大乗院庭園☆

25日に、依水園の庭師をしておられる牧岡さんという方が、
奈良ホテルそばの大乗院庭園で庭園文化講座、というのをなさっているとのことだったので、行って来ました☆

大乗院庭園に入ったのは久しぶりでしたが、ちょうどお天気も良く、紅葉が真っ盛りでした☆
d0007913_22080803.jpg
向こうに見えるのは奈良ホテルの屋根。
d0007913_22083203.jpg
d0007913_22082182.jpg
池組が面白いです☆
d0007913_22104584.jpg

池の面に映る景色が素敵でした!

この庭園講座、今回が第14回で、テーマは「結界」。
結界というのは、神聖な場所と俗界を区別するためのもので、その典型は注連縄や御幣ですね。
鳥居や寺院の回廊、お寺の内陣を外陣を区切る柵なども結界なんだそうです。

依水園で結界というとまず関守石が思いつきますが、吉城川とお庭の境目の垣や
、苔に入らないように小垣を巡らせてあるのも、結界の一種だとのこと。
そこからお話は、お茶室やお庭にある垣根の色々に入って行きました。
板戸や塀、枝折戸、垣、などは簡素な作りで、視界もそれほど遮らないもので、
越える気になれば簡単に越えられるけれど、
だからと言って入らないのはそれが結界だという共通認識があるから、ということでした。

なかなか面白いお話でしたわ♪



[PR]
by nagiwi | 2017-11-27 22:12 | 奈良 | Comments(0)

紅葉真っ盛り☆

例年に比べて今年は紅葉が早くて綺麗な気がします☆

11月に入って、朝夕は一段と冷え込み、紅葉の色も鮮やかさを増しました。
それと同時に観光客もずいぶん増えてガイドも忙しい~♪
今月は、5かと12日に依水園、6日、7日と同行ガイドに行きました。

6日はロサンジェルスからの一人旅の女性、7日はスイスとドイツ人のカップルでしたが
若草山がこんな色に!
d0007913_16112410.jpg
そして東大寺の鏡池の紅葉も美しい~♪
d0007913_16114338.jpg
11月に入ってお天気に恵まれたのも紅葉が美しい理由の一つでしょうか、青空と紅葉ってほんとに映えるわ☆

10日には京都国立博物館でやってる「国宝」展を見に行きました。
人出を避けて、今熊野観音寺と
d0007913_16115972.jpg
そして泉涌寺へ。
d0007913_16121849.jpg
このあたりは山に近いので、紅葉も早くて綺麗でした。
・・・・・国宝展は、エライ人出でした(劇汗)

そして、紅葉と言ったら、なんといってもここ、依水園
d0007913_16124950.jpg
様々な種類の緑と紅葉の赤が、何とも言えないコントラストで心に迫ります。
d0007913_16123133.jpg
池の中にももう一つの世界があるようですね・・・・・

今月は月末にもう一度依水園に行きますが、それまでこの色は持ってくれるでしょうか。



[PR]
by nagiwi | 2017-11-13 16:23 | 奈良 | Comments(4)

当尾の里

10月30日に、ボランティアの勉強会で当尾の里に行って来ました。
岩船寺と浄瑠璃寺☆

最近は奈良のガイドというと、奈良公園、鹿、大仏、というメインの場所が多いので、バリエーションを増やそうと行くことになりました。
この「当尾の里」は、京都と奈良の境目にあって、平安時代から鎌倉・室町時代にかけて浄土信仰の霊地として栄えたところ。
今も「石仏の里」として親しまれています。
行政的には京都府になっているため、奈良ソムリエのお勉強には出てこないんですよね。
だから、ここへ行くのはほんとに久しぶり。
前日までは雨でしたが、有難いことにお天気が持ってくれて、15人ほどが集まりました☆
浄瑠璃寺まで奈良交通バスで行き、そこからコミュニティバスで岩船寺へ。
岩船寺から浄瑠璃寺まで石仏の里を楽しみつつ戻る、というコースです。

岩船寺に行ったのは、もしかしたら学生時代が最後だったような…・(汗)
そのころは、草ぼうぼうだった記憶がありますが、今は整備も行き届き、なかなかいい感じ☆
岩船寺は聖武天皇の発願で行基によって建てられたとか。

岩船寺の名前のもとになったと言われる、石の風呂桶風のもの。
d0007913_20062471.jpg
境内には本堂と赤い三重塔が。
d0007913_20063540.jpg
境内を抜けて貝吹岩へ。
ここで僧兵がほら貝を吹いて連絡を取り合ったんでしょうか。
d0007913_20064681.jpg
恭仁京のあったところが一望できました。
これが本堂
d0007913_20070107.jpg
お昼ご飯を境内で食べて、ハイキング開始です☆

これは、眠り地蔵・・・・可愛いです
d0007913_20071292.jpg
そばには笑っているような阿弥陀三尊が
d0007913_20072858.jpg
辺りはきれいに草が刈られて、花が手向けられ、地元の人の信仰の厚さが感じられました。
こんな山道をしばらく歩くと
d0007913_20073752.jpg
阿弥陀如来
d0007913_20082366.jpg
燈明の代わりに狐茄子が供えられていました☆
そばには狐茄子の無人販売所があって、目を引き付けられましたわ。

d0007913_20083482.jpg
道の分かれ目に愛宕灯篭と大きな柿の木。
d0007913_20084567.jpg
藪の中三尊。
これが石仏の里で一番古い石仏らしいです。

二時間ほどで浄瑠璃寺に到着☆
ここは池を挟んで東に国宝の三重塔、西に同じく国宝の九体阿弥陀堂が建っています。
一年に二度春と秋のお彼岸には、太陽が三重塔から登って本堂の後ろに沈みます。
d0007913_20091170.jpg
京都から移築された三重塔。
本尊はお薬師さんで、秘仏になっています。
d0007913_20092060.jpg
三重塔から望む本堂。
池の面に本堂の瓦屋根が映っていますね。
本来は本堂の扉を全部開けて、池に映った九体の仏像を拝んだそうです。
d0007913_20093315.jpg
浄土式庭園の典型ですね。

お彼岸の中日に、太陽が三重塔と薬師仏の真後ろから昇り、阿弥陀堂の中央・中尊阿弥陀仏目指して夕日が沈む。
この世のものとは思われない景色だったことでしょう。

参道の横には無人の販売所
d0007913_20085766.jpg
浄瑠璃寺はバス停のそば。
色んなお土産を買い込んで解散しました。
お天気が持ってくれて、良い一日でしたわ♪









[PR]
by nagiwi | 2017-11-09 21:07 | ボランティアガイド | Comments(4)

10月に台風が二つ来て、あちこちで大雨の被害が。
そんな中、奇跡のように晴れ上がった依水園。
d0007913_12351086.jpg
満天星躑躅も紅葉が始まっています。
d0007913_12352244.jpg
これは10月26日の写真なので、今はもうもっと赤くなっていることでしょう!

10月28日には正倉院展が始まりました。
例年、正倉院展初日開館前に並んで、混雑する前に展示をゆっくり楽しみ、そのあと奈良をぶらぶらする
「酔狂会」をしています。
この日は、雨。
酔狂会をするようになって、初めての雨です(汗)

今回の展示の目玉は「緑瑠璃十二曲長坏」だと思います!
d0007913_17545716.jpg
濃緑色のガラス製の長い楕円形の杯。
ササン朝ペルシア風の形で、口縁に12の屈曲ができることから十二曲長坏とよばれるらしい。
表面には、ウサギがうずくまっているところや、チューリップみたいな花が陰刻されています。
ガラスの成分として鉛分を多く含んでいることから中国製らしいのですが、ペルシャの影響を受けてると思われます。
綺麗ですね~☆

これによく似た形の白い玉の長杯もありました。
こちらは、ホータンの玉でできているとか。
シルクロードを通ってやって来たんですね~☆

今回の初出品の品としては蜜蝋が。
蝋蜜、というのが正式名で、ミツバチの巣から作った蝋で、円盤みたいな形をしています。
お薬として、また蝋結染の材料などにも使われたそうです。

面白かったのは、花籠(けこ、と読むそうです)
一言で言うと、竹のザルで、今できたばっかりみたい。
散華の花びらを洗ったり、持ったりしたらしい、と書いてありましたが
ここで疑問が。
ここに盛ったのは何の花びらだったんでしょう?
今は、散華というと紙製品なのですけど、もともとは花弁だったんですよね~、もちろん。
蓮の花びらかな?

他にも興味深いものがいっぱいありました☆

博物館を出て、ランチは夢風広場の「カフェ・イルンガ」
d0007913_12353224.jpg
本日の限定ランチはミートボールのトマト煮でした。
d0007913_12354033.jpg

この日は、酔狂会始まって以来の雨模様だったので、ここから般若寺までタクシーで行って、
ぶらぶら歩いて「フルコト」に寄って興福寺の仮金堂を見よう!ということになりました。
d0007913_12354960.jpg
般若寺ではコスモスが雨に濡れて。
d0007913_12355998.jpg
伊行末作の十三重石塔の中から見つかった白鳳仏が特別公開されていました。

一日雨模様ではありましたが、何しろこの酔協会主催のかるほさんは稀代の晴れ女。
天気予報では大雨の予想だったのに、降ったりやんだり程度の小雨で済んで、
神通力にほ~んとに感謝感謝でしたわ♪

夕食は餅井殿通りの中の「とよあかり」
草鍋をがっつり頂いて、
d0007913_12360685.jpg
散会しました。
翌日は朝から大雨……予定変更を余儀なくされましたわ。




[PR]
by nagiwi | 2017-11-04 18:24 | 奈良 | Comments(2)

お知り合いが本を出版されて、私にも一冊送ってくださいました。

ピラカンサの実るころ

作者は鳥居真知子さんで、お子さんを出産後児童文学を書いておられるとか。

130ページほどの美しい装丁のこの本には10篇の短編が掲載されています。

作者の鳥居さんは身近な自然がお好きなのでしょう、物語のそこここに花や鳥や小動物が登場しています。

そういう鳥たちや花たちは私にもたいそう近しいもので、読んでいて懐かしい気持ちになりました。


10篇の中で私が好きだったのは「マアちゃんはお姉さん」

小学校三年生の正子に9歳下の弟が生まれましたが、お母さんも赤ちゃんも入院したまま。

そんな時、おうちの庭にヒヨドリが巣を作って卵を産み、雛が孵りました。

ある日、正子が一人でお留守番をしていると大雨が!

雛を守ろうと正子はずぶぬれになりながら巣に傘を差しかけ・・・・

雛鳥が無事に夏空に巣立ったと同じころ、お母さんは弟と一緒に帰ってきました・・・・・・

孵ったばかりのヒヨドリの雛を守ったら、お母さんも弟も無事に帰ってくる、と正子は思ったのでしょうね。その少女の不安と心細さ、やさしさが、私の心にもしみわたりました。


表題作の「ピラカンサの実るころ」や「イタチの恩返し」他には、おじいさんやおばあさんと子供との交流が描かれています。

年齢を重ねるにつれて募る寂しさがあると思うのですが、その寂しさは子供が唯そこにいるだけで慰められ、

子供の寂しさは誰かが自分のことを気にかけてくれると知ることで慰められるのかも、

と読んでいて思いました。

子供の寂しさより老人の寂しさがわかるのは、私も年を取っておばあさんになった、ということなのでしょう。



久しぶりに本の感想を書いたのですが、こういう短い物語の感想って難しい。

物語を紡ぐのはもっとむつかしいのでしょうけれど。


一つ気になったのは、字体。

優しい印象のお話の本なのに字体が角ばってて(明朝体?)なんだか気になりました。


[PR]
by nagiwi | 2017-11-01 22:58 | 雑記 | Comments(0)