京都相国寺で
「若冲展 釈迦三尊像と動植綵絵120年ぶりの再会」が
開催されてるのを見に行ってきました。
相国寺は、相国寺は臨済宗相国寺派の本山で、
相国寺派には金閣寺・銀閣寺などが含まれてます。
すごく立派なお寺ですね~。
江戸時代、京都錦小路の青物問屋の息子に生まれた若冲は、
絵を描くことにしか興味を示さなかった人で、
家督を早々と弟に譲り、80歳までの一生を絵を描くことに専念したそうです。
彼は相国寺の大典禅師と深く交流し、
相国寺に釈迦三尊増と動植綵絵を寄贈しました。
動植綵絵はその後宮内庁に献上されましたが、今回120年ぶりに里帰りしたんですね。
館内には、金閣寺にある若冲の描いた障壁画も展示されていました。
今日は爽やかないいお天気で、それはもう沢山の人出・・・
若冲は奇想の画家と呼ばれてますが
どの絵もそれはもう強烈な迫力があって、見るものを激しくひきつけ、動けなくさせます。
じっと見てると、頭がかっと熱くなり、なんだか汗ばむよう。
それでも、絵の前に立ちつくしてると、過呼吸になるかと思うほど・・・
色鮮やかで精密な様々の植物や花々
鶏に代表される恐ろしいほど緻密な鳥たち、鳳凰、虫、魚、雪
墨で描かれた障壁画の、水墨画なのに感じられるなんともいえない色彩感。
画面から飛び出しそうな鶴や芭蕉の葉。
それらが言い尽くせないほどの力で迫ってきて
素晴らしいものを見せて貰った一日になりました。
相国寺は同志社大学のすぐ傍にあるので、ランチは同志社大学寒梅館のレストランで。
ちなみに、私も35年前はここの学生でした。
寒梅館は元の学生会館・・・数年前に立て替えられてすごく綺麗になってます。
昔の汚い、寒い学生会館を知ってる私としては、なんだかウソみたい(笑)。
大学の周りもかなり変わりましたが、それでも、ところどころに昔の面影があって
懐かしかった・・・
近所には、有名な和菓子店も有ってその玄関先にはこんな面白い手水鉢。
龍が水盤を抱えてるの。龍も喉が渇くらしいね(笑)
会期が終わりに近づくともっと混雑するから早めに、と薦められて行ったんですが、
大正解。
今の私は充足感で一杯です。
27日に史料学概論を受験しようとガリ勉中ですウウ・・・。
同志社の近くの予備校には1年間通いましたが、今出川キャンパスには何故か入ったことがありません。
今回の展覧会は中でも秀逸な企画のようですねぇ。
今回は帰国直前ということもあって、残念感ひとしおです・・・うくくくく!
二室めはやはり壮観でしたね。酒井抱一好きな私に若冲は
もっと精緻だけどマニアック。情緒とハートが・・・という感。
石踊達哉氏の二枚もどこかリンクしてましたね。
同志社はン十年前のなぎさんを置いて見ましたよ。
混んでたけど良い一日、奈良はとっても好きだけど、京都も
少しずつ好きになりそう。
若冲の33幅は、絵葉書買ってボードにピンナップ。こちらも
壮観です。前日の午前中は東寺と伏見巡り。次回も。次は
ペットボトル一杯持ってこ。名水汲みです。
翌日は安堵村めぐり。よろしくねっ。
近くにある?とキョロキョロしました。
33点揃ったその迫力に圧倒されてしまいました。
日経新聞の主催でこのところ日経にずっと連載されてたせいもあるんでしょうか、日曜には入場制限もされたそうですよ。
会期中は無休なので月曜が狙い目か、と思って行って来ました。
普段は静かな相国寺の境内ですけど、三々五々、入館者が歩いてて賑やかでした。
あの動植綵絵は、とても上質の絵具を使ってたそうで、殆ど退色しておらず色鮮やかでした。
その描写の精緻なことと圧倒的な迫力に、打ちのめされそうでしたわ・・・
近々帰国されるんですか?
この伊藤若冲展は6月3日まで。
関西にお出でになる予定は無いんでしょうか?
一足先にごらんになってたんですね!
あの第2室は狭すぎるような気がしました。
絵の迫力で部屋中溢れ返るって言う感じでしょうか。
マニアックって、そのとおりです!
あのニワトリの鶏冠や羽毛の一本一本の描写を見ると、とても人間業とは思えない(笑)。
伊藤若冲もすごいけど、ああいう人を生み出して、育てて、バックアップし続けた、京都の青物問屋の懐の深さを思うと、ちょっと溜息が出ます。京都って、すごいですね。
京都の名水?御所の隣に梨の木神社と言うのがあるんですが、そこにも良いお水の出る井戸があります☆
有栖川有栖も飲んだかも(笑)
安堵村散策、楽しみにしてます!
さて、行けるかどうか。締め切りを前倒ししつつ、調整中です。
いらっしゃいませ~♪
伊藤若冲って、すごいの一言です、良いですよ~。
33点が一度に揃うのって、なかなかないと思うし、是非おいでください!御所の緑も青々と、京都の町は緑でいっぱいで、とっても気持ち良いと思います。
2時間弱の行列でした! 前に行った時、承天閣美術館は靴を脱いで参観する方式でしたが、内部に ビニールシートをしきつめて、土足であがるようにしてありました。まあ、この人数ではねえ。
行列でまわりから聞こえてくる話がけっこう面白くて、退屈しませんでした。
日帰りで疲れましたが、近くで入ったお店で相席になった地元の人にきいた話では、
「最初は入場制限せずに入れた」
「立ち止まらないでくださーい、と、むりやり移動させたので、後ろのほうになってしまった人はほとんど何も見えず。大不評で抗議が殺到、今の観覧方式になった」
ということでした。長い行列にはおどろきましたが、入ってみるとウインドウの前の人の列は3〜5重ほどで、待てば最前列で見ることもでき、思い切りたんのうしました。
単眼鏡で見ると細部の書き方が意外で面白かったです。メジロの目のまわりの白い部分は円ではなくて、点描、とか。
東京でも公開されるでしょうが、33点がそろうことは当分ないでしょうから、行った甲斐はありました。
2時間待ちでしたか・・・その上日帰りではお疲れでしょう、ご苦労様でした(笑)
やっぱり最終日近くなると混雑はひどいみたい。
あの美術館は小さいし、こんなに大勢の人が押し寄せるとは思わなくて、最初は混乱したんでしょう。
私が行ったのは月曜だったせいもあるんでしょうか、並ばずに入れてラッキーだったんですね~。
若冲の絵はぺたんと塗ったところが一つもなくて、細くて小さい点と線感じで埋め尽くされてるみたいでした。
すごい労力・・・・見る方にもエネルギーを要求してる絵ですよね。
確かに一見の価値のある美術展でしたね!