2018年 06月 21日
唐招提寺
梅雨入り前の不安定なお天気の中、唐招提寺に行きました。
奈良時代、5度の遭難を乗り越えて唐の大明寺から日本に来られた鑑真和上は、759年この地に唐招提寺を建立されました。
奈良時代建立の金堂の屋根を「天平の甍」と呼んだのは井上靖氏ですが、伽藍はどこまでも静かに美しく時を刻んでいます。
(今年は8日まで一日延長されました。)
鑑真和上像は、脱活乾漆という技法で作られていますが、近年の研究で、漆を重ね塗るために鑑真和上の着衣だった麻布が使われたらしいことが分かりました。
和上を慕う人たちが思いを込めて衣を塗りこめたんでしょうね。
唐招提寺はいつも静かで、訪れるたびに心が洗われる思いがします。
by nagiwi
| 2018-06-21 23:10
| 奈良
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