったので、一、二度食事に入ったことがあったのですが、
その時のおぼろげな記憶では、中庭があって回り廊下に囲まれてたような・・・・
中には入れないんですが、玄関は、遊郭の名残か唐破風の屋根で、とても面白がってくださったので、良いご案内になりました☆

もう一度は、オーストラリア人の若い歯医者さんで、
「毎日三キロランニングしてるから歩くのは得意!」
「三時間で名所を回りたい」
というご要望だったので、せっせと速足で歩いて、興福寺、春日大社、東大寺、と回ったら、
最後は少しお疲れでした・・・・・ちょっと速足すぎたかな?(ニヤリ)
日本人のばぁばは、結構タフなんですよ~(笑)

2月14日はバレンタインデー。
友人からいただいたチョコレートなんですが、
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彼女のお友達の息子さんがベルギーでショコラティエをされてて、そこから送られてきた、直輸入品☆
飛び切り美味しいのは言うまでもありません!
夫に一つ上げて、残りはこっそり隠し、私が一つづつ大事に頂いています
・・・・味のわからない人にはあげたくないのよ!(爆)

今日は寒さが緩んで暖かです。


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by nagiwi | 2017-02-16 10:35 | 奈良 | Comments(4)

二月になりました☆

1月の末に、柳生街道を歩いてきました。
これは、奈良市の東部地域に外国人観光客を誘致しようと、奈良市と某旅行社が共同で行った
外国人留学生対象のモニターツアのガイドでした。

いや、最初このガイドを依頼されたときは、円成寺辺りのガイドをするのかな~と思ったのですが
依頼を承知してから送られてきた某旅行社からのメールによると、
朝8時に近鉄奈良駅集合で、滝坂口から柳生までの18キロを歩く、と!(汗)

あの、ちょっと待ってください!!!!
滝坂口から柳生まで、登るってことですか???
いやや~、堪忍してほしい~~~、だって私、上りは死ぬほど嫌いですし~~~(劇汗)
それに、なにより、
柳生から奈良市内へ、どうやって降りてくるの?
バスで降りるのなら、最終バスって5時やん!(今は真冬なので、柳生の5時は多分、暗くなり始めてるはず)
それに、そのルートで行くと、柳生に入る直前に、とんでもない急な坂があるよね?
あれ、わたし、無理!
その日の行程のほぼ最後にあの急坂って、しんどすぎる~~!!
このルートをほんとに登る気なら、だれかもっと健脚な人に代わってもらったほうがいいわ、と思って、

旅行社に、上記の内容を少しやんわりとオブラートに包んで、
健脚な人ならともかく、普通は、柳生までバスで登って、降りてくるんじゃないでしょうか?
それなら最終バスの時間を考えなくていいし・・・・
とメールしたところ、私の意見を取り入れてくださって、柳生までバスで行き、降りてくることになりました。

当日は近鉄奈良駅8時集合(汗)で、奈良女子大学に留学中の学生さん7人(うち一人は男性!?!・・・大学院に特例で留学中らしい)と旅行社の担当さん2人と待ち合わせ。
曇り空ながら暖かな日でしたし、留学生さんは皆さん日本語が堪能で、お仕事は少なそう☆
8時19分のバスで柳生着9時過ぎ。
このモニターツアは、外国の人向けの地図と道標を整備するために行われるので、
道案内はせず、ゲストさんに自分で道を探しながら歩いていただいて、問題個所を教えていただく形になります。
とはいえ、一気に駆け降りる、というわけにもいかないので、
ポイントを決めてそこまで自由に歩いてもらって集合、軽く説明して次のポイントに向かう、ことにしました。

まず最初のポイントは天乃岩立神社。
この神社は、柳生石舟斎が修行中に、天狗だと思って一刀のもとに切り捨てたら岩が割れていた、という伝説のある一刀石で有名です。
他にも巨石がいくつかあって、古代には柳生では巨石信仰が盛んだったようですね。
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ここから二つのグループに分かれて、疱瘡地蔵を目指します。
私は当然、ゆっくり進むグループ(笑)
私のグループは、中国本土からのお嬢さん二人と台湾からの留学生一人の計三人。
中国は儒教の国なので、私のような年長者(婆、ともいう)(笑)にはとても優しい!
段差が大きい時は手を引いてくれるし、休みましょうか、と声をかけてくれる~♪

疱瘡地蔵は正長元年徳政令碑文でも有名なんですが、この説明はちょっとマニアックすぎますね…

この後、最初の急坂!
阪原峠は、別名かえりばさ峠、とも呼ばれるそうで、昔、大柳生から柳生の里にお嫁に来た人は坂のてっぺんでふるさとを振り返った、という言い伝えがあります。
ただ、この急坂は、柳生からは下りなので、比較的楽チン。
柳生から大柳生には行きやすいけど、大柳生から柳生には攻め込みにくかった、ってことですね。

大柳生の集落の中を通ってお藤の井戸、南妙寺から夜支布山口神社への道は、上り下りも少なく、里の風情を楽しみながら、ゆっくり進みました。
・・・・・・私のグループのお嬢さん方は、平らな道に差し掛かるととたんにスピードが落ちて、写真を撮ったり、おしゃべりしたり。
先のグループの欧米からの皆さんは、とにかくセッセセッセと歩かれたようで、山口神社で30分程差が付きました。

山口神社から少し行くと、白砂川が蛇行したところに勧請縄がかかっていました~。
この後前半の中では一番しんどいダラダラ登りが小一時間続き、ようやく円成寺に到着。
1時半ごろでしたか、遅めのお昼ご飯にありつきました。

円成寺は、運慶作大日如来像と春日堂、白山堂、という三つの国宝があります。
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大日如来のまつられている多宝塔
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春日堂と白山堂
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お庭は奈良では珍しい浄土式庭園。
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時間がなくて、本堂は外から眺めただけ。

このあとはそこまでの急な坂道はなく、少し登った後はなだらかな下りが続いて歩きやすい。

峠の茶屋を過ぎると、石切峠。
ここで、地獄谷へ行くか、街道沿いになだらかな道を下るか、ということになり、
足が疲れてきた、という女性一人を除いて、皆さん地獄谷へと下られました(汗)
私はその女性一人と一緒に街道をゆっくりと楽しみながら下り☆首切り地蔵で待ち合わせ!
いや、あの地獄谷は大変だわ・・・・・
これは、下見に歩いた時の写真ですが、こんなふうに、狭くて急で手すりもない道で、崖に鎖が張ってありました!
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崖からは氷柱が下がってたし・・・・
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私たちが20分ほどでついた首切り地蔵まで、地獄谷を回ると一時間ほどかかり、4時前になってしまいました…
この後滝坂の道を大急ぎで(この滝坂の道、敷石が滑って歩きにくいことおびただしい!)
途中の朝日観音も夕日観音も無視(笑)して、ひたすら足元だけを見つめて歩き、
ゴールの飛鳥中学校の正門前についたときは5時を回ってました(劇汗)

タクシーを呼んでくださって近鉄奈良駅まで帰ったのですが、駅に着いたときはそろそろ暗くなっていました。
いや~、暗くなる前に帰れてよかったですねえ!と旅行社の人と喜び合ったのですが
どう考えてもこのルートを一日で歩くのはちょっと無理がありそう、ということでも意見が一致しました。
健脚な人ならともかく、普通のハイキング感覚にはちょっとハードで、途中であたりを見回す余裕もなく歩くしかない、って感じになりそう。
もう一度同じような調査をする、とのことでしたが・・・・・・・またこのルートなら、私を誘わないでほしいな~(笑)

とは言え、参加の学生さんたちはとても元気よく歩かれたし、
私にとっても、ほぼ20キロの山道を歩けた、というのはちょっと嬉しいかも。

たいそう疲れた一日でした、はい。












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by nagiwi | 2017-02-11 02:48 | ボランティアガイド | Comments(0)

「まことにはかなきものは、ゆくえさだめぬものおもい。風の中に巣をくう小鳥」(作高橋睦郎・・・多分)私なぎの物思いの幾つかを・・・