何を選ぶか…
といってもプロのコンサートというわけではありません。
友人の大学時代の同級生の方が
京都のキエフというロシア料理店でシャンソンのライブコンサートを行われたんですよ。
友人も歌い手さんも、私より数歳年下でしょうか、
学生時代の専攻は音楽ともシャンソンとも全く無関係らしくて、友人も「あの彼女が?」と半信半疑だったそう。
ちらりとお見かけしたところ、すらりと背が高く、はなやかに美しい方☆
こじんまりとした会場でしたが、お若い方から高齢の方まで、60余りの客席は満席でした!
コンサートの前にお食事です。
ここキエフはロシア料理で有名ですが、
加藤登紀子さんのお兄さんが経営しておられることでも知られています。
マイクを持ってご挨拶されているのがその方。
ロシア料理って、ボルシチとピロシキぐらいしか知らない・・・・
これはオードブル
私のメインは白身魚のクリームソース。
この後、アップルパイと、薔薇のジャムを入れたロシアンティーが美味しかったですよ。
お腹が一杯になったところで低くつやのある歌声が聞こえて、コンサートが始まりました。
私は、そもそもシャンソンってほとんど知らないんですが、
そんな私でも聞き覚えのある14曲を、15分の休憩をはさんで、
見事なフランス語(といってもわかりませんが)(汗)と日本語とで歌い上げられました。
同席の方に聞いたところ、フランス語も英語も堪能で、翻訳もされるほどだそうで・・・・
厚みのある、見事な歌声でしたわ~!!
あれだけ歌えるって、相当だと思います…・
歌の合間にいろいろお話される中で、
このコンサートのテーマは「選択」だとおっしゃって。
プログラムには、ヴィクトール・フランクルという人の
「どんな状況においても、たとえ強制収容所という極限状況でも、人間には選択肢が与えられている。そして、そのどれを選ぶかはその人の選択である。すべては、その人がどういう人であるかにかかっている」という言葉が書かれてありました。
深いですねえ…
若い時にはよくわからなかったかもしれないけど、今は大変よくわかります☆
友人と二人、
豊かに生きてはるねえ・・
と感嘆しつつ帰途につきました。
で、この日私が選択した着物と帯。
心が豊かな人の歌声、想像するだけでも栄養になりそうです。
お着物、素敵ぃ~!
いい色合いですねー。なんてオシャレなんでしょう。
帯がまた可愛くて、カラフルで、夢がある~上質なお着物にこの帯で…
さっすが~和風じゃない席に合う着こなしですね!
ホントにねえ、いかにも大人だなあっていう感じのコンサートでした。
歌で自分を表現したり、心を伝えるって、素晴らしいですよね!
表現すべき自分があるってすごいことだし…・
コンサートを聴きに集まられた皆さんが、それぞれにおしゃれだったのも、素敵でした☆
シャンソンなんて生で聞いたことありません。大人の恋、って感じの歌ですよね。お料理も興味深く拝見しました。ビーツのお料理おいしそう~ ドストエフスキーの登場人物たちはこういうの食べてたのね。
絞りの着物、おしゃれですねえ。わたし、絞りに弱いんです。象の帯は、着物雑誌で見かけていいなあと思ってたのと似てますわ。これに翡翠の帯留めとか、したいなあ~
フランクルは学生時代一部だけ講義で読みました。夜と霧がなんとか…でしたっけ?
夕べじゃなくておひるでした(笑)
私もシャンソンを意識して聞いたのは、初めてでした!
でも、スタンダードなものばかりだったらしく、聞いたことがあるような曲が主だったのもあって、楽しめましたよ~♪
ロシア料理って、そば粉の入ったパンも、ボルシチみたいなスープも、杖合わせのマッシュポテトも、甘みがありました。
ロシア料理って甘いのかな?
絞りの着物は…ちょっと膨らんで見えるので、私向きじゃないかも(汗)。
フランクルって精神科医で、ナチスの強制収容所時代の経験を「夜と霧」っていう本に書いたんだそうですね。
そういう人が言った言葉だと思うと、すごく重みがありますね!
プロフィールの画像を拝見して、もしや・・?と思ったら~。
やっぱりこれ、帯だったんですね。
素敵素敵素敵ー!可愛いのに安易なメルヘンって感じはしなくて、やはり良い色使いで染めが良いからなんでしょうねぇ。
イイナァ・・・こういうの欲しいなぁ・・・・・
お着物は所々白抜きになってるんですね!
これまたオシャレ。
絞りってホント膨らんで見えちゃいますけど、頂き物で昨秋初めて着ましたが、思ったより着心地良い物ですねぇ。
連投で、失礼いたします。
日本人の歌の表現はシャンソンに向いているのだとか。
良い歌い手さんがいっぱいいますよね。
プロではなくお勉強されてコンサートを開かれるなんて、素敵ですねぇ。
この象さん、いいお顔ですよね。
お嫁ちゃんに何か・・・・・と思って出かけて自分のを買っちゃった、のです。てへ(汗)
絞りは着つけが難しいですけど、体に柔らかく馴染んで、いい気分なんですよね。
シャンソンって、暗くて、でも強くて、この方にぴったりで素敵でした。