風の中の小鳥

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三日目は快晴♪

3週続いたスクーリングの、今日は最終日。

今日は『続日本紀と僧伝』

国家は、仏教の担い手であった僧尼を保護・育成・統制するために、
京内に僧綱(ソウゴウ)地方に国師という機関と、
僧尼令という法律を作った。
僧尼令は禁止規定と刑罰規則からなっていて、
僧俗を分断し、仏教界と俗界の分離をする意図をもっていたが、
一方、租税の免除や、僧尼の犯罪に対する優遇措置も講じられていた。

僧尼になるためには、まず、師主について優婆塞(優婆夷)となり
得度を受けて沙弥(沙弥尼)、その後受戒して比丘(比丘尼)となるのだが、
この得度の可否は仏教教団が認定するものの、事務手続きは国家の手による・・・
つまり、僧尼になるのにも、必ず国家の統制を受けなければならなかったんですね。
得度に人数制限もあったみたいだし、結構窮屈だったのかしら?

余談ですが、平城京にいたお坊さんって、国際色豊かだったらしく、
鑑真が中国人だったのは当たり前だけど、その弟子の安如宝はソグド人だったし、
菩提僊那(ぼだいせんな)っていうインド人や、崑崙(チベット)人の軍法力に
李蜜翳(りみつえい)という波斯(ペルシャ)人までいたらしい・・・・
活力に満ちた都だったんでしょうね~♪

続いて、続日本紀に載っている8人の僧たちのお話を色々。
これが結構ヤヤコシイお話で、
そもそも続日本紀の編纂って複雑な過程を辿ってて、
当然ながらその内容は編纂者による取捨選択を受けてるわけで。
記事をマルマル信じると言うわけにも行かないらしく、
文章に書かれていない裏の意味を探りつつ読む・・・・
素直な人は研究者にはなれないみたいですね(笑)。
私、文章を読むのは好きなので、
これが漢文じゃなかったら、きっと楽しかったと思います・・・・(涙)

三日間を通じてわかった事は、
この時代の仏教って、今の私がイメージする信仰と言うものより、
現実に対する影響力が強いものだったということで。
強い力を持ってるからこそ、国家はその力を利用する為、
いろんな機関を作って育成する一方、統制も強力だったんでしょうね。
仏教が呪力を持ってて、それを国家が利用しようとしたなんて(しかも、本気で)
この授業を受けるまで、想像もつかなかった・・・

最後の一時間はテスト(汗)
自分の好きなことを、用紙の半分まで書けば良い、ということなので、
うんと大きな字で、国家仏教のアウトラインをさらっと書いて・・・たら
ゆずさんがさっさと提出して帰られました。はや~。

なんとか仕上げて図書館に行ったら、
流水さんと風の善さん(はじめまして~♪)にお目にかかりました。
流水さんが、お友達のスクーリング出席状況を表にして持っておられるのには
びっくりしてしまいました!すごい~!!

今日は猫さんとゆずさんとかるほさんと一緒にお昼も食べたし、
kyokoさんにも久しぶりにお目にかかったし、
楽しい一日になりました。
ん~、テスト結果を心配するのは止めておこう(笑)。

次回は一週休んで、15日からの演習Ⅲです・・・恐怖の発表が待ってるんだ・・・・
来週もスクのある皆さん、頑張ってくださいね~☆
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二日目です☆

今朝は、息子に車で送ってきてもらったので、いつもより早くついて、
気分的に余裕があったので、携帯からブログを投稿してみました。
それが下のエントリ。
出来るもんですね~、おもしろいなあ。

で、これが息子が私を乗せてきてくれた車です。
d0007913_2044173.jpg

分かるかなあ、クライスラーの、とってもとっても、でっかい車!
あ、勿論、自分チの車じゃありません(きっぱり)
うちの車を修理に出したら、代車にこれが来たって言うわけ。
こんなでっかい車が始めての息子は運転してみたくて仕方ないらしく、
休日に早起きして、学校まで送って来てくれちゃいました☆
むふ、乗り心地も良くて、お陰でとってもラクチンでした~、車やさん、有難う♪

という訳で、二日目が快調に始まりました。

今日のテーマは一切経です。

大蔵経とも言われる一切経は、経、律、論疏章、からなっていて、国家鎮護に不可欠。
そのため、国立の写経機関が整備され、写経が国家の手で行われましたが、
その最盛期は奈良時代でした。

で、昨日の資料の続きには、
六国史の中の一切経に関する記述がピックアップして有るので、その説明が始まって。
勿論、これも漢文です、はい(汗)。
あの~、私、漢文は大の苦手で、見てると眠気が・・・・(大汗)
午前中から寝るわけには行かない、ともう必死でしたわ~(劇汗)。

一切経にもランクがあって、それは、入蔵録(目録)にどれぐらい従っているか、だそうで。
その入蔵録にも色々・・・うう、漢字ばっかり。

最盛期だったはずの奈良時代なのに、六国史には、関連する記述が乏しい。
で、それを穴埋めするのが正倉院文書で、
特に、中倉文書を研究することで写経状況の一部を知ることが出来ます。

現存している奈良時代の一切経は21部ですが、
そのうちの10部は、皇后宮職系から転じた造東大寺司によるもの
残り11部のうち2部は、内裏系(宮中)の書写機関のもの。
そのほか、有力氏族は自らの写経機関を持っていたんですね~。

で、このあと、平安時代の一切経の資料を次々見て行きました。
この時代になると、一切経は、東国でも、豊前でも書写されるようになってます。

一切経が奉納されるのは、おおむね、飢饉や疫病など不安な社会状況があるとき。
昨日も感じた事ですけど、仏教って、現実的な力が期待されてたんだなあ、と
仏教があんまり身近でない、現代の私はちょっと驚いてしまいます。

勿論、写経が出来る文化的水準って言うか、上手な字がかけなくちゃいけない・・・。
私、ダメだわ(涙)。

先週「仏教考古学」を取ったんですが、そのとき習った人の名前(円仁とか、慈覚とか)や、
そのほか、吉備真備の娘とか、知ってる人の名前がところどころに出てきたり、
遣唐使の話が出てきたり、東国の文化的水準の話が出たり。

最近流行の(笑)タオルハンカチを、汗を拭いたり、丸めたり、しながら
先生のお話は、あちこちさ迷ってはいつの間にか元へと戻りつつ(笑)
今日のお話は終わりました。

明日はテストがあるんですが、何を書いても良い、論述テスト・・・・
何を書けばいいんだろう????

今日の豆知識。
考古学者は酒飲みが多い、そうです(笑)。
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日本史特殊講義☆

9月に入った途端に、ひいやりした風が吹いてきました。
朝方まで降ってた雨も上がって、気分も爽やか~♪

204の教室は50人~60人ぐらいの入りでしょうか、
ゆずさんもかるほさんも同じ教室で、日本史特殊講義です。
教室の前に置かれた資料は、漢文ばっかりで前途多難か?と
思われましたが、牧先生はとってもソフトな印象。
資料はあんまり読まないでおきましょう、とのお話に、胸を撫で下ろした私でした。
これなら寝ないで済むかも???

本日のテーマは「国家仏教」
国家仏教の主目的は「鎮護国家」即ち、仏教の力で国家国土を災難から守ること。
仏教が呪力で国家に繁栄をもたらすことを望んでたなんて
今の私たちが仏教に抱いているイメージとは随分違いますね~。

で、仏教展開に必要なのは、寺院と僧侶と教義、ですが、
今日は寺院について学びました。

古い時代の寺院の種別は
大寺、国分寺、定額寺、有封寺、尼寺,の五種類。

「大寺」は天皇によって建立されたお寺のことで、
四大寺(百済寺、川原寺、薬師寺、飛鳥寺)にはじまって、
奈良時代以後の興福寺・東大寺・法華寺・・・などなど、後には15以上の大寺が
国家によって建立維持されたんですね。

定額寺は、はっきりした定義が分かっていないそうですが、
墾田地所有の額が決められたお寺か?とか、
寺の名前fが国家によって決められたお寺か?とか、
国家の公認を得られたお寺、即ち官寺のことか?等と言われているそうな。
お寺って、公認されないとお寺とは呼んでもらえなくて、
新造院とか道場とか呼ばれたんですって。ふ~ん。

国分寺は天平13年2月の建立。
続日本紀と類聚三代格では日付が違うけど、他の資料との摺り合わせでわかる・・・
んですが、その資料が漢文ばっかりなんだ~、嫌いじゃ~(涙)
でも、摺り合わせって、謎解きみたいで面白い☆
資料にも裏があるんだ!

で、総国分寺たる東大寺の大仏造立詔は天平15年。
この頃聖武天皇は、関東行幸から、あちこち都と共に放浪中(笑)なので
詔は紫香楽京で出されてますが、
造立は戻ってきた平城京で始まりました。
途中、国内で金が発見されたりしながら、八回の鋳造を重ね、
天平勝宝4年に大仏開眼を迎え、一方、これに並行して
東大寺の造営も進められた。
その大仏に使った銅の総重量って、486,63トン!
よくぞ作ったり、と言う感じですね~。

講義の中で面白かったのは、漢字の読み方。
「尼寺」は「ニジ」と読む、とか、「留学生」は「ルガクショウ」「学問生」は「ガクモンショウ」
それに、数字は、壱、弐、参、肆、伍、陸、漆、捌、玖、拾
なるほど、なるほど~☆
基本を知った上で崩すのはかまわない・・・ラジャ~!

先生の声はソフトで、なんだか眠気を誘われる感じだけど、
シゲキックスの助けも借りて(笑)今日はなんとか寝ないで済みました。ほっ。

図書館で少し本を探して、駅までブラブラ帰ったら
風が心地よくて、良い気分でした。
明日もこのぐらいの気温だといいけどなあ・・・・・・
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夏期スクーリング

第三弾
日本史特殊講義が明日から始まります。

8月も今日で終わり、明日から9月。
さすがに暑さも衰えてきたみたいですね。

卒論に備えて読書の秋の始まりです・・・・食欲の秋にならないように気をつけなくちゃ(笑)。
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