国宝十一面観音in京都

今年の四月、琵琶湖畔で出会った十一面観音に魅せられて始まった
友人と私の、7体ある国宝十一面観音を全部見よう!という企画も、
ついに最終回となりました。

最後を飾るのは、京都の六波羅蜜寺の十一面観音。
このお寺は、平安時代中期、空也上人によって開かれたそうです。
空也上人って、中学や高校の教科書で一度は見たことがあるはずですね。
疫病が京の都に蔓延した平安中期、自分の彫った十一面観音を車に乗せて、
念仏を唱えながら市中を引き歩き、病人を癒して歩いたとか。
阿弥陀聖とか市聖、市上人と称されて、浄土教の先駆者とも言われていますね。

この六波羅には平安末期には平家の屋敷が立ち並び、
鎌倉時代には六波羅探題が置かれた場所でもあります。
京都は歴史がミルフィーユのように重なっている、というのは私の大好きなフレーズなんですが、
六波羅の歴史はまさにミルフィーユのように折り重なりあい、今日に至っています。

その空也が引いて歩いた十一面観音が、今回私たちのお目当ての国宝です。
250センチ余りの大きな木造一木造り。
秘仏とされていて、12年に一度辰年に開帳されるものなんですが、
今回、中興の祖である花山法皇の千年忌で特別に公開されていました!
いや~本来なら三年は待たなくちゃいけなかったんですよね~。
私たちって、ラッキ~♪

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何度かの戦火を潜り抜けた本堂は1362年の再建。
江戸時代までは広い寺域を誇ったこのお寺ですが、明治の廃仏毀釈で、現在は市街地の中です。
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平清盛の塚や、阿古屋のお墓もある…

こちらの十一面観音は、平安時代の作らしいまろやかな体つきと、ふくよかなお顔でした。
お手先からは七色の糸が五鈷杵につながって、結縁となっていたので
五鈷杵に触れてゆっくりお参りしながら、この半年余りに拝観してきた7体の観音像に思いを巡らせて。
それぞれの仏像の細かな特徴は忘れても、まとっておられた雰囲気は忘れないものですね。

宝物庫に収蔵された仏像をいくつか拝観して本堂に戻ってきたら、ちょうどご加持が始まるところ。
一人づつご住持の前に座らせて頂いて、五鈷杵を持って手を合わせ、
観音への願いを念じさせて頂いて加持を受けた後、内陣に入ってご焼香をするという
思いがけない展開になりました。

特別御開帳のため、日に何度かご加持が行われているようでした☆
私たちって、ほんとにまったくラッキ~だわ♪

こちらのお寺は数珠を持ち、念仏を唱えておられる参拝客も多く、信仰を集めていることがよくわかりましたが、
若い女性が多い気がします…
仏像ブームのせいかしら?

お寺のそばには、「幽霊子育て飴本舗」というお店があります。
江戸時代に、妊娠中に亡くなったお母さんのお墓の中から赤ちゃんの泣く声がするので、
掘ってみると、男の子が泣いていて。
近くの飴屋さんには毎晩若い女性が飴を買いに来ていたのが、坊やが見つかってからはぱったり来なくなったそうで・・・
きっと、幽霊が赤ちゃんに舐めさせるために買いに来たに違いない、ということから
幽霊の子育て飴、として有名になったそうですが…・
その飴屋さんが今もあるなんて、しかも、ほんとに小さなお店でびっくり!
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これで十一面観音巡りは一応終わったんですが…・
なんかすごく良かったよね…これもご縁よね…・次は何にしようかな…
などと話し合っています…・
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by nagiwi | 2009-11-26 00:14 | お寺と仏像 | Comments(6)

着物で東京……最終日

最終日の朝、目覚めるとそこにはピッカピカの青空!!!
良いお天気です☆

この日の夕方には帰宅するので、着替えた後荷物をまとめて宅配便で送り、
友人と約束した有楽町駅そばの東京国際フォーラムへ。
ここでは第三日曜日に大江戸骨董市が開かれるそうなんです。
う~~ん、興味シンシンだわ~!!

ついてみたら、私のイメージの骨董市とは違って、明るくてきれい☆
いろんな人がいろんなものを持ち寄って、賑わってました。
中に二つ三つ、良いなあと思うアンティークっぽいブローチや髪飾りがありました。
中でも、チェリーアンバーのロングネックレスは、とっても欲しかったんですが、
お高かったです・・・・残念!
勿論、古着屋さんも沢山あって、ついつい必死になって掘り返し(笑)
一緒に行った三人の友人は、それぞれ、なかなか良さげな古い着物をゲット!
一人は5枚ぐらい買っておられましたよ!
私は男物の兵児帯を2000円で買いました~♪

そして、地下鉄で六本木に行って、東京一美味しいというパフェを食べることに。
(東京の地下鉄って、ほんとに地下深く潜るんですねえ。びっくりしたわ~)
東京ミッドタウンのガレリアにある「パティスリー・サダハル・アオキ」と言うお店です…
いつもは行列ができるお店だそうですが、この日は開店してすぐだったので、私たちが最初のお客でした。
残念ながら、その「東京一美味しいベリーパフェ」は無かったので、チョコレートパフェを頂きました。
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こ、これが・・・・・・・
確かに東京一!
今まで私が食べた中で、最高のチョコレートパフェでした。
多分、今後もこんなパフェを食べることは無いと思います☆
パフェにはこのお店の美味しい焼き菓子がいくつもちりばめられて、お口の中でいろんな味が感じられました。
そして、チョコレートは濃厚にしてあくまで苦く、アイスクリームはマイルドに、そしてときにはオレンジの苦みと、最後の一口を食べ終えて、思わず満足のため息が出ましたわ…・
しかし、ものすごいカロリーだと思います…・
お店の人の話だと、全部食べられない人もあるとか。
そうだと思います(汗)

この後、私の希望で、上野の東京国立博物館へ。
皇室の名宝展に出ている春日権現絵巻が見たかったんです!

山手線を鴬谷で降りて歩いて行くと、国立こども図書館が。
台座の顔のレリーフは小泉八雲だとか。
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黒田記念館の前で。
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この日はほんとに良い天気で歩くのが楽しい~。
博物館の屋根の上の空は真っ青!この瓦には釉薬がかかってるのかな?
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本館の素敵な大理石の階段
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時間があんまりなくて、全部をゆっくり見ることはできませんでしたが、お目当ての絵巻はしっかり見てきました!
他にも正倉院御物の黄金瑠璃鈿背十二稜鏡や螺鈿紫檀げんかんも。
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それから法隆寺館へ行って、これも念願の金銅の摩耶夫人を拝見しました☆
ガラスに映った木々が綺麗ですね~。
しかし、あんなにいろんな物をたくさん献納してたなんて…・
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この博物館はほんとに広くて、紅葉を始めた木々が陰を作って心地よく、鳥たちが賑やかに鳴き交わしていました。

お昼御飯には、お蕎麦を食べようと、神田の藪そばへと向かいました。
うん、あのパフェでお腹はいっぱい!なので、お蕎麦がお腹にはぴったりだわ(笑)
大通りを一筋入ったところに、趣あるお店が。
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このお店は長く語尾を伸ばす独特の声の出し方で、注文を通すんですね~。
それに、ありがとうございます、と言わないで、有難う存じます、と言う。
面白いなあ!
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いかにも、東京の食べ物を食べたって言う感じでした☆

この後、彼女は無慈悲にも、万惣でホットケーキを食べよう!と言う!!
お腹一杯~、もうアカン~、という私たちにお構いなく、万惣の前に行ってみたらお休みでした!!
もうもう、ほっとしましたわ~~ん。
勿論、極めて、誠に、心から、残念です、はい(笑)

そうこうしているうちに、東京駅に戻った方が良い時間帯になって・・・・・
東京駅で葡萄ジュースを飲んで、今回食べ逃したものを数え上げ(笑)
行きたいところを考えて、来年も東京に行きたいなあ、とそう思いました…
行きたいところ、食べたいものはたくさんありますが、なにより、大事なものは友達…
心許した良い友達とあれやこれやとお喋りして、同じ時間を過ごすほど楽しいことはありませんものね。

その意味からも、この三日間はほんとに素敵だった!
有難う~、東京。
有難う、えいこさん☆


また会いましょうね。


しかし、今回ほど、自分がどこにいるのか分からず、ただただ、後をついて回ったこともないし、
今回ほど、美味しいものてんこ盛りで、お腹一杯になったことはありません!!
次回は胃袋のスペアを持って行った方が良いような気がする…・
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by nagiwi | 2009-11-17 21:24 | 着物 | Comments(8)

一夜明けたら…少し雨っぽいけど、昨日ほどじゃなくて。
お部屋からは、紅葉の始まった日比谷公園が見えます!
雨に濡れた木々が綺麗だわ。
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一生に一度は帝国ホテルのモーニングって食べてみたいね~と、 レ セゾンへ
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私たちの頼もしい東京案内人のえいこさんとジュースで乾杯!
今日もよろしくお願いします☆
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目玉焼きがとろろろ…
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朝食を一緒にとりながら、着物を着ないお友達になんとか着物を着せよう、
という話になって、
部屋に戻って、私のお召しを着せてみました!
とっても良くお似合いで、ご本人もまんざらではなかったみたい。
作戦成功かな(笑)
私の着てるのは絞りの着物、右端の友人はお召しです…
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秋田へ帰るこのお友達を送って東京駅に行き、時間があったので、
新丸ビルの「ショコラティエ パレ ド オール」でこれを飲みました…・名前、忘れましたわ~ん。
大人のチョコレートって言う感じの苦みのある濃厚さ。
透明なのは、スパークリングショコラですって!
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彼女を送った後、東京見物に出発!!
まずは巣鴨のとげぬき地蔵へ。
実は、とげぬき地蔵って、どんなものか知らなかったんですが・・・何とかの六本木って言いますよね~。
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赤パンツを熱心に探す友人です(笑)
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この聖観世音菩薩像に水をかけ、自分の悪いところを洗うと治るという信仰があるそうで・・・・私の悪い所って根性かな??(爆)
いつもならすごく沢山に人が並んでおられるそうですが、この日の朝は雨っぽかったので、比較的すいてて、しかも、もう雨は上がってきてました。
私たちって、ほんとにラッキ~
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この金色のものは何?う○ちビルとして有名だそうで…た、確かに(汗)
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次は浅草☆
あはん、これが雷門の提灯なのね~。でかいわあ。
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これなんだっけ?確か幼稚園だったような…
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浅草寺にお参りして出てきたら、境内で子供歌舞伎をやっていました。
「信楽会たぬきっず」という、幼稚園から中学生まで、男女とり混ぜた子供たちによる白波五人男なんですが、これがまあ、よく声が出て所作も決まり、見事なものでしたわ~。
終わった後のご挨拶もきりきりと折り目正しいもので、日頃の精進がうかがわれました☆
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そろそろお腹が減ってきたので、駒形どぜうへと向かいました☆
どじょうを食べるの、初めてです!
ビルの谷間にある歴史のある店構え・・・・・暖簾を分けて入る良い女~♪
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平たいお鍋の上にずらっと勢揃いのどじょうたち…こんちわ~(笑)
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カンカンにいこった炭火でグツグツ煮えるどじょうに、山ほどおネギをのせて煮えたところに山椒をかけてを頂きました。
美味しい!!
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がつがつと(笑)どぜうを頂いて、はあ、東京に来たんだなあ、と実感☆

いつも着物で集まるお友達の一人が水彩画の発表会をなさってるので、それを見せていただくために、画廊に行ったんですが・・・あれはどこにあったんだろう???(笑)
皆さんお上手で、彼女の作品は、優しげな色遣いでお人柄が出てました・・・
目の保養でしたわ~。

ここで他のお友達も合流して、和服着用人数は5人になり、銀座へと向かいました。
土曜日で車は走ってなくて、空は静かに暮れなずむ・・・・♪たそがれ~の銀座♪
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着物姿の集団って、たぶん目立ったでしょうね。
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沢山の人の中をきょろきょろしながら歩くと、どちらを向いても有名なブランド品のお店が。
すご!高そう!買えなさそう(笑)
そのくせ、銀座の裏通りには、こんなお稲荷さんがいくつかありました。
信仰って、強い力を持ってるんですね。
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もうすぐ取り壊される歌舞伎座。
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なが~いなが~い、リムジン!
こんな長い車、初めて見ました…これぞ東京?
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この日の夕食は中華。
築地の芳蘭亭だそうです。
築地って、地名がかっこいい…けど、お店の構えは昨夜に続いて、普通。
でも、もう店構えには騙されません(笑)
絶対美味しいに違いない、という私の確信は間もなく実証されました!

クラゲ。コリコリだよ~ん。
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私の大好きなピータンだ!
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ピリ辛キュウリ
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牡蠣・・・・辛味加減が絶妙でした☆
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そして豚肉ときゅうり
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ここまでが前菜なんですよね…・濃すぎない味付けなので、いくらでも食べられて、紹興酒にぴったりで、ほんとに美味しい☆

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エビとホタテの炒め物。ぷりぷりだわ~ん
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北京ダック!…二つ食べちゃった。
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豚の角煮。お箸ですっと切れて、しかもしつこくなくて、ほんとに美味しいんですが…このあたりで、そろそろお腹は膨れてきました…当然でしょ?
そろそろ終わりかな・そうであってほしいな~と思ったんですが
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魚の揚げ煮が!ピリ辛で良い感じなんですが、いかんせん、おなかはパンク寸前(笑)
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この後、ワンタンスープが出て、その後にデザートのタピオカ。
何故かデザートは食べられるんだわ(笑)
粽は持って帰って、翌朝の朝ご飯にすることにしました(笑)
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こうやって一日を振り返ると、いったいどこで地下鉄に乗り、どこで降りたのか、もう一つ判然としません(笑)
とにかく、せっせと歩いて、地下鉄の階段を上ったり下りたり、しっかり運動したような気はするんですが、
それを上回る食事量(笑)
昨日よりもっと胃袋が大きくなったことは確かでしょう(爆)
こうして怒涛のような二日目は終わりました。
後一日しかないなんて…
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by nagiwi | 2009-11-17 18:17 | 着物 | Comments(4)

11月13日から15日まで東京に行ってきました。
東京在住の着物友達のえいこさんから何度か「東京へ遊びにおいで」と誘っていただいてたんですが、
ようやく実現。
ご近所の着物友達と一緒に、出かけてきました☆

2か月前から、新幹線とホテルが一緒になった「東京ブックマーク」を予約しておいて、
意気揚々と「ひかり」に乗り込んだんですが、あいにくお天気は下り坂。
雨は着物の大敵ですが、それでも、私たちの勢いは火のように燃えて(笑)
それに、私、着物の雨コートを新調したばっかり。
雨が降ったらそれが着られるわ・・・・・と少し嬉しい(をいをい)
しかし、「ひかりは沢山停まるわね~!」「まだ着かないわね~」と、気が焦る私たち。
さんざんぶ~たれてたんですが、ようやく東京着です☆
山手線に乗り換えて小雨の有楽町で下車、二泊三日の宿泊は帝国ホテルです!
きゃっ、豪勢だわ(笑)

帝国ホテルのロビーで首尾よくえいこさんと再会、チェックインしたら、何故かお部屋はグレードアップされてて。
本館十一階だなんて、ラッキーだわ~♪

もう一人秋田からおいでの友人とも合流して楽しくお喋りしてるうちに
外は雨(涙)ちょっとにんまりしながら(うふ)雨コートを着て
向かった先は丸の内ブリックスクエアの三菱一号館広場
つい最近完成したばかりのお勧めスポット、だそうです☆
背の高いいかにも東京、なビルの間に建つ明治を思わせるレトロなビルがあって
いろんなお店が入っています。
このお店は骨董屋さん?おしゃれなリサイクルのお店かな?外はもう真っ暗ですが、良い感じです~♪
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植え込みや噴水の向こうには、洋館が。
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雨の中に佇む私たち。雨コートを着てご機嫌ですね…
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この日の夕食は神保町の「レストラン七條」だそうで・・・地下鉄(かな?)に乗って少々歩き、小学館のビルへ。
もう一人のお友達も合流して5人になりました。
外から見たところは、ほんとに普通のレストランだよ~・・・・・
そんな先入観は、このチーズパンを一口食べたときに、たちまち消え去りました。
何よ、これ、めちゃウマやん!
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前菜はみんなバラバラ。
生牡蠣ですが・・・・これで一人前の前菜よ!
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生ウニのジュレ…おいしそう☆
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白子のロースト…これも食べたかった
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アスパラと蟹のなんとか・・・盛り付けもきれいですね。
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これが私の頼んだ鴨とフォワグラのテリーヌ。厚さ1,5㎝、幅10㎝位あります・・・・・・・すごいボリューム!!
でも、意外にあっさりと美味しくて、ぺろりとお腹に収まりました。
付け合わせのピクルスも良いお味でしたわ~ん。
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何故かここでエビフライ登場。これがほんとにアッツアツで、みんなフウフウいいながら、美味しくいただきました。タルタルソースもしっかりつけたんですが、それが間違いだったかも??
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というのは、この後にメインの肉料理がきたんですが、そのボリュームたるや!なのに、そろそろお腹は一杯になりかかってる・・・・(汗)

鴨のコンフィ…;皮がパリパリだったそうです!
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豚肉と豚足のロースト・・・・たっぷり3人前はあると思う…
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私たち3人の頼んだ牛頬肉のワイン煮込み。
もうもう、ワインの香り豊かで、とろとろで、たまらないお味で・・・・お腹一杯だ~~!(汗)
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何しろ、どの料理も、一品で一回の夕食に十分なほどの量。
普段、お料理を残したことなどない私ですが、一口残してしまいました・・・・ものすごく美味しかっただけに、思い出しても残念やわ!!
他の人も少しづつ残して、中でも鴨のコンフィを残した友人は、
「あの皮食べてしまいたかった」と帰るまで悔しがってました…
と、言いながら、何故かデザートはちゃんと食べられる(笑)
っていうか、このデザートのために、メインを残したのよね~。
このお店の一押しのタルト・タタン。
表面が茶色なんですが、この焦げ具合が絶妙で、アイスクリームの甘さと焦げの苦みが、もう~たまらん!!
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勿論、ビールもワインもいただいて、胃袋が普段の2倍の大きさになったような気分(笑)でしたが、
実はこれはまだ序章だったのです・・・・

東京を案内してくださったえいこさんは、底知れぬキャパシティを持った人で。
この日は夕食の後、新宿ゴールデン街に連れて行ってもらいました。
昔、よく遊んでたそうです…・
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小さな怪しげ(に見える)なお店が並ぶ細い路地を、さっさと歩いてたどり着いた先は
これまた10人も入らないような小さなお店。
フラメンコが流れてました…・いやん、ドキドキする~☆
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学生時代を思い出させるようなここで、カウンターに座って1時間ほど社会見学(笑)
ホテルに戻った時は12時近かった。
朝起きた時は、フツ~の家庭の主婦だったのに、すっかり遊び人になった気分やわ~♪
東京って刺激的~、などと二人でしゃべってるうちに、いつのまにか、ことんと寝ちゃいました。
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by nagiwi | 2009-11-17 17:06 | 着物 | Comments(4)

「食で地方からニッポンを元気にしよう!」をスローガンに掲げ、
各地で「食」の祭典クーカルが開かれているらしいんですが、
今年は平城遷都1300年に合わせて(?)、11月4日から、
奈良公園浮雲園地と「夢しるべ風しるべ」で、関東関西の人気シェフが日替わりで登場してます。
美味しいものが大好きの友人と私、ちょうど奈良へ行く用事があったのを幸いに、
シェフズステージの予約を取って行ってきました☆
浮雲園地に仮設のレストランが組まれていました。
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この日のシェフは、「夢しるべ風しるべ」の武家屋敷でイタリアンのお店「イ・ルンガ」をしてられる
堀江純一郎さん
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私たちの席はカウンターで、シェフのまん前☆
私たちのごく初歩的な質問にも気さくにこたえてくださって、良い感じだわ~♪

この日のメニューは、奈良県産の食材を使って、がテーマのようです。
オードブルは大和ポークの岩塩包み焼き。
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大和ふとねぎのトルティーノ。
キッシュみたいな感じ…ネギが甘い!
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この頃から雨が降り出し、やがて風が強くなって、仮設の半屋外のレストランには雨が少し降りこんで。
何人かの方が席を移っておられましたが、でも、私の席は大丈夫でした♪

ロンブリケッリ大和牛サルシッチャとごぼうのラグー……ロンブリケッリって言うのはきしめんみたいな太いパスタのこと、サルシッチャはイタリア産の生ソーセージ、ラグーは煮込みのこと、だそうです(汗)
太くて少し縮れたパスタは噛みごたえがあって、牛肉とソーセージの強い味によくマッチ、思わず笑ってしまう美味しさ☆
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大和肉鶏もも肉の煮込み
大和肉鶏は歯応えがあって味が濃く、ソースが美味しくて、そのソースをからめて食べるジャガイモもほっこほこ♪
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奈良の地物蜂蜜のパルフェ
いやん、蜂蜜がふわふわやわ~ん☆
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半屋外だし、体の温まるようなお料理を、と考えてこのメニューになさったそうです。
私の知ってるイタリアンとは少し違い、バジルもトマトも出てこないお料理の数々でしたが、
なんだかとっても美味しかった。
中でも、ラグーが一番のお気に入り。
サービスでいただいた赤ワインにとっても良くあいました☆

食事中はふってた雨も、食事が終わるころにはあがって。
恐るべし、私たちの神通力(笑)
雨上がりのしっとりした奈良公園
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このオブジェ、面白いですね
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その後、奈良町にある「遊中川」へお買い物に行きました。
このお店は慶長年間に徳川幕府から御用達の指定を受けて、奈良晒(麻)を商ってきたんですが、最近は奈良らしい小物やおしゃれなバッグなどに販路を広げられ、銀座にもお店を出しておられます。
私は何か奈良らしいものをさし上げたい、と思ったときには、こちらのお店でお買い物をするんですよ。
奈良町の一角のお店は、豪商らしい見事なお庭とお座敷もあって、ほんとに素敵なんです。
今日も、何か素敵なものは無いかな、と行ってきたんですが…
なんと、そのお部屋でカフェがオープンしてました!!
と~ぜん、買い物もそこそこに、お茶してきました☆
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赤い表紙のものは鹿皮のメニュー、小石に赤い糸を結んだものはペーパーウェイト!
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私が頼んだのは、抹茶葛プリン・・・抹茶の味わいがたっぷり残って、絶妙の硬さ加減♪
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友人のジンジャーケーキ・・・・・一口もらいましたが、生姜だ!
どちらも、ホームメイドの暖かさと洗練されたセンスのバランスがちょうどよくて、すっかりファンになってしまいました!
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カフェから見た「遊中川」のお店の中。
欄間も見事だわ~。

美味しいものをお腹一杯、もう入らないと思うほど食べて、良いお買い物もでき、雨が降るのは私たちが建物の中か車の中にいるときだけ、という、大満足の一日♪

流石に夕食は、食べられませんでした(笑)
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by nagiwi | 2009-11-10 22:34 | 奈良 | Comments(8)

唐招提寺☆

唐招提寺の金堂では、10年にわたって平成の大修理がおこなわれていました。
その間、何度か見学会に行ったり、
修理中の盧舎那仏や千手観音を見せていただいたり、
奈良博にお出ましになった鑑真和上像を拝観したりしてたんですが
遂にそれも終了!
11月1日から3日まで、金堂平成大修理落慶法要が行われました☆

そして4日からは、十年ぶりの金堂一般公開。
これはなんとしても行きたい!と5日に行ってきました♪

近鉄を尼ヶ辻駅で降りて、住宅街の中を歩いて行くと、垂仁天皇陵の陪塚が
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垂仁天皇陵の陪塚としては、お掘りの中の田嶋守のものが有名ですが、
全部で6基の陪塚があるそうで、これはそのうちの一つらしい。
最近電車の中から見る垂仁天皇陵のお堀が妙に赤くて、変だなあと思ってたんですが、
近くで見ると、やっぱり赤い。
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そばを歩くと、お堀の水が生臭いけど、これって赤潮??
とはいえ、この天皇陵はほんとにきれいな形です☆
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写真中央の小さな木立ちも陪塚らしいですよ。
秋の大和路らしいのどかな風景ですね~♪
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唐招提寺へは、尼ヶ辻の駅から1キロほどでしょうか、この日は良いお天気で、
ぶらぶら歩きにぴったり☆
近づくにつれて警備員の姿があって、いつもよりは人影が多い気が。
やっぱり、10年ぶりの一般公開ですものね!


ああ、なんてきれいなんでしょう!

井上靖の『天平の甍』で有名になった、美しい大屋根ですが、
この金堂は今回の大修理で781年以降の建立であることが分かったそうです。
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金堂の素屋根は、去年には取り払われてたんですが、
境内には工事の車が行きかったりしてて、ざわざわしてました・・・・
それがこの日は参拝客でいっぱい。
皆さん、金堂の中を覗き込んでおられましたが、
私は、ここから屋根を仰ぎ見るのが大好き。
可愛い隅鬼が見える気がします。
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人が多いとは言いながら、講堂の前はし~んと静か。
これでこそ、唐招提寺です(笑)
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私の好きな、芭蕉の句碑のある旧開山堂前
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いつものように、鑑真和上のお墓にお参りし、境内をしばらく散策して帰りましたが
やっぱり唐招提寺は良いなあ・・・・

遠く奈良時代に、中国の大明寺から、数々の苦難を乗り越えて奈良にわたってこられた鑑真和上。
その志を今日に、ストイックで、商業主義とは縁遠いこのお寺がようやく成し遂げた平成の大修理・・・
いろんな人のご苦労があったのだと思うと、感無量ですよね…・
このお寺は、いつ来ても心洗われる思いです☆

この日のランチは唐招提寺と薬師寺の中間にあるお蕎麦屋さんで。
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by nagiwi | 2009-11-07 15:14 | お寺と仏像 | Comments(10)

この季節、法華寺、海龍王寺、不退寺では、秘仏を公開しています。
国宝十一面観音を全部拝観しよう!を合言葉にしている友人と私は、
法華寺の十一面観音を拝観しようということになりました。

当初は、佐保寺の三観音を見た後で正倉院展と阿修羅も…と言う予定だったんですが
彼女に所用が入って、法華寺と海龍王寺の十一面観音を二人で見た後、
私一人で正倉院展に行くことに。
連休の谷間とはいえ、きっとすごい人出だろう、と覚悟したんですが、
幸いにも(?)朝起きたら、雨模様で、その上、風も強く、寒い!!
しめしめ、これなら混雑は少しは緩和されるんじゃないかな~、と淡い期待(笑)

大和西大寺で待ち合わせて、彼女の車で法華寺へ。
佐保路のお寺は、こじんまりとしたいいお寺が多いんですが、
西大寺の駅からや、お寺とお寺の間は、あんまり趣のない道を歩くことになるのが難点です・・・・

彼女は、十一面観音にハマってから、白州正子さんの文章などを読み漁ったようで、
そのイメージと、実際の立地に違和感があるらしい。
そりゃあ、そうですよね~。
白洲さんが奈良に来られたころ、この佐保路は、田んぼや畑や雑木林の真っただ中。
それが今は車がガンガン通る国道のそばなんですから。

でも、、ね。
白洲さんが来られた奈良は、都があった奈良ではない・・・・
1300年前、平城京は人口10万人を有した時代の先端を行く近代都市。
そして、佐保路のある左京一条は、都のど真ん中。
総国分尼寺として光明皇后によって建立された法華寺の広い寺域の周りには
貴族の館が立ち並び、朝夕、華やかな牛車が行きかったことでしょう。
やがて都が移り、時代が下って、奈良は静かに衰えて。
そのなかでも人の暮らしは繰り返され、近代都市は田圃と雑木林へと姿を変えたのです。
そう思うと、また違う感慨があるよね…・

しかし・・・って、こうして見るとやっぱりいいお寺ですよね。
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門跡寺院である法華寺は、どこもかしこも優美で美しい。
そして本堂におられる十一面観音は、彼女にとっては思いのほか小さかったようです。
紅色の残った唇や肩にかかる髪…光明皇后をうつしたとも、檀林皇后嘉智子を写したともいわれるのが頷ける、たおやかなお姿。
「ふじわらの おおききさきを うつしみに あいみるごとく あかきくちびる(会津八一)」
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この慈光殿と言う収蔵庫には、光明皇后臨終の枕仏と言われている、
国宝の阿弥陀三尊像及び童子像の三幅の掛け軸があります。
ずいぶん退色していますが、意志の感じられる眼差しが見る者の心を捉えます。
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御所のお庭を写したといわれる庭園も公開されています。
如何にも尼寺らしく、小さくて可憐で清らかなお庭。
幼くしてこのお寺に入って、ここで一生を過ごす、貴い身分の少女も、
このお庭にはきっと慰められたのでしょうね。
低い屋根は「上の御方」と呼ばれる奥書院。大きい屋根は本堂です。
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小高い丘には背の高い木、手前には低い灌木が植えられ、手前の池には杜若が。
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瓦にも、障子の引き手にも菊のご紋がついてました。
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お庭にはたくさんのドングリや・・・
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黄色く実った梔子の実
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本堂の前に咲くエリカの花。
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華楽園と言う庭園には、秋の草花が無造作に咲き乱れていました。
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椿かな。ほのかに入った薄紅色が美しい。
凛とした静けさのある美しさは、この日の冷たい空気にぴったりでした。
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次に、海龍王寺に向かいました。
私が高校生の時、このお寺の門は閉ざされ、打ちつけられていました。今はちゃんとあいていて、それだけでうれしい私です(笑)
それでもまだ、寂れた風情の参道…いいわぁ。。
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光明皇后の皇后宮の北東隅に立てられたことから「隅寺」と呼ばれていました。
こちらの十一面観音は鎌倉時代の作品で重要文化財に指定されています。
長らく秘仏であったせいか、彩色も鮮やか。
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8世紀前半の様式で建てられた、国宝の五重塔小塔。
元興寺にも、こういうの、あります!
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本堂の屋根。
時間を切り取って閉じ込めたような境内でした。
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時間を見ると、午後4時前。
友人と別れ、混雑状況を気にしながら正倉院展に向かうと、
大正解!
行列の影も形もありません!!
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館内も静かで、やったね~♪
今年は、紫檀木画槽琵琶や、金銀花盤、平螺鈿背円鏡、光明皇后の真筆の楽毅論(藤三娘、との署名がありました!…他は読めません)(汗)さまざまな刀子などに人だかりができていましたが、それもほどほど。
しかも、どんどん人は少なくなっていって、ほんとに見やすい☆
私が心ひかれたのは、貝の飾り具(貝玦)!
三日月みたいな形に夜光貝をくりぬいたもので、小さくて可愛いの。
伎楽面のところにあった、馬の頭。
なんかリアルで面白い~。
漆花形箱・・・・今もつややかな漆の色と、形の面白さ!…ほしいわ…
それから、宝相華模様の琵琶の袋と組み帯。

好きなものを繰り返し繰り返し見て、すっかり納得し、
外に出てみると、もう夕暮が迫っていて
残照の興福寺境内は、思いっきり冷え込んでおりました。
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朝一番の酔狂会も良いけど、夕方の奈良博も捨てがたい魅力がありましたよ。
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by nagiwi | 2009-11-02 21:48 | お寺と仏像 | Comments(8)