風の中の小鳥

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卒論に没頭中の皆様へ

ゆずさんがご自分の卒論の構成例を、皆さんの参考にと載せておられるのを読んで、
私も何かお役に立ちそうなことはないかな、と考えて

昨年、私が卒論に行き詰ったとき
大学の先生をしている義妹から貰ったアドバイスがあったのを思い出しました。
昨年10月のブログに載せたものですが、ここにもう一度載せておきます。

参考になったらいいなあ・・・・・

◇先行論文はここ10年ぐらいを中心に整理する。
 それを見ているうちに古くても重要な論文は何かわかってくるし、論点もわかってきます。
 やみくもに扱っていても混乱するので、興味や疑問がわいたところにしぼって
 あとは知らないふりをする…(苦笑) 
 研究史の整理は大事です。

◇とりあえず気がついたこと、感じたこと、疑問に思ったこと、なんでも箇条書きにして、
 それをじっとにらんでいると、やがていくつかのグループに分けられることに気がつきます。
 それらのグループをもとに構成を考える。
 だいたいグループ分けができたら、目次を考える。
 この目次ができたら、論文の半分はできたも同じ、と冗談のような本気のようなことは
 よくいわれます。
 この際、「はじめに」(すなわち問題の所在)と、「おわりに」(結論)は必要ですが、
 起承転結だの、序破急だのはこの段階で意識する必要は全くない。
 (場合によっては最後まで必要ではない) 
 要は構成さえある程度できれば、それにそってなんとかなっていくものかと思います。
 大事なことは、それにそわないことは思い切って捨てること。
 ときどき我ながら捨てがたい思いつきがあったりするのですが、
 それをむりやりどこかにあてはめようとすると収拾がつかなくなるおそれあり。

◇自分で「なぜ」という問いをたてて、それに対する答えを見つけるのが論文です。
 最初の問題意識がはっきりしていれば結論は書いているうちにできてくることも多いので、
 とりあえずなんでもいいから、どこからでもいいから書くべきですが、
 その際にさきほどの大枠の目次を念頭に置ければ、らくです。

私はこれを読んで[あ、知らないフリをしてもいいんだ」と随分気が楽になったんですが、
皆さんは如何でしょう。

お彼岸だというのにすごく暑いですけど、
頑張ってくださいね!
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美麗☆

奈良博物館で行われている美麗 院政期の絵画を見に行ってきました。
先日の「美術史特殊講義」のスクーリングで、
この特別展をしっかりご覧になってこられた丸先生さまの予習講義と、
菜一輪での美味しいお夕飯つき(笑)、と言う誠に充実した催し。

当日午前中に来客のあった私は、
11時にはお昼ご飯を出すと言う荒業を使って、早々にお引取り頂くことに成功(をいをい)、
何とか約束の4時半に東向き商店街に中の「弁天」に到着!
丸先生、かるほさん、ゆずさん、猫さんと久しぶりの再会を果たしました。

あれこれ近況報告の後、色々なプリントつきの講義開始~☆
「院政期」というのは、
11世紀、12世紀に白河、鳥羽、後白河上皇三代の院政が行なわれた時代のことで、
丁度、貴族社会から武家社会への転換期にあたりますが、
この時代には造寺造仏が流行し、法華経信仰が羽振りを利かせた結果、
壁画や柱絵、仏教説話などの仏画が盛んに描かれたんですね。
そして、「尽善尽美」 即ち本質的な価値としての「善」と、
表層的価値の「美」を二つながらに追求するのが仏画のキーワードだそうです・・・・・
なるほど!だから仏画ってあんなに美麗なんですね~☆
丸さんは講義のプリントだけじゃなく、ちゃんと天皇表を用意してくださっていて、
時代背景がよく分かりました。

11世紀に仏画は大陸様式から脱却して、
抑制された装飾からなる調和の取れた日本的様式を完成しますが、
12世紀には切り金を使うなどしてだんだん装飾的傾向を強め、
やがて武家社会の確立と共に動きのある闊達な絵画へと変貌を遂げていくんですね。
これは仏像もおんなじだわ・・・

基礎知識を頭に入れて人影まばらな奈良博へ行きました。
金曜日は7時まで開館してるので、ノンビリ見られるはず・・・だったんですが
いや、もう見ごたえのあること!
丸さんの講義どおり、12世紀に入ると仏画が突然光りだして。
あれ?と思ってつくづく見ると、あちこちに切り金が多用されていて、
それがゴージャス感をかもし出してるんですよ、すごいわあ。

でっかい曼荼羅や仏涅槃図、きらびやかな孔雀明王、馬頭観音、そのほか、信貴山縁起や、平家納経、寝覚め物語に和漢朗詠集、餓鬼草子もあるし三十六人集もあると言う、
国宝オンパレード~!!
あと30分のチャイムが鳴ったので焦りまくって駆け足で見ましたが、
なんか見落としたんじゃないかと残念でした!!

入館者の皆さんも、この時間帯に入ってるのはその筋の方(笑)ばかりらしく、
みてて心地よかったです・・・・いつもこのぐらいの込み具合ならいいのになあ!

外へ出てみると日はどっぷり暮れ、静かな奈良公園。いい感じですね~。
東大寺から焼け門へ抜け菜一輪まで、
興奮が落ち着き空腹を再認識するのにぴったりの距離でした(笑)。

そしてこの菜一輪が、すごい!
本格的なオーガニック(マクロビオティック?)を食べるのは初めてだったんですが、
いや~、野菜ってこんなに美味しいんだ、こんなにいろんな味がするんだ、と
一口ごとに唸らせられました。
残念ながらカメラを忘れて携帯で撮ったので、画像が小さくてわかりにくいです・・・・これは突き出し。山椒の風味がキリリ
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メインの一皿。中央が玄米、あとはポテトサラダや、きたあかり(ジャガイモ)のこれでもか、というほど細い千切り、車麩のステーキ、葱味噌を添えたゴーヤ、ひも唐辛子、きゅうりのぬかづけ・・・・どれもこれも心憎いほどの美味しさだったんですが、写真がボケてます(汗)
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デザートの巨峰とトマトのコンポート・・・もう溜息ものです
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撮り忘れましたがお鍋ごと欲しいようなかぼちゃスープもありました・・・・
みんな「美味しい」以外の言葉を口にせず、ひたすら噛み噛み。
でも、時々横を見ると、猫さんが食い入るようにお料理を見て食材をチェックしておられました(笑)

食べてる間は全員無口だったんですが、食べ終わった途端全員喋りだして(笑)
いや~、おいしかったなあ。

野菜の力とそれを引き出す料理人の腕と、すごいものだなあと感嘆しながら、
近鉄奈良駅まで歩いて帰宅の途に付きました。

いや~、すばらしい日でしたわあ。
丸さん、皆さん、有難うございました。
そして、菜一輪さん、ご馳走様でした☆
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西大寺近辺

私が時々通る近鉄西大寺駅南側で、夏の初めから発掘が行われてて。
何が出たのか聞いてみたいとずっと思ってるんですが、
私が通るときはいつも無人。
丁度お昼時のせいかしら・・・・

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ここは西大寺から500メートルぐらい東へ来たところなので、
おそらくは西大寺の遺構だと思います。
四角い穴は柱跡かな。
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