10月に台風が二つ来て、あちこちで大雨の被害が。
そんな中、奇跡のように晴れ上がった依水園。
満天星躑躅も紅葉が始まっています。
これは10月26日の写真なので、今はもうもっと赤くなっていることでしょう!
10月28日には正倉院展が始まりました。
例年、正倉院展初日開館前に並んで、混雑する前に展示をゆっくり楽しみ、そのあと奈良をぶらぶらする
「酔狂会」をしています。
この日は、雨。
酔狂会をするようになって、初めての雨です(汗)
今回の展示の目玉は「緑瑠璃十二曲長坏」だと思います!
濃緑色のガラス製の長い楕円形の杯。
ササン朝ペルシア風の形で、口縁に12の屈曲ができることから十二曲長坏とよばれるらしい。
表面には、ウサギがうずくまっているところや、チューリップみたいな花が陰刻されています。
ガラスの成分として鉛分を多く含んでいることから中国製らしいのですが、ペルシャの影響を受けてると思われます。
綺麗ですね~☆
これによく似た形の白い玉の長杯もありました。
こちらは、ホータンの玉でできているとか。
シルクロードを通ってやって来たんですね~☆
今回の初出品の品としては蜜蝋が。
蝋蜜、というのが正式名で、ミツバチの巣から作った蝋で、円盤みたいな形をしています。
お薬として、また蝋結染の材料などにも使われたそうです。
面白かったのは、花籠(けこ、と読むそうです)
一言で言うと、竹のザルで、今できたばっかりみたい。
散華の花びらを洗ったり、持ったりしたらしい、と書いてありましたが
ここで疑問が。
ここに盛ったのは何の花びらだったんでしょう?
今は、散華というと紙製品なのですけど、もともとは花弁だったんですよね~、もちろん。
蓮の花びらかな?
他にも興味深いものがいっぱいありました☆
博物館を出て、ランチは夢風広場の「カフェ・イルンガ」
本日の限定ランチはミートボールのトマト煮でした。
この日は、酔狂会始まって以来の雨模様だったので、ここから般若寺までタクシーで行って、
ぶらぶら歩いて「フルコト」に寄って興福寺の仮金堂を見よう!ということになりました。
般若寺ではコスモスが雨に濡れて。
伊行末作の十三重石塔の中から見つかった白鳳仏が特別公開されていました。
一日雨模様ではありましたが、何しろこの酔協会主催のかるほさんは稀代の晴れ女。
天気予報では大雨の予想だったのに、降ったりやんだり程度の小雨で済んで、
神通力にほ~んとに感謝感謝でしたわ♪
夕食は餅井殿通りの中の「とよあかり」
草鍋をがっつり頂いて、
散会しました。
翌日は朝から大雨……予定変更を余儀なくされましたわ。