8月29日、春日大社であったまほろば検定体験学習プログラムの
「春日権現験記が描く中世、人々の息づかい」に行ってきました。

この日のお話は、宮司の花山院弘匡さんによるもの・…ちなみにこの方の名字は、かさのいん、とお読みするようですが、春日大社の宮司さんは勿論藤原氏の出身。
花山院家は、世が世なら、左大臣?太政大臣?にもなれる家柄だそうな。
ひえ~☆

春日大社は、奈良時代に始まり今日まで連綿と続く藤原氏の氏神ですが、奈良時代以前から三笠山のこの辺りは太陽や月の登る場所として、古代信仰の神域であったと思われます。
京都より古い、日本の源流とも言うべきその地に、平城京を守る神社として春日大社が作られたんですね。

平安時代には、藤原氏の氏神として、大層きらびやかな時代を迎えました。
春日祭は葵祭、石清水祭、と並んで勅使祭で、藤原氏が勅使となって神饌を持参したそうです。
また、春日大社には能で用いられる影向の松があったり、結崎座が奉仕していたなど、申楽から能へと発展したその発祥地でもあったそうです。

そして、春日大社の自慢は、その長い伝統が途絶えることなく続いてきたということのようで。
京都では、応仁の乱のせいで150年ぐらいはあらゆるものが灰燼に化してしまったのに対して、奈良では、南都焼打ちに際しても春日大社は無事だった。
おかげで、さまざまな行事などの歴史がきちんと継続してて、宮中とここにしか伝わらない行事もあるんだそうです。

春日権現験記は、その名の通り、春日大社の効験を集成した絵巻物ですが、成立は1309年(鎌倉時代)絵は宮中最高の絵師だった高階隆兼、詞書は前関白鷹司基忠とその子供たちによるもの。
早い話が、その頃最高の絵師と貴族によって描かれたものだったんですね~。
それは、春日大社が、宮中において大きな力をもってた事ですよね。

この絵巻は、春日の神の権威や、信心深い人々を加護する様子が、大変丁寧に、真心をこめて書かれています。
原本は今は宮内庁にあって、春日大社には江戸時代の写しがあるんですが、これがまた見事なもので。
昔は、40歳以下は見てはいけないし、見るときは精進潔斎、水垢離をとってから見たものだそうです…・

この日配られた資料には、第六巻の三話、第二巻の一話、第七巻の四話、第七巻の一話、第一巻の一話、がコピーされてました。
こういう資料って、たいてい白黒で分かりにくいことが多いんですが、今回のコピーは、色鮮やかなカラーがすごく綺麗で、細部までくっきり出てます。
流石に自社の資料ですね!

第六巻の三話は、六道あたり(今の春日荷茶屋の前・・・六つの道が交わるから六道と言うとも、鹿の道のろくどうとも、地獄を意味するろくどうである、とも言われてるそうです)でお経を咥えた蛇を子供がいじめているシーンと、その子供が熱を出して巫女さんと山伏に護法をしてもらってる様子とが描かれてました。
この蛇は春日の神さんによって地獄に落とされたんだけど、お経を飲ませて救ってやろうと思ったのに、子供が邪魔をしたので罰があたった、と言うことらしい。
巫女さんに神のお告げがあって、般若心経を読んだら治ったそうです~。
子供が熱を出して寝てる所が拡大されてましたが、それはもう、細かいところまで、丁寧に丁寧に描かれてて。
例えば、子供の枕もとにはお母さんとお婆さんが看病しており、瓜と思われるものが切っておいてある板が置かれ、壁には厄除けの新旧二枚のお札が貼ってあって、板の間には後ろ向きの猫が心配そうに見てるんですよ。
庶民の暮らしがとてもよくわかります!

第二巻の一話は、1093年の白河上皇の御幸の様子。
おともに宮中の公家17人を引き連れたはるんですが、その中に、花山院宮司家の祖である藤原家忠が描かれてるそうな。
ちなみに宮司さんは33代だそうです…・いま2010年だから、900年以上続いた家系なのね!!
この場面には現在もある着到殿や幣舞殿が描かれてて、ほぼそのままなのが分かります
・・・ただし、この絵の着到殿は今とは場所が違い、この時臨時に作られたものらしい。

第七巻の四話は、三途の川のほとりにたたずむ女性が、でっかい卒塔婆を眺めてる様子が描かれてるんですが、これはこの女房の夢で、その卒塔婆には女人も往生できる、と書いてあるらしい。
罪深い女性も春日の神の力で往生できるというのがこの話のコンセプトですが、卒塔婆の大きさが、春日の神の力の強大さを表してるそうです。

第七巻の一話は、1212年、解任された藤原経通卿が、もとの仕事に戻りたいよ~と、春日大社に参籠したら、何者かが後鳥羽上皇の夢に現れて経通を思い出せ!と言った。
問い合わせてみたら春日大社にこもってたので、復職させてやりました、と言うお話((すごく雑にまとめました)(笑)
この絵には、春日大社の本殿の前で参籠する人々の様子が、表情豊かに克明に描かれてます。
本殿はほぼ現在と同じ作りですが、唐破風だけがありません。

そして、第一巻の一話は、これまた参籠する人が主人公ですが、このお話で参籠するのは橘氏の娘。
937年2月25日、橘氏の娘が参籠してたら、神殿が泰動し神が娘に憑依した!
娘(神)は神官、禰宜、神人、僧を呼び集め、「私はもう、慈悲万行菩薩になってるよ!」と宣言したという…・
春日大明神は救済の神、国家守護の神であるということだそうです。

後ろでは、鹿が三匹御託宣を聞いてました…

以上、5つの場面から分かることは、春日明神が庶民、上皇、女性、貴族、とあらゆる人々の望みをかなえ、救済する神であるということなんですね。

中でも、お春日さんは、女性に優しい神さんとして有名だったそうですよ。
まあ、それって、当然かも。
だって、藤原氏の栄華の根本は、光明皇后。
そして、天皇の外戚としてその栄華は絶えることなく続いてるわけで、外戚って言うのは即ち、娘を天皇の后にするってことで。
女性を大事にしないでどうする!って感じですよね☆

宮司さんは学校の先生だったそうで、お話は分かりやすく、とても面白かったです!

お話のあとで、江戸時代の写本を見せて頂いたんですが(精進潔斎なしで)(笑)それはもう、ほんとに綺麗!
信貴山縁起絵巻よりも色鮮やかで、でも、表情は同じように豊かです☆
私のイメージでは、宮中の絵師が描いたら、源氏物語絵巻みたいに引き目鉤鼻になるのかな~と思ってたのに、この絵巻も、庶民が生き生きと描かれてました!

で、例によって昼食のお粥。
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これ、冷たいお粥なんですよ!
薄茶の緑が綺麗☆

午後からは、宮司さんに従って、絵巻に描かれたのと同じ場所に行きました。
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白河上皇が到着した二の鳥居と車舎・・・・絵巻物では、瓦が二枚落ちてるところまで書いてありましたよ(笑)
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祓戸神社・・・流造ですね。これも、絵巻と同じ所にあります!
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この向こうに藤の絡んだ鳥居(藤鳥居)があるんですが
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藤原氏出身の勅使はこの道を通って本殿に進んだそうです。
身内は勝手口から入る、と言うことらしいんですが、その道を剣先道と呼ぶんですって。
これが剣先道。先が剣のようになってますね!
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現在の着到殿。
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林檎の庭と幣舞殿。
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本殿。
絵巻の時代には唐破風はまだなかったんですね。
この前で参籠したんだ!
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本殿前の二位橋。
位の高い人はこの中に入って参籠したらしい。
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絵巻には幼木として描かれた木が、800年たってこうなりました!
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この日も相変わらずくそ暑い(失礼!)日でしたが、いつもと違う目で春日大社を見て、
意義深い日になりました。

で、どうやって帰ろうかな…と考えながら参道を歩いていたら、「鷺原道」の道案内に誘われて。
鹿園の横を通って飛火野に出ました。
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この道は父に連れられて良く歩いたものでした。
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私にとってはこの木が飛火野のシンボルです。
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この後、浮御堂から浅茅が原に抜け、国立博物館で、法華堂の金剛力士像を見て帰りました。
暑くて疲れましたが、充実した1日でした☆

おまけの情報☆
春日大社では、土曜と日曜、朝6時半から、禰宜さんと一緒に1時間かけてお参りする、と言うイベントがあるそうです。
爽やかな夏の早朝の春日大社を味わってください、とのこと・・・・今はとてもさわやかとは言い難いそうですが(笑)
ほんとは8月までの計画だったそうですが、好評のため、10月まで延長になったらしい。
面白そうですね~☆
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by nagiwi | 2010-08-30 19:57 | まほろば検定 | Comments(4)

毎日35度以上の猛暑日が続いていますが、こんなに暑い夏って、多分私が生まれてから初めて。
8月も残り数日だというのに・・・・
それでも、奈良では水曜日と金曜日に夕立があって、朝夕は少し風が感じられます。

その猛暑の中、26日に大阪歴史博物館で行われてた「華やぎの装い 鴻池コレクション展」に行ってきました。
大阪歴史博物館は大阪NHKに隣接してて(って言うか、ひっついて建ってる)
大阪城が一望できます☆
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しかも、ここって、1350年前は難波長柄豊碕宮だったのです。
地下には遺構のあとが保存されてて、見学ツアもあるようですが、
今回の私のお目当ては、鴻池コレクション。
大阪随一の両替商だった鴻池家の女性たちの残した華やかな小袖や、化粧道具をはじめとする婚礼調度、また明治から昭和の初めにかけての当主の趣味の品々など、興味深いものが一杯。
それに、あちこちの屋敷の見取り図があったり、一族の方の書かれた回顧録や様々な写真などを取り混ぜたビデオが紹介されたり、浪速のあきんどの日常生活がうかがえるようになっていて、面白かったです☆
見事な婚礼の衣装に、嫁入り道具、広い広い広いお屋敷(50ぐらい部屋がある??)…
そのお金持ちぶりに、目も眩むばかりでした。

昼食は西梅田のル・コントワール・ド・ブノワ
ここは、ブリーゼ・タワー(もとのサンケイホール)の33階で、素晴らしい見晴らしが楽しめます。
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手前がJRの貨物ヤード、大川、その向こうは兵庫県まで見はらせたのは、空気が綺麗だったのかな?
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こちらのシェフはなんだか有名な人らしい。カリカリのパン(?)とヨーグルトソース
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私のオードブルは豚のゼリー寄せみたいなもの。
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友人のはいんげんのサラダ
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メインの烏賊と枝豆のイカスミソテー
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デザートは・・・なんだか忘れましたが、すごく美味しかった~!(汗)

肩の凝らない、でも本格的なフレンチで、サーブしてくれる人も感じが良くて、優雅な気分でしたわ~。
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シャンパンで乾杯してるところを写真に撮ろうとしたら、あいてない大きなボトルを持ってきて「どうぞお撮りください」ですって。
親切だわ~☆
と言う訳で、このボトルを開けて飲んだわけではありませんので、そこのところ、お間違いないように(笑)
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by nagiwi | 2010-08-28 21:19 | 博物館&資料館美術館 | Comments(6)

燈花会に行きました☆

8月13日、
去年はお嫁ちゃんが臨月で行けなかった燈花会に、今年は行ってきました☆
去年はおなかの中にいた赤ちゃんが、今年はもうすぐ一歳。
早いものですね。

今年はみんな一緒に行ける、と夫が楽しみにしてたので、夫の浴衣も新調し、
全員浴衣姿です♪
孫娘はじんべさんですけど、ね。

東大寺付近はすごい人出だろうと思ったので、
浮御堂や、浅茅が原、猿沢池のあたりを散策。
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この写真は浅茅が原ですね。
後ろで手を振ってるのが夫ですが、彼は、
出かける前からビールを飲んでたので、すっかり出来上がってます(笑)
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かなり分かりにくいですけど(汗)猿沢池。
五重塔が闇に浮かんで綺麗でした。

予想は当たってて、この辺りは人出もそれなりで風情もあり、しかも、水辺は涼しかった!

寝てしまうだろうと思ったバギーの孫娘は、興奮して御機嫌さん☆
良い一日になりました♪

お嫁ちゃんの帯結びです☆
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by nagiwi | 2010-08-20 19:17 | 着物 | Comments(4)

最終日は、午前中慈光院、午後から薬師寺と唐招提寺に行くことにしました。
ちょっとゆったり目のスケジュールですが、着物着用なので、ハードとも言えるわ(笑)。

9時ごろホテルにお迎えに行ったら、皆さん荷物は自宅あてに発送してお待ちでした。
さすが遊びなれてる人は違う(笑)

JRで大和小泉まで行き、そこから慈光院まではバスです。
この日は日曜だったので、路線バスはちっこいミニバス。
いかにも田舎のバス~♪

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今回来られたメンバーにはお茶のお稽古をしてる人が多かったので、慈光院がいいんじゃないかな~、と思ったんですが大正解だったようです!
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慈光院の静かなたたずまいに、皆さん、大喜び☆
この日は私たちのほかには拝観の人はいなくて、静けさを独り占め~♪
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前回来た時は、ご老師が懇切丁寧な(笑)ご説明をして下さったんですが、今回は若い御住持がおられて。
この方が、一見内気そうな印象だったのですが…・実際は・・・やっぱり懇切丁寧な方で・・・・・バスの時間が危うかったです(笑)
ありがとうございました。

慈光院から近鉄郡山行きのバスに乗って、大職冠下車、昼食は「いかるがの里」です。
このお店はバス停の前で歩かなくて良い、と皆さんお悦び。
野菜あんかけ定食をいただきました。
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日曜のお昼は満員でしたよ!
予約しておいて良かったな~。

またまた、バス、近鉄と乗り継いで、薬師寺へ。
私、あんまり薬師寺は好きじゃないんですが(笑)東院の聖観音はいつ見ても素晴らしいわ~!

現在薬師寺では、秋からの東塔の修理に向けて、東塔の内部が拝見できます・・・
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この塔を見るたび
「ゆく秋の 大和の国の 薬師寺の 塔の上なる ひとひらの雲」(佐々木信綱)を思い出します。

ただ、拝観できるだけで内部には入れません。
が、入れる人もあるようで…写経しはった人たちなのかな?寄付しはったのかな?ツアかな?って感じ…・

塔を見てたら「金堂で法話が始まります~!」との呼び声が。
薬師寺が初めての人もあったので、座って聞いてたんですが…・これがあちこち間違ってる…・天武天皇と聖武天皇をごっちゃにしたり…・奈良時代と飛鳥時代をいっしょくたにしてたり・・・とにかく、面白おかしく喋って笑わせたらそれで良いと思ってるみたいで・・・・聞くに堪えないので、私は途中で立ってしまいました。
ただ、皆さんは、お堂の中を通り過ぎる風が心地よくて、うつらうつらしておられました(笑)

平山郁夫作の障壁画を拝見して、空を見たら、なんと綺麗な晴天でしょう(劇汗)
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一番暑い時間帯に唐招提寺まで歩くことになってしまって、みんな口数が少なくなりました。

歩くのが限界に近づいたところに、「かき氷」の旗が!!
薬師寺と唐招提寺のほぼ中間に最近できたお蕎麦屋さんがあるんですが、そこでかき氷を頂きました。
天の助けやわ☆
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かき氷で体内を冷房で体外を、思いっきり冷やして元気回復。
唐招提寺まで気持ち良く歩きました~!

唐招提寺についてみたら、思いもかけないたくさんの拝観者(笑)
どうなっちゃったんでしょう!とか言いながら、隅鬼や、仏像のまん網相や、私の大好きなものを御紹介して
金堂の後ろ側に回り込んだら、ここはいつもの唐招提寺。
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やっぱり、唐招提寺は良いなあ☆
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境内の池には白い蓮の花が咲いてました。
勿論、鑑真和上のお墓にも詣り、境内をゆっくりした気分で散策してると、いつの間にか5時前。
門のところで立ち去り難く振り返ると
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天平の甍が、緑の中に輝いてました。

そろそろ日も陰ってきたので、尼ヶ辻まで歩こう!ということになり(無理やりかな?)(笑)
ぶらぶら歩き、垂仁天皇陵を見て、尼ヶ辻到着。
西大寺駅で皆さんとお別れしました。

今回は、少しマイナーな秋篠寺や慈光院を案内したんですが、どちらも大変好評でした。
ちいさくて、静かで、人がいなくて、いかにも奈良らしいお寺でなので、
気に入ってもらって私も嬉しかったです~。

奈良に来るのが二度目、三度目になる方もあるんですが、来るたびに奈良が大好きになる、と言って頂きました☆
良かったな~♪

が、しかし・・・・
ほんまに暑かった…
誰も熱中症にならなくて、ほんとに良かった・・・・
と言うことで、次回からはぜひ、春とか、秋とか、冬とか、真夏以外に来てもらうように頼んだところ
早速、次回は4月にきはる、と言うことになりました。
遊ぶことになると、ほんまに早い!(笑)

4月には桜の奈良をご覧いただけるかな~!

おまけ
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慈光院の門前に佇む私(笑)

暑さの中にも秋の訪れか…蜻蛉が。
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by nagiwi | 2010-08-20 18:32 | 奈良 | Comments(4)

7日・・・この日もカンカン照り!
陽光きらめく晴天の下、JR奈良駅からシャトルバスに乗り込んで平城宮跡に向かいました。
このバス、無料だし、便利ですよね~。

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真っ青な夏空と大極殿と近鉄特急。
いかにも暑そうですが、思いのほか風があって、しかもその風が爽やかで心地いい、東京とは空気が違う、そうです☆

この日は、遣唐使船と大極殿を見るのが主な目的なので、先に平城京歴史館に入る整理券をもらったところ、入場までに30分ほどあったので、朱雀門へ。
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朱雀門広場では木簡体験をやってました。
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和紙に墨でメッセージを書き込み、それを木の筒にいれると、平城京の希望の場所に埋納して下さるというもの。
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良い墨の香りがしてました。

遣唐使船はやっぱり人気が高いです☆
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見れば見るほど、小さい…これで海を越えるのって、怖いですね~。
平城京歴史館のそのほかの展示はそんなに期待してなかったんですが、VRシアターは良かった!
ほんとに平城京を俯瞰してるような気になりましたわ~♪

さて、歴史館から大極殿迄は炎天下を歩くことになります。
東京からの友人たちは普段は歩きつけてないので、途中で倒れるかも?と、冷えぴたやアイスノンを準備。
梅干しを水のペットボトルの中に入れ、大極殿目指して出発!
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帽子にサングラス…なんだか怪しい一行ですね~(笑)
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大極殿には四神と十二支の壁画が描かれ、高御坐もありました。
これは復元されたシビ
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大極殿からは朱雀門までが見通せて。
謁見を求めて朱雀門からやってくる一行が見えたんでしょうね。

タクシーを拾って西大寺まで行き昼食。

昼食後、駅前から丁度やって来たバスで秋篠寺に向かいました。
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競輪場の横を通り過ぎる(笑)とバスは静かな住宅街にはいるんですが、そこに秋篠寺はあります。
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綺麗な苔が印象的なこのお寺は、伎芸天で有名ですね☆
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瞑想的な表情と優雅な立ち姿の伎芸天は、頭部は奈良時代の脱活乾漆造、体部は鎌倉時代の木造。
後世の補作ですけど、違和感はありません。

秋篠寺は素敵なお寺なんですが、興福寺の国宝館に行くには足の便が悪くて。
タクシーを呼んだら、乗務員さんの名前の上に、「まほろば検定一級合格」の文字を発見☆
わ、私も頑張らねば…

で、国宝館でゆっくりして次に向かおうとしたら、ここで一人脱落(笑)
やっぱり暑さにやられはったんでしょうか・・・・・タクシーでホテルに帰って、夜の部に備え休息を取らはることになりました。

残りのメンバーは依水園の前の道を通って東大寺の裏に出、二月堂へと向かいました。
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何度通っても素敵。絵になる道ですね。

まず三月堂を拝観したんですが、ここは今修理中でいつもと違う雰囲気ですが
いつもは薄暗い中でしか拝観できない日光、月光菩薩が間近で見られました。
受付の方に、四月堂拝観を勧められて初めて入りました!

ここで、なんだか見慣れた集団に遭遇。
首からかけたIDカードに見覚えがあるなあと思ったら、奈良大のスクーリングの一団でした!
炎天下のスクーリングを思い出し、思わず「頑張ってください!」と声をかけてしまいましたわ~。

修二会の時は、松明を持った童子がこの階段を登ります。
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二月堂からの眺めは最高でした!

大仏殿の横を通って(中に入らず)ホテルに戻り、着物に着替えて(!)
夕食のレストランに向かいます。

この日の夕食はフレンチのラ・ヴィ
若くてハンサムなシェフの御主人と、可愛い奥様とが二人でやっておられるんですが、とっても美味しいの☆
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小さくて可愛いお店で、応援したくなります♪
4周年だそうで、その感謝コースと言うのを頂きましたが、とってもゴージャスでした~。
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途中脱落した友人も無事復活し、みんなで美味しく楽しくいただき、ホテルに戻りました。

さあ、あと一日だ!
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by nagiwi | 2010-08-18 00:03 | 奈良 | Comments(4)

8月6日、東京から着物友達の一行がおいでになったので、3日間ににわたって
真夏の奈良、京都を楽しみました。

まず初日は、京都。
我が家では、前日が法事だったので、起きられるかどうかすごく不安だったんですが、
ちゃんと起きて行けました!
遊ぶとなると我ながら元気やわ(笑)

京都駅で待ち合わせて早めの昼食は in the room
昼間なのにうす暗くて、まるで深夜のバーみたい(笑)
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みんなで乾杯しました~♪

このあと、呉服屋さんに案内してもらって、着物を染めてるところを見学させていただきました。
最近は着物業界も不況で友禅も外注が多く、自社で職人さんを抱えているところは少ないそうなんですが、
この会社は、何もかも自社でされています…勿論、一から十まで手作業☆
最初は工房のビルの中で、型染めの型の下絵を描くところ、その型を切り出すところ、
手描きのデザインを考えて下絵を描くところ、刷毛で無地染めをするところ、
型染めをするところ、そして、デザインの大元になる沢山の本(模様の本、日本画、雛型などなど…)など、それはもういろいろ見せて頂きました。
職人さんって、ほんとに親切で、ほんとに気持ち良く、いろいろ見せて下さるんですよ~♪
これは、その型染めの型。
素敵な模様です!
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この型を糊置きした後、色を差していくんですが、友人はその色を染めさせて貰ったの(汗)
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失敗したらどうするねん?買うの??と、そばでヒヤヒヤの私でした(笑)

次に本社に行って、そこで完成品を見せて頂きました。
出来上がったばかりの反物(着物も帯もありました)が、大広間いっぱいに広げられてるんですが、
それを一枚づつ、ぜ~~~んぶ、見てきました。
何百枚あったか分からないですが、どれもこれも一品モノです…
さらっと見てるだけなんですが、好きなものはぴかっとアンテナに引っかかってくるから不思議ですね(笑)
しかも、5人いると、みんな好きなものが違うのも面白いわ~。

みんな見終わるのに、何時間もかかって、最後の方はもう見疲れて、へとへと(笑)

以前、お召しの織物工房を見学したことがあるんですが、
その時も、職人さんはそれはもう親切にしてくださいました。
今回も、言ってみたら、お仕事の邪魔をした私たちなのに、皆さんほんとに親切だったんですよね。
どうしてかな~、と呉服屋さんにきいてみたら、私たちがみんな着物を着てたからだそうです…
着物のおかげ、ですね☆

地下鉄の駅まで皆さんに送ってもらって、奈良へ。
JR近くのホテルにお泊りだったので、夕食は「梁山泊」にしました。
ここへは、かるほさんやゆずさんたちと来たことがありますね。
これはお刺身盛り合わせ。
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春鹿で乾杯しました!
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みんな、「どうして普通の主婦がこんなとこ知ってるの?」と仰ってましたが・・・ここを知ってるのは、主婦の私ではなく、大学生の私~♪
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のどぐろかな~。

どれもこれも美味しくて、みんなせっせと食べ、しっかり飲んで、良い気分☆
ほんとはこの後、燈花会に案内しようと思ってたんですが、すっかり出来上がってしまって(笑)
燈花会はやめにして、帰宅しました。

だって、次の日は、炎天下の平城宮跡へ行く予定だったのです・・・・
体力温存しなくちゃ!
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by nagiwi | 2010-08-17 19:23 | 奈良 | Comments(4)

真夏の行事!

5日に無事法事を終え、
6~8日まで、東京からのお客様に奈良と京都を案内してました…
連日、最高気温は35度、朝から晩までカンカン照り…・
その上、6日と8日は着物着用。

一日目は京都の友禅染色工房の見学(着物)
二日目 平城宮跡、秋篠寺、興福寺国宝館、東大寺二月堂、三月堂、四月堂(洋服)
三日目 慈光院、薬師寺、唐招提寺、垂仁天皇陵(着物)
と言うコース。

猛暑の中でも毎日曜日にゴルフに行く夫が
「ほんまに元気やなあ」とあきれたほどでした(笑)

誰も熱中症にならなかったのは奇跡かも。

詳しい御報告は数日中にアップしたいと思います。
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by nagiwi | 2010-08-09 23:41 | 雑記 | Comments(0)

もう八月!

連日35度の猛暑です・・・・・

我が家は8月5日に夫の祖母の33回忌法要を営むことになったため、
この暑さの中を、毎日お掃除に励んでる私。
日ごろのお掃除が行き届いていないため、そこらじゅうが埃だらけ、庭じゅう雑草だらけで(劇汗)
その上、この際だからついでに不用品を捨てようと思いついたので、余計に仕事が増えてしまいました。
昨日、今日と頑張ったので、不用品は何とかまとまり、
庭は7割がたお掃除が済みましたが、玄関周りはまだです…
家の中はまだ手付かずだし…・
なんとか明日中にめどをつけたいなあ。


と言いながら、呉服屋さんに行ってきました(汗)
以前から頼んであった夫の浴衣と、私の夏の着物をお嫁ちゃん用に寸法を直してもらったのと、
私の羽織を孫娘の普段着に仕立て直したのが出来上がってきたので、貰いに行ったのです☆

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夫が欲しがってた麻の浴衣です。
縮みなので、しわがよりにくく、家で洗えるし、ちょっと大人っぽくて(大人ったって、60過ぎてるんだし、もうじじいだ!)(笑)良い感じ。
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これは紗。
私が結婚した三十数年前、こういう、表は黒で裏が赤の紗の着物がすごく流行ってたんですよ。
柄行きが可愛くて、お気に入りの着物でした。
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これが私の羽織を直したものです。
お正月などのおすまし着に良いかな、と。
安物の絞りですが、絞りは軽くて暖かなので、子供の普段着にぴったりです。
孫娘はもうすぐ一歳。
この着物を着せたら、どんな顔をするでしょうね?
楽しみです☆
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by nagiwi | 2010-08-01 23:30 | 着物 | Comments(10)