27日、水野正好先生が心不全でお亡くなりになったそうです。
80歳でいらしたとか。
最近あまりお見かけしないなあとは思っていたのですが、突然の訃報で驚いています。
歴史や文化財に興味を持つ人たちの中に、沢山の水野先生ファンがおられますよね。
奈良大学の授業やスクーリングでは、いつもお元気で、あの楽しい語り口で色んなお話をして下さって。
私もすっかり先生のファンになりました。
連れて行って頂いた飛鳥や奈良の其処此処に先生の思い出があります。
橘寺の駐車場から川原寺跡を見下ろしてお話を聞いたこと、
まだ学生でいらしたときに飛鳥寺の発掘調査をした、と飛鳥寺でお話下さったこと、
修理中でシートが掛かっていた唐招提寺で、修理が終われば天平の甍は何時でも見られますが、シートの掛かった唐招提寺は今しか見られませんよ、と仰って、笑いを誘っておられたこと、
私は晴れ男です、といつも仰ってて、
菖蒲池古墳に先生とご一緒した時に、先生のお話が終わった途端に雨が降り出したことを
先日も思い出していたばかりです。
もうあの楽しいお話を聞けなくなったんですね…
心からご冥府をお祈りいたします。
ありがとうございました。
2月10日には、朝日新聞出版から
「日本発掘!ここまでわかった日本の歴史」
という本が出版されるそうで、そこには、先生が考古学を志すなどの思い出が織り込まれているそうです。