6月27日、自主スクーリングで矢田丘陵を歩いてきました!
メンバーは、主催者(?)のかるほさん、独楽さん、ショータさん、punipuniさん、が東京から、
関西からは、ゆずさん、ひろこさん、午後から参加のyumekoさん、そして私の8人。
久しぶりのせいか、結構集まりましたよね!
お久しぶりです☆
待ち合わせは近鉄郡山ですが、降水確率50%のはずなのに、空は青空…・なんでじゃ~!
やっぱし、究極の晴れ女、かるほさんのせいやと思うわ(笑)
ルートは、矢田坐久志玉比古神社~大和民俗公園~東明寺~矢田寺~松尾寺~慈光院。
どこも、交通の便がやや不便で、微妙に行きにくいお寺ばっかりです…
まず、最初はバスで、矢田坐久志玉比古神社へ。
ここは、山門にプロペラが掛けられていることで有名です。
祭神は、部氏の祖神といわれる櫛玉饒速日命で、この方が矢を三本射たところ、
この地に落ちたので、天磐船に乗って降臨してきはった、らしい。
そのせいで、航空の神さんになったのね~。
そこから
大和民俗公園へは500メートルぐらいかな。
ちょっくら昔の大和の民具を見たり、昔の大和の民家(うちは今もあんな感じやけど)(汗)を見たり。
空は青いし、暑いし、でも、まだまだ元気!
のどかな田園風景が広がって緑が美しく、道は平坦…
だったのも束の間、東明寺に向かう道はどんどん登りになって行きました(汗)
距離にしたら2キロもないと思うんですが、ひたすら登るのがね…・
最初はひと固まりだった私たちですが、結構長い列になってようやく山門の下にたどり着きました。
このお寺は、舎人親王が母の(ほんまのお母さんと違うけど)持統天皇の眼病平癒を願って建立したもの。
現在は人里離れた隠れ寺、みたいな感じで、本堂の縁側に腰掛けて涼を取ってたら、
奥さまが「矢田から歩いて来られたんですか?大変だったでしょう?普段は人なんか来ないんですよ」とのことでした~♪
いつもは予約しないと見られませんが、6月一杯だけ、地蔵菩薩坐像、毘沙門天立像、吉祥天立像が公開されていました。
地蔵菩薩さんは少し傾いておられますが良いお顔。
こちらのお厨子や本堂の象の飾りは、桂昌院様の御寄進だとか。
いかにも、って言う感じの華やかなものでした。
そうそう、こちらには、雷のへそ、なるものもありましたわ…・
本堂横の紫陽花☆
ここから尾根伝いに
矢田寺に向かいます。
矢田寺までは、有難いことに雑木林の中の道で日陰なのと、ほぼ下り☆
ぶらぶら歩いてるうちに、いつの間にか着きました~♪
こちらでも、6月一杯本堂の特別公開をやってます☆
本尊は矢田寺形の印を結んだ地蔵菩薩。
そして、矢田寺と言えば、この時期は紫陽花☆
この風景を見たら、もう、絶句するしかないわ!
丁度満開に来合わせたんですよね。
それはもう、沢山の種類の紫陽花が、見事に咲いていました。
ここで丁度お腹がへって、お昼です☆
お弁当を矢田山「ふるさと工房」に持ち込んで頂きました。
さて問題はここから先、松尾寺までの山道です。
小一時間の道だけど、絶対、登りだわ…・
東明寺までの登りで少々(相当?)(笑)消耗してた私はここをスキップすることに決め、
同じく消耗激しい独楽さんとタクシーで向かうことにしました。
てへへ、私、孫が三人もいるおばあさんなんだもん(笑)
で、矢田寺の門前に向かって歩いていると、yumekoさんから独楽さんにお電話が。
しかも、今矢田寺に「車で」着いたところですって~♪
天の助けだわ!!と言う訳で、矢田寺に着いたばかりで、まだお寺に入っておられないyumekoさんに乗せて頂き、
一路松尾寺へ。
よく考えたら、yumekoさんに矢田寺に入っていただくべきやったんや・・・・・誠に申し訳ありませんでした!!
松尾寺も舎人親王の建立、厄除けのお寺として有名です。
背後の山から湧き出た水は美味しいらしいですよ。
松尾寺では子供が小学生の頃、お習字の展覧会があって何度か来たことがありますが、
何度来てもあの階段はしんどいわ…・(笑)
三重塔が綺麗。
ここでは今、特別公開中の役行者像を見られました。
杉の木の寄木造のでっかい行者さんで、何んとも素朴な魅力がありましたわ~♪
床几に座って涼んでると、背後の山から天然の涼しい風が吹いてきます。
待つことしばし、徒歩組がさわやかな笑顔で続々到着!
「どうでした?」と言う私たちの問いに「たいしてしんどくなかったですよ」とのお返事で、
歩けばよかったかな~と一瞬思ったんですよ、一瞬、ね。
が、皆さんの足元を見ると、ズボンの裾まで汚れてる方がおられて、道の悪さが想像でき、
やっぱり乗せて頂いて正解だった~!と再認識しました☆
次は慈光院ですが、歩くことなどすっかり忘れ果てた私(笑)と独楽さんとショータさんはyumekoさんの車で、
残りのメンバーはタクシーで向かいます。
慈光院は臨済宗大徳寺派の禅寺で、片桐石州斉が自分の菩提寺として建立したもので、
茶道の石州流の大元となってます。
そのせいでしょうね、こちらの拝観券には、有無を言わせずにお抹茶券が付いてます(笑)
これは、茨木門を慈光院の中から眺めたところ。
石州は自分が生まれた茨木城が取り壊される時、楼門をもらって来て、ここに建てたそうです。
広間でお薄を頂いて、あちこち覗いていると、二畳ほどの小さいお茶室が!
このお茶室、どう考えても、炉の位置と床の間の位置が、私の知ってるお茶室と違うわ…・と思案していたら、
ご住職が来られてこれは、石州の代表的なお茶室だと教えて下さいました。
点前畳の奥に床の間がある(亭主床、と言うらしい)のは、
亭主も正客もみんな平等といい考えに基づいたものだそうです。
そして、この正客席から眺める庭が、一番良い眺めなんですね~。
確かに、そうです☆
で、まあ、このご住職が実に話し好きの御親切な方で(にやり)・・・
いろいろ面白い話をして下さったんですが、折悪しく(良く?)アフリカの息子から電話が!
日曜の昼間になんで家にいないのか、と詰問されてしまいました(笑)
こちらには重要文化財に指定された手水鉢が四つあるそうですが、
その中で私が一番気に入ったのが、これ。
「女ノ字」と言う名前だそうです。
慈光院は、どんな格好で、どこに座っても、構わないんですよ~、とのご住職のお言葉に甘えて、
みんな思い思いの場所で足を投げ出してのんびり~。
本堂の縁側でまどろむ独楽さんが如意輪観音みたいよ、と、かるほさんの弁。
良い得て妙、でした。・・・写真がないのが悔しいわ(笑)
心癒される時間で、これこそが奈良の良さかな、と☆
ちょっと早めに打ち上げの「斑鳩の里」に向かうことにして、皆さんはバス、私はまたもやyumekoさんの車に乗せて頂きました…
うっかりしてて、ここでお別れになるpunipuniさんとショータさんにさよならを言うのを忘れた~(涙)
またお目にかかるのを楽しみにしてます☆
ひろこさんおすすめの斑鳩の里は、まだ新しいお店ですが、なかなかいい感じです♪
まずはビールで乾杯したんですが、その一杯がまあ、美味しかったこと!!!
体中にキュ~っと吸収されていく感じでした~☆
お造り盛り合わせ
サラダが二種類
大和地鶏の柚子胡椒焼き?
蓮根はさみ揚げと山葵葉
グラタン
鯨のカツとマグロの筋揚げ
アスパラのなんとか・・・・この辺りからすっかり酔っ払ってきて、名前が怪しい…(汗)
コロッケですね
長薯とウナギ?アナゴ?
やきうどん
おじゃこと山椒ご飯
ウナギのせいろ蒸し
・・・・・・他にも野菜の炊き合わせとか、サツマイモの天ぷらとか、あったんですが…写真がややボケてる・・・(劇汗)
もっといいお写真ときちんとした説明がyumekoさんの
「万葉人の心、悠久の奈良」にあるので、皆様、そちらをご覧くださいませ!
ビール一杯とワインを少々いただいただけなのに、ほんとにすっかり酔っ払ってしまって、
大きな声でワイワイ騒いだような気がします~。
暑かったのもあって、よくまわりましたわ…・
皆様、大層お恥ずかしいところをお見せいたしやした(ペコペコ)
新幹線の時間がある独楽さんが、最後の最後までしゃっきりと、お支払いを見事に傾斜配分に仕分け(ニヤリ)してくださって(独楽さん、カッコいいぞ!)
yumekoさんに駅まで乗せて頂き、お別れしました♪
この日は蒸し暑かったとはいえ、一度ぱらっと来ただけで、一日中お天気は持ったし、
久しぶりによく歩き、よく喋り、よく食べ、よく飲んで、良く酔っ払い、
皆さんにすっかりお世話になって、
普段は見られない秘仏をいろいろ拝観できて
素晴らしい一日となりました。
ああ、すんごく楽しかったな~☆
次回また、どこかに行きたいわ~。
皆さん、よろしくお願いします☆
できたら、平らなところを、ね(笑)