昨夜

HV特集の「阿修羅!三つの顔の謎に迫る」を見てたら
文化財修復学のスクーリングでお習いした山崎先生が
阿修羅の再現をやっておられました~☆
スクーリングで木そ漆(もどき)を使ってお面を作ったことを思い出しながら
興味深く見ました。

山崎先生は、阿修羅の独特の表情は意図的に曖昧にしてあって、
それによって見る人の感性を刺激し、自分だけの阿修羅を感じるんじゃないか、と。
そして、その表情は、眉と目元が特徴的で、特に下瞼の表現が独特だっておっしゃってました。
唐招提寺の本尊の乾漆盧舎那仏坐像の漆片の研究から
阿修羅の木そ漆には楡の木の粉が使われたんじゃないか、って。
楡の木の粉は粘りけが強くて、
阿修羅の下瞼の微妙な膨らみを再現するのにぴったりなんですって・・・

他にも、顔学の先生(すいません、確か原先生だったかと)の
「阿修羅の三つの顔の三つの表情は人間の成長をあらわしてる」という説も
大変興味深かったです!

次回のスクーリングでは、きっと阿修羅の再現のお話も出るでしょうね~。
良いなあ、こっそりスクーリングにもぐり込んじゃおうかな~(笑)
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by nagiwi | 2009-05-11 11:13 | 学校 | Comments(0)

そして3日目

今日は修復に付いてスライドを見せていただきました。

中でもイチバン興味を持ったのは、ものすご~く沢山(250ぐらい?)の部材でできた不動さん・・・・いろんな時代のいろんな古仏の部材やら、建築古材などを継ぎ合わせ、継ぎ合わせ、して一体の一見平安頃の仏像になってる・・・という・・・・・
古い仏さんや木の命を無駄にしないために作った、とも言えるし、いろんなものの寄せ集めで安く作って高価に流通させた、のかも知れないし、どうなんでしょう、とのことでした。
なるほど・・・・でも、作った仏師は、深い信仰心を持って作ったと思いたいな。

もう一つ、古い仏像を修復するときに、後世に着色してかえって味わいを損なっている、と言うことが多々あるそうで、そういう実例を幾つか見せていただきました。
私が見ても、着色をはがした方がずっと良いのに、なんであんなふうに色をつけたのかなあ、ととても不思議だった。

中には、ラッカーをふきつけたものまで有って、ちょっと呆然。

講義の最後に短い感想文を提出して、お面作り、可愛いモデルさん、興味深い講義と、あっという間の三日間が終わりました。

ただ・・・・お面を作ってて思ったんですが・・・修復するためには、本物を作れる技量がなくちゃ駄目なんですよね、きっと。私、駄目だ・・・・・
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by nagiwi | 2005-08-22 00:37 | 学校 | Comments(3)

お面製作以外の2日目

一日目は造像の技法の技法について、2日目は仏像修理の歴史について学んだ。
仏像修理について学ぶためには、仏像の種類と形を知ることが肝心と言うことで、通学生の学生さんが如来、菩薩、明王、天に扮してくださった。

d0007913_23395099.jpg 「天」
帝釈天、とか梵天、等、インドの神々が仏教に取り込まれて守護神となったもの。
鎧は実はキルティングでできてます(笑)が、こういう風に見せていただくと、着方等とてもよくわかります。
d0007913_2346590.jpg「如来」
如来とは、真理より来たれるもの、と言う意味だそうです。
この布地は、今回のスクーリングのためにあちこち生地屋さんを探して見つけてこられたとか。
北魏式に「通肩」と言う着方をしています。

d0007913_23503230.jpg これも「如来」
「偏衫衲衣」と言う着方です。 
このままで「ビルマの竪琴」みたいだね、と先生は仰いました(笑)。
確かにとってもよく似合ってました。

d0007913_23514183.jpg「不動明王」
真言を伝えるものが明王ですが、その仲でも不動明王は、煩悩を打ち破り衆生を守るそうです。
モデルさんの歩き方も堂に入ってきました。かっこいいですね!


d0007913_075762.jpg「菩薩」
衆生を済度し、自らもさとりに向かう修行者で、やさしいイメージなので、女子学生さんがモデルです。
これは百済観音菩薩のつもり・・・

こういう見せ方をしていただくと、興味も持ちやすいし、仏像の着衣がきちんとしたルールに則ってるのだということがとてもよく分かりました。
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by nagiwi | 2005-08-22 00:19 | 学校 | Comments(5)

乾漆(もどき)面 続き

今朝は生乾きのお面に砥粉と膠を混ぜ合わせたものを塗った。
これが砥粉です。
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何度か塗り重ねたけれど、どうもあばたが・・・昨日、表面をもっとつるつるにすればよかったのかな。この後、午後まで乾燥させます。
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午後から、お面から中身の粘土を掻きだした。学校での作業はここまで。砥粉が生乾きだったせいか、あちこちひび割れてしまった上、持って帰る途中でひびが増殖したみたい。
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お面の内側はこんな感じ。
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数日かけて完全に乾燥させたら、表面に彩色すると良いらしい。

今回は、接着用の「麦漆(小麦粉と漆を混ぜた糊のようなもの)」のかわりに「パスタ」と言う水、膠、小麦粉、おがくずを混ぜ合わせたものを使用しました。漆を使ってかぶれたら困る、と言うことだそうです。このパスタの、おがくずの量を増やし水分を減らしたものが、今回使用した木屎。

粘土を使ったり、お面を作ったりって、う~んと昔、子供たちが小さかったとき以来だなあ。
なんだか童心に返ってとっても楽しかったです。

これが、アトリエでの製作風景。
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みんなとっても真剣で、しかもお上手でした!
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by nagiwi | 2005-08-21 21:37 | 学校 | Comments(3)

スクーリング 2日目

講義の後、回るところが有って、さっき帰ってきたところなので、詳しい報告はまた明日、と言うことで。

昨日からかかっている乾漆のお面です。

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今朝の姿。布ばりを二回したもの。

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木屎を練っているところ

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できあがった木屎

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木屎を全体に薄く塗りこみました。今日の午前中はここまで。

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午後はモデリングです。木屎を眉や目、顎などに積み上げ、表情をつけた・・・・つもり。
上手な人はとっても上手だけど、私のはなんだかデスマスクっぽい(笑)。

明日はこの上に砥の粉を塗り、粘土からはずすそうです。
ほんとは彩色するんだけど、学校でできるのはそこまでかな。

今日の講義に付いては、また明日。
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by nagiwi | 2005-08-20 22:35 | 学校 | Comments(5)

最低限の家事をさっさと済ませて、登校。
電車の最寄り駅には、スクーリング生のためのバスが待っていてくれると言う待遇の良さに驚きつつ(注:ほかに交通手段がないので、このバスがないとタクシーか歩きかになる・・・この暑さに歩きは辛い!)10時からの授業に9時半に教室に着いた。
普通、大学の授業30分前になんか行かないと思う・・・・けど・・・・大教室は半分以上席が埋まってる感じ・・・・。
結局、160名ほどの学生の大半は、15分前までにほぼ揃った。
入学式に出たのは熟年以上が殆どに思えたが、今日は、若い人から熟年、老年まで、年齢層はいろいろ、関東地方から来ておられる方がとっても多そうだった。

定刻どおりに山崎隆之先生の授業が始まる。
午前中と午後からの前半は、造像の技法についてレジメとスライドを見ながらの講義、その後、アトリエ(と先生は仰った。通信教育棟の地下の実習室のこと))に移動して、乾漆技法の疑似体験。

講義では、知ってたことが半分ぐらいはあったかな、ディテ-ルが興味深くて中身の濃いものでした。
でも、やっぱり、授業は良い!
先生の肉声を聞いてると、本を読んでいるだけでは感じられない「実在感」みたいなものが、「生の感動」が、あるわぁ。

アトリエでの疑似体験では、乾漆技法で布製の仮面を作ることに。
今日は、粘土で原型を作り、その上に麻布をかぶせて顔の略形を造り、「パスタ」と言う糊で二度目の布貼りをするところまで。
同じテーブルにとても上手で手早い方(この方も東京からいらしてた!)がおられて、てきぱき作られるので、こちらもつられて、ささっと作業が進んだ。

4時過ぎには授業は終了し、小雨の中、帰途についた。

テストのときもそうだったけど、授業中私語は全くなし、皆さん熱心でほんとに気持ちが良い。
授業も分かりやすく、面白かった。

明日は朝から「木屎」でモデリングの予定。
どんなのができるかなあ、とっても楽しみ!

(実は、仮面の顔は夫をモデルにしてみました。出来上がりは果たして?!?)
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by nagiwi | 2005-08-19 21:56 | 学校 | Comments(9)