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風の中の小鳥

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「まことにはかなきものは、ゆくえさだめぬものおもい。風の中に巣をくう小鳥」(作大手拓次)私なぎの物思いの幾つかを・・・

飛鳥周遊ウォーク☆

5月22日(土曜日)、毎年恒例の飛鳥周遊ウォーク「談い山から飛鳥へ」ー大化改新への道のりーに参加してきました。
今回の道のりは、談山神社に集合~気都和既神社~石舞台~伝飛鳥板葺の宮~大原神社~入鹿の首塚と言うコース。
講師はいつもの上野先生と水野先生です♪
談山神社から石舞台への道は歩いたことがないし、距離は7キロと手ごろな感じで、すごく楽しみでした!

この日はからりと晴れ上がった青空が美しく、飛鳥ウォーク日和♪
桜井駅からバスで25分ほど揺られ、談山神社のけまりの庭に集合したら、かるほさん、ゆずさんご夫妻、たらちゃんご夫妻(ごふさい、よ!)(笑)yumekoさん、 punipuniさん、ひろこさんなど、嬉しい顔ぶれにお目にかかりました☆

談山神社は中大兄皇子と藤原鎌足が大化改新を談らい合った山が社号の起源となっていて、もとは妙楽寺と言うお寺でしたが、明治の廃仏毀釈で神社となりました。
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青空に映えて美しいこの十三重塔は、木造のものとしては日本唯一。

宮司さん、上野先生、水野先生の御挨拶の中でここには折口信夫の歌碑があること、宮司さんも上野先生もそして水野先生も折口信夫とは浅からぬ御縁があることを伺い、先日上野先生の「魂の古代学」を読んで感銘を受け、折口信夫の「死者の書」も読んじゃった私は一人ホクホクでしたわ~ん。

出発まで少し時間があるので、秘仏の談峯如意輪観音を拝観した後、本殿を拝観
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拝殿にはこんなものがありました…百味の御食・・神饌ですが、ビーズ細工みたいにきれいですね。
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さて、ここで、談い山(神社の裏にあります)と御破裂山(談い山より高い)に登ることが判明(汗)
談い山は中大兄皇子と鎌足が密談した場所で、御破裂山は日本にことがあるとき破裂するという恐ろしい山(怖いよ~)
けまりの庭で待ってても良いんですが、一時間ぐらいで行けるという甘い誘い(ってだれも誘ってなかったけど)に乗って、ついつい登ることにしてしまいました~。
で、その決心を私はすぐに後悔しました・・・・こんなに狭い道幅の急な坂道だなんて知らなかったよ~(泣)
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上野先生もちょっと後悔気味だと思うのは、私の気のせい??
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御破裂山には藤原鎌足の墓があるそうです。
もうイヤ、って言う感じの山道でした・・・・もしこんなところに夫の親族の墓があって、年に一度お墓参りに来いと言われたら、私、実家に帰らせていただきます!(笑)
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ひろこさんに教えて頂いた、自生の鳴子百合!
自生のものは初めて見ました…見てても気が付いてないのかも?(汗)
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これは、こんにゃくいもの花。
確かに里芋やカラーの花と形が似てるけど、色が珍しいですね~。

登れば下るのが人の世の習い(涙)

とっとこ下って、けまりの庭で待っておられた方たちと合流して、石舞台に向かってくだったんですが…
この下りがすごかった(汗)
二人並べないほどの狭い道幅で、木の根や石がごろごろしてて、雨が降ったら川になるに違いないような、そんな道で、高取城からの下り道を思い出しました(劇汗)
先日膝を痛めて少し心配だった私は、サポーターをして行ってたので、膝はなんとか無事でしたが、太ももがぴくぴく(笑)
幸い、高取城とは違って、スタッフさんや学生さんが道案内をして下さったり、あぶなかったら助けて下さったおかげで、なんとか降りられましたわ☆

下ることしばし、ペッたんこの広い下り道に出た時は、文明のありがたさに震える思いでした(笑)

この日最初のポイント、気都和既(きつわき)神社(もうこの森)に到着。
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水野先生のお話によると、きは「け」わきは「わけ」という尊称であって、「みけつ」即ち食事の神のことであったろうということです。
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この神社は細川沿いの中州にあって、食事の神、稲作の守り神だったんでしょうね。
鳥居に稲が下がってました。
もうこの森、は説明板には
「大化改新で中臣鎌足が飛鳥板蓋宮で暗殺した蘇我入鹿の首に追われて、ここまで逃げ込み「もう来ぬだろう」と言った」とありますが、上野先生によると、もうこ、とは蒙古のことで、怖いものを象徴する言葉だったのだろうと。
なるほど~☆

ここからは、明るい日差しの中をだらだら下がりで、あたりを見回す余裕も出てきました。
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薊☆
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川音は心を癒してくれますね。
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定家葛。この名前は、式子内親王を愛した藤原定家が、死後も彼女を忘れられなくて葛に生まれ変わり、式子内親王の墓にからみついたというお話に基づいてるそうです。
式子内親王は藤原定家より13歳年上だそうですが、定家って年上好みだったのかしら(笑)
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これはスイカズラ。甘い香りが辺り一面に漂ってました☆・・・・・と思ってたら、ひろこさんからこれは定家葛の花ですよ、との御指摘が!
写真のフォルダーを確認したら、見つけました☆
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これがほんとのスイカズラです!
確かに定家葛とは花の形が違いますね。ひろこさん、ありがとうございました☆
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日本茜。
この根っこは草木染めの染料になりますが、最近は減ってるので、ほとんど輸入らしい。
昔はいっぱい自生してたんでしょうね~。

これらの花は、全部、ひろこさんに教えて頂きました!
ひろこさん、ありがとうございました☆

ようやく石舞台に到着し、多武峯を振り向いてみたら…ほんまの高い山でした(汗)
あれを下ったと思うと、ちょっとびっくり。
とうのみね、という名前は、峰が重なって撓んでいる、と言う意味だそうで、飛鳥びとから見た多武峯ってそういう印象だったんだそうですが、ほんとにその通りだと思いました!

お昼御飯のあと、水野先生のお話♪
今回のテーマの藤原鎌足と言う人は、とっても有名な人ですが、政治の表舞台に立ったことは少なく、天智天皇を陰から支えた人でした。
その鎌足は、息子の定慧によって御破裂山に埋葬されたことになってますが、1934年高槻市の阿武山で、漆喰の石室と漆塗りの棺、玉枕そして金帽子をかぶった遺体の入った古墳が発掘されました。
鎌足は「大職冠を賜った」と言われていることから、この金帽子の遺体が鎌足では?という疑問が生まれ、今日に至っています。
しかし、水野先生によると、帽子と冠は違うものなので、どうかな~???と言うことでした☆
どうなんでしょうね♪
ここで水野先生とはお別れ。

上野先生と御一緒に平坦な道を(嬉しい!!)歩いて、飛鳥板葺の宮につきました。
例の井戸端に座り、お話を伺います。
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この飛鳥板葺の宮は、飛鳥川と甘樫の丘を望む場所にあるんですが、初夏の日差しにお尻の下の石はほかほか(笑)

今日の最初のお歌は藤原鎌足の
「 吾はもや 安見児得たり 皆人の 得かてにすといふ 安見児得たり」
この歌は、天皇の女である采女を得ることができた喜びと、それほど天皇に信頼されている喜びという、人生無上の二つの喜びを表わしているそうです~。
鎌足と中大兄皇子の結びつきの強さを如実に表すお歌なんですね。

次のお歌は舎人親王に献じた
「ふさ手折り 多武の山霧 しげみかも 細川の瀬に 波の騒ける」と
それに答えた舎人親王の
「ぬばたまの 夜霧は立ちぬ 衣手の高屋の上に 棚びくまでに」
の二首のお歌。
舎人親王は細川の上流に、献歌をした人は下流にいて、二人は多武峯の上流は霧が濃いという常識を共有している仲で。
下流の彼女が、多武峯の霧にかけて「あなたをいつも思ってます」と胸の思いを吐露し、舎人親王は「夜霧は高い建物のずっと上までたなびいているよ」と答える…
う~~ん、真昼間じゃなくて、一献傾けながらお聞きしたいお話でした~(うっとり)

このあと、大原の里へ。
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ここは鎌足生誕の地で、産湯の井戸もあります(ほんまもんかなあ?)
また、万葉集の天武天皇から藤原夫人に贈った
「わが里に 大雪降れり 大原の ふりにし里に 降らまくはのち」
と言う歌の舞台になったところ。
藤原夫人は鎌足の娘の五百重娘だそうですし、ここは藤原氏の里だったんでしょうか。

その後、万葉文化館の周りをぐるっと歩いて、入鹿の首塚につき、一応ここで解散です。
7キロとはいえ、下りが急だったせいかかなり疲れましたが、そこから飛鳥資料館のキトラを見に行きました☆
タダ券を持ってたんですよ~(笑)

皆さんご存じのように、今年はキトラ古墳の四神壁画が全部公開されてます…が、その割に混雑は少なく、って言うか、待ち時間ゼロ。
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何時だったか、二時間近く待ったことがあったのに、今年のこのありさまは何???
とはいえ、空いてる方が良いに決まってるわ~♪
青龍は顎と爪位しか見えないけど(汗)あとは結構はっきり見えました。
やっぱり全部一度に見ると、頭の中で石室を描きやすくて良いですね☆

翌日に親戚の法事を控えていた私は、あとのお楽しみを泣くなくパスして
皆さんにお別れをしました・・・・・・
初めてのコースはなかなか面白かったですが、もう一度あそこを歩くかと聞かれたら…
相当躊躇います(笑)
来年は、距離だけではなく斜度も確認してから参加しよう、と心に決めた私でした(笑)。


余談ですが、翌日の法事で一時間ばかり正座をしたら、太ももの前側が攣ってましたわ~(汗)
# by nagiwi | 2010-05-30 01:15 | 奈良 | Comments(6)
地球温暖化はどこへ行ったの?と言いたいような気温の低い日が続くかと思うと、
突如として真夏のように暑かったり、
春らしい日が少ないまま、梅雨に突入しそうな今日この頃です…

その天候不順の間、
流石にちょっと体調を崩しかけたのに加えて、
右膝をねんざしてしまうし、
お出かけはぎっしり詰まってるし、
アフリカにいた息子は出張で三日ほど帰ってくるし、

なんだか落ち着いてPCに向かう余裕がありませんでした~。

昨日、一昨日と久しぶりに一日中在宅し、だら~っと過ごした結果、
気力が回復してきたみたいです☆

と書くと、なんだかずっと気力がなかったみたいなんですが、ま、そんなことはありえません(笑)

この一カ月ほどの間に
☆信貴山朝護孫子寺に行って、信貴山縁起絵巻を見、金運のお守りをゲット☆
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すごくご利益がありそうな日本一大地蔵尊
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中秘仏の毘沙門天立像が特別公開中でした。

☆雨の中、春日大社神苑の藤を堪能☆
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雨のせいか、甘い香りがいっぱい♪
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今年は例年よりも満開が遅かったようです。

☆長男一家とバーベキューパーティ

京都承天閣美術館柴田是真の漆器を☆

京都文化博物館池田重子コレクションを☆

☆次男の出張とアフリカへの帰国☆

☆千住真理子のバイオリンコンサートへ☆

璉珹寺(紀寺)へ☆
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このお寺は、明日香の小山廃寺が平城京へ移されたが、のちに紀有常によって再興されたとか。
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上半身は裸形で袴姿の阿弥陀様は光明皇后をモデルにしたそうです。
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境内は、蕃茉莉花や
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大山蓮華の香りでむせかえりそう
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脇侍のカヤの木の一木造りの観音像が印象に残りました。

とまあ、これだけ行事があったら…そりゃあ、疲れますよね(笑)

この間、ひざの具合がいまいちで、土曜日の明日香ウォークに行けるかどうか不安だったんですが、なんとか回復しました!

明日からまた連日予定が入ってますが、土曜の明日香ウォークを楽しみにがんばります♪
# by nagiwi | 2010-05-19 20:56 | お寺と仏像 | Comments(10)

河内観心寺

4月17日、河内観心寺にある国宝如意輪観音
年に一度の御開帳に行ってきました。

このお寺は、役行者の建立になるものでしたが、空海によって北斗七星が勧請されてのち
真言宗のお寺になったそうです。
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年に一度の御開帳が土日と重なったせいか、境内にはたくさんのボランティアさんがおられて、
駐車場はほぼ満員。
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それに、今年初めてと言っていいほど暖かで、いいお天気!
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後醍醐天皇の信仰厚く、金堂は楠正成によって作られたとか。
南北朝時代には後村上天皇の御在所もあったそうです。
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境内には梅林や桜、椿、つつじ、そのほかさまざまな草花が植えられて、
花の寺25ケ寺の一つに数えられています。
今は楓の若葉が花のよう。
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美しい国宝の金堂の中は、ほぼ満員。
ご住職のお話を聞かせて頂きながら拝見した如意輪観音は、
平安時代の作でかやの木の一木造り、109センチ。
馥郁としたお顔は、法華寺の十一面観音にどこか似ておられました。
法華寺と同じく、嵯峨天皇の皇后橘嘉智子がモデルだと言われていると聞いて、納得。
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境内には、楠正成の首塚もあります。

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緑滴る境内の小道。
楓と桜が植えられてます。
花の季節や紅葉の季節は、さぞきれいでしょうね!
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閑散とした山寺をイメージしていたのですが、実際には、山懐に抱かれた、
暖かみのある美しいお寺でした。
が、何より綺麗だったのは、この日の青空!
血汐紅葉の赤と、若葉の緑色と、針葉樹の濃い緑、そして青空の対比を見て、
ほんとの春がやってきたんだなあと実感☆
# by nagiwi | 2010-04-20 12:04 | お寺と仏像 | Comments(7)

桜いろいろ

今年は桜・・特に染井吉野の見ごろに忙しくて、なかなか満開に出会えませんでした。

それでも、帰国していた孫たちと一緒に大阪城へ行った時は、丁度染井吉野が満開!
開花は早かったものの、その後気温が低かったせいで、満開が長く続いたんですね。
そう言えばこの日もとっても寒かったです…
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孫たちが帰国した痛手からようやく回復して(笑)4月12日に平安神宮に友人と行きました。
ここの紅枝垂れ桜は私のお気に入りで、ほぼ満開…のはずだったんですが、なぜかこの日は、雨!
前日までずっといいお天気だったのに、ひどいわ・・・
でも、平安神宮は、お庭が四季折々に美しいように作庭されているので、雨でもなかなか風情がありました~。
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これはなんという桜でしょうか、染井吉野より一回り大きくて、愛らしい。
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雨に煙る枝垂れ桜
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池には花弁が浮かび、雨の波紋も美しいですね。
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すっかり冷え込んだので、「平安ぜんざい」で温まりました☆

4月14日には、原谷苑へ。
ここは、紅枝垂れ桜が、この世のものとも思えないほど咲き乱れていて、何度訪れても、その度に心奪われる所です。
この日は、すごく寒かったんですが、快晴で空は真っ青でした☆

やっぱり桜には青空が似合いますね~。
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どこまでも桃色の枝垂れ桜が滝のようになだれ落ちてます
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桜の下に美女二人~(笑)
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ここには枝垂れ桜のほかにも、いろんな種類の桜がありますし、
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そのほか、雪柳、山吹、石楠花など、色とりどりの花でいっぱい。
係りの人は「散るときが素晴らしいですよ」と・・・・そうでしょうね~!
見たいわ~!

原谷苑と日光東照宮は、死ぬまでに一度は見ておくべき、と言われております(誰に?)(笑)

この日はお室の仁和寺の桜も満開だったので、そちらに回りました。
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ここの桜は木が大きくならないことで有名で「おたふく桜」(ハナが低いが人には好かれる)と呼ばれてます。
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ほんとに、ちょうど目の高さに丸い花びらの温かみのある花があって、見やすいし、桜の香りが辺り一面に漂っています。
桜の香りって、桜餅のにおいと同じなんですよね~(笑)。

この仁和寺が、京都の桜の最後なんだそうですが、この日は寒くて、寒くて。
とても四月中旬とは思えませんでした。

来年は、染井吉野の満開と、吉野山の山桜を見たいな☆
# by nagiwi | 2010-04-17 00:41 | 雑記 | Comments(6)

たった二週間なのに

3月27日にアップしてから、たった2週間が経っただけなんですが、
いろんなことがありすぎて、疲れました~。

実は、アフリカにいる次男のお嫁ちゃんと孫二人が
27日から9日までの予定で帰国してたんです。
息子は仕事の都合でどうしても帰れなかったのを幸い(笑)しっかり遊ぼう!と
双方の両親で計画してたんですが。
帰国してあちらとの気温差から孫娘(息子によると天使、ですって!)(笑)が
風邪をひき、その上、日本とのカルチャーギャップで御機嫌斜め・・・
熱は無かったものの顔色が悪くて、やむなく、こちらに来てもらうのをあきらめました(涙)。

そのかわり、私はせっせとあちらにお遊びにうかがって(にっこり)
ようやく天使(笑)の体調も良くなり、
お嫁ちゃんのご実家に長男一家ともども招待していただいて、
土曜日には食事会で盛り上がろう!と楽しみにしていたところ、

木曜日に私の伯父が急死!
確かに85歳と高齢ではあったんですが、亡くなったその日まで元気で。
外出してデパートで美味しいものを買い込み、
夕食を伯母と二人で食べてる最中に、腹部動脈りゅうで亡くなりました。
家族の心中を思うとほんとにお気の毒でした…

で、金曜日にお通夜、土曜日がお葬式で…
私はお食事会に喪服で駆け付けたという(汗)
…って、喪服でも行くんかい!って感じですね、ハイ行くんです・・・・

で、日曜日には本来はみんなで私の父にヒマゴの顔を見せに行く予定だったんですが、
天使ちゃんがまだ鼻をたらしてるので、私と長男一家だけで行くことになってて。
お嫁ちゃんが着物を着ていきたいというので、私もそのつもりで待っていたところ・・・・

夫の父が倒れたのです!!
ぎゃ~と叫んで、私は病院へ駆けつけ、長男一家は私の実家へ。

病院に行ってみると、義父は譫妄状態(汗)
呼びかけにはこたえますが、自分の名前も分からず、左手左足が思うように動かない…
脳内出血は見られないので、梗塞を起こしたのだろうという診断でした。

何しろ普段から力の強い人なので、譫妄状態で起き上がろうとすると、ほんとに危なくて…
ただ、幸いなことに、午後になると少しづつ症状は治まってきて、
夜には自分の名前が言えるようになりました(ほっ)

そして次の朝には起き上がって一人でトイレに行けるようになってた~。
いや~、ベッドに普通に座ってる義父を見た時は目を疑いました。
恐るべき回復力です!

で、まあ、私は、これ幸いと、お見舞いもそこそこに、午後から孫たちに会いに行きました(笑)
上の孫と、交通科学博物館に行く約束になってたもので、ね。

その後も、病院に行って、孫に会う、を繰り返してるうちに、義父はどんどん良くなり、
2日で食事は普通食。
手足の後遺症はかけらもなく、退院するから迎えに来いとの電話があったのが水曜日で、
金曜日にはほんとに退院しちゃいました!!
1週間かからなかったんですよ~、すごいわね~。

そして、その金曜日は、次男一家がアフリカに帰国する日(涙)
午前中に義父を病院に迎えに行き、
午後からみんなを空港へ送って行きました…

なんかもう、怒涛のような日々で、喜びも悲しみも、不安も安心も、
ぎっしり詰まった2週間で。

幸い昨日の夜には無事アフリカに到着したよと電話があり、ほっと安心しましたが
今日はがっくりさびしい1日でした。

普通の暮らしに戻るにはしばらくかかるかな~。
# by nagiwi | 2010-04-11 17:21 | 雑記 | Comments(12)

「まことにはかなきものは、ゆくえさだめぬものおもい。風の中に巣をくう小鳥」(作大手拓次)私なぎの物思いの幾つかを・・・


by nagiwi