カテゴリ:奈良( 87 )

奈良公園の桜で

一番早く咲くのは、氷室神社の枝垂桜。
今年も、もう満開です。
d0007913_2304256.jpg

青空に映えて、綺麗ですね~♪

この木は樹齢100年を越えてるそうで、
年々花の数が減ってます。

頑張れ~☆
[PR]
by nagiwi | 2007-03-31 23:02 | 奈良 | Comments(8)

佐保路の三観音

不退寺、法華寺、海龍王寺の秘仏公開が12日までなので
午前中の用事を早めに切り上げて、行って来ました。
まずは西大寺からバスで不退寺に。
在原業平の建立になるこのお寺には、四季の花々が咲き乱れるので有名。
d0007913_175255100.jpg
鎌倉時代の本堂の中には、業平作といわれる
全身胡粉地に極彩色の文様を施した聖観音がありました。
小さいお寺なので、
秘仏も手を伸ばすと・・・もとへ、伸ばさなくても届く距離。
d0007913_1852483.jpg
本堂から山門を見たところ。
さほど広くない境内ですが、植え込みが沢山あって
来るたびに樹木が大きくなり、茂みはこんもりしてきて
仏様との距離の近さと言い、庭のひなびた風情と言い、
いかにも奈良らしいお寺。
d0007913_18104572.jpg
ご近所のウワナベ古墳から持ってきたらしい、5世紀頃の刳り抜き形石棺。
草刈鎌を研いだ跡があるらしい・・・・おいおい!

一条通を歩いて、法華寺へ。
d0007913_18184442.jpg
総国分尼寺として建立されたこのお寺は、光明皇后ゆかりの寺でもあり、
門跡寺院としても有名です。
d0007913_18244797.jpg
国宝の十一面観音はこの本堂の中。
右足を一歩軽く踏み出したお姿で、唇にはほんのり紅がさされたよう。
会津八一はこの観音を見て
ふぢはらの  おほききさきを  うつしみに あひみるごとく  あかきくちびる
と歌ったそうです・・・
今日は、国宝の阿弥陀三尊像も公開されており、
京都御所のお庭を移築したといわれる庭園も見られました。
d0007913_18333530.jpg
門跡としてこのお寺に来られた宮家の姫君を慰めるためのお庭でしょうか、
優しげなお庭。
そして、書院の障子には菊の御紋がついていました。

法華寺と海龍王寺は目と鼻の先。
この海龍王寺は、一時無人で、門が打ち付けられていたのを知っているので
こうやって開いていると嬉しくなります。
d0007913_18451768.jpg
僧玄昉が唐から帰国途中、暴風雨に襲われた際に、
海龍王経を唱えて九死に一生を得たそうで、
そのとき持って帰った経典の功によってこのお寺に入ったとか。
d0007913_18522781.jpg
本堂は江戸時代のもので、中には十一面観音が。
秘仏だったせいで保存状態が極めて良く、胸飾や口元の紅も鮮やかで
右足を一歩出したお姿は、法華寺の十一面観音にも少し似通います。
そして、西金堂の中には、
天平時代の4メートルほどの五重塔が安置されています。
d0007913_1952216.jpg
建物の中なので映りが悪いですが、
建造物としての天平時代の五重塔は、これ1基しか現存していないそうです。

佐保路の三つのお寺の中でも、
不退寺と海龍王寺は拝観の人も少なくて、ひっそり古びた風情。
築地の破れや境内のひなびた様子は、昔の栄耀栄華とは程遠く、
今どきこんなお寺がまだあったのね、と思わせて・・・。
法華寺は、まだしも観光バスが訪れますが、
それでもやっぱり、仏様との距離が近くて、長閑。

時代についていかない(いけない?)こういうお寺が
いかにもいかにも奈良らしくて、私は大好きです。
[PR]
by nagiwi | 2006-11-09 19:21 | 奈良 | Comments(20)

奈良は大混雑

孫が来てたので、奈良の鹿を見せようと、
昨日は奈良公園に行って来ました。
奈良駅近辺はなんだかすごい人出で、紅葉もまだまだ始まったばかり。
人ごみを避けて戒壇院から大仏池にと、
私のお気に入りのコースを辿って行ったら、
大仏池の紅葉もわずかで人もいない代わりに、
いつもは居る筈の鹿の姿がなかった。
d0007913_239886.jpg


やむなくブラブラ大仏殿の正面で鹿を見て、
博物館のほうへ歩いていくと、

!!な、なんと!!
午後4時の博物館に長蛇の列と
「ただいま15分待ち」の張り紙

えええ~~???なんで???
今日って、平日よ???
しかも、後から後から行列に並ぶ人の姿もあって
平日の午後からならゆっくり見られる、という
地元民の常識が通じなくなってるみたい。

鹿たちも、観光客が多すぎたのか、お疲れ気味でした(笑)

しかし、平日の午後遅めでこれだから、
日曜祝日だとどうなるんだろう??
正倉院展の威力がここまですごいとは、と
心底ビックリした一日でした。

後援の新聞社が変わった所為かしら?
[PR]
by nagiwi | 2006-11-08 23:09 | 奈良 | Comments(4)

西ノ京に行って来ました。

11月3日~5日まで、
解体修理中の唐招提寺で
「平成大修理現場見学会」が行われているのに行って来ました。
唐招提寺は、昨年度水野先生のスクーリングでも行ったんですが、
門を入ると、
しんと引き締まった空気が漂っています。
d0007913_2241251.jpg
金堂前になびく幡も古色を帯びた静かな色目で、
いかにも唐招提寺らしい・・・・
d0007913_2242452.jpg
あの鳥が羽を広げたような美しいカーブの大屋根を造り出すために、
屋根裏の構造は様々に工夫を凝らしてあるそうです。
d0007913_22481572.jpg
隅木を支えている隅鬼。
う~ん、暗くて分かりにくいので、下からも撮ってみました。
d0007913_23175222.jpg
d0007913_22491820.jpg
旧開山堂とその前の芭蕉の「若葉しておん目の雫拭はばや」の句碑。
境内には、ほかにも会津八一や北原白秋など、幾つもの歌碑が。
見学会があるせいもあってか、
何時に無く大勢の拝観者の姿がありましたが、
境内は静か。
雰囲気が伝わるんでしょうね。
境内をゆっくりと歩き回って、新宝蔵で金堂の鴟尾も見て、
このお寺は、来る者を充実した気持ちにさせてくれます。

充実した気分のまま帰ろうか、
それとも、久しぶりに薬師寺に行こうか、
迷いました・・・・・が、折角来たんだし、と薬師寺に。
なんと言えばいいのか・・・・ほぼ20年ぶりで行った薬師寺。
予想はしてました(だから20年も行かなかったの)が
あれ程までとは思わなかったなあ。
d0007913_2365144.jpg
「行く秋の大和の国の薬師寺の塔の上なる一片の雲」と
佐々木信綱にと歌われ
「凍れる音楽」とフェノロサに言わしめた東塔の美しさはそのままで。
東院堂の聖観音も、薬師三尊像も少しも変わらないのですが
しかし。

唐招提寺とあまりに違う境内の雰囲気。

どっと疲れて帰りました。
[PR]
by nagiwi | 2006-11-04 23:20 | 奈良 | Comments(24)

明日香の秋の催し

私が時々ロムさせていただいてる「あすかびより」で、
明日香の秋の催しが紹介されています。

「彼岸花祭り」「光の回廊」「月を見る会」など秋の明日香は見所一杯~♪

☆スクーリングの後のお楽しみに如何ですか☆

この「あすかびより」さんのお写真は、明日香への愛に満ち溢れていて
見てるだけで心が優しくなります。

是非ご覧下さいませ。
[PR]
by nagiwi | 2006-08-17 23:55 | 奈良 | Comments(0)

平城宮跡の

大極殿正殿復元整備特別公開(第4回)を見て来ました。
この正殿は、間口44メートル、総高さ27メートル、当然、覆屋もでかい!
d0007913_1185953.jpg

内部に入ると、ぷ~んと桧のいい匂いがしました。
基壇の高さでさえ3,6mだって~。
鉄筋コンクリート作りの上に凝灰岩を張ってます。
d0007913_2312632.jpg

今回は素屋根の二重部分の組み立て状況が見られました。
使用されてる木材は桧と欅。国産だそうです~。
d0007913_2324788.jpg

d0007913_2325957.jpg

垂木の色は丹土塗装、天井部分には文様彩色が施されてて、一部見えるようになってました。
公開は明日までだそうです。

加工場の見学も出来ます。
瓦の型取りや積み方の研修もやってました。
d0007913_23104455.jpgd0007913_23112854.jpg









d0007913_2315178.jpg
ここは、宮大工さんが普段から作業するところなんですって。
これが噂の槍鉋です~。
かんなの削りかすが、たてロール(笑)になってるのが判るでしょうか?
持って帰る人が沢山いらっしゃいました。お風呂に入れるなんて声も聞こえましたよ。
いい匂いですもんね!

ちょっと曇ってましたが、せっかくここまで来たんだし、と思って
久しぶりに磐之媛陵へ向かってみました。
最近は、水上池の周りを回って行く自転車道路が出来てるんですね。知らんかった~。
d0007913_23253656.jpg

磐之媛は仁徳天皇の后。
夫が新しい妃を迎えようとしたのに怒って家出し、山城筒城宮にこもって帰らなかったそうです。
でも、万葉集にある歌は、なんとも優しげで。
秋の田の 穂の上に霧らふ 朝霞 いつへの方に 我が恋やまむ
ここに葬られてる人は、ほんとはどんな人だったんだろう、と思いつつ佇んでいると、
さわさわと風の音。

そばには、ウワナベ古墳、コナベ古墳があります。
d0007913_23362814.jpg

ここでも優しい風が吹いてました。
御陵や古墳のそばには、いつも風が吹いてるような気がします・・・・

数十年前、私がこの近くの高校生だった頃、
このあたりは、雑木林や畑に囲まれた、うら寂しい場所でした。
私たちのクラスは、HRの時間に担任の先生に誘われて、何度かここまで散歩に来たことがあって。
細いあぜ道や裏道を、特に何を話すわけでもなく、ただ、ぞろぞろ歩いたものでした。
何をしたわけでもないのに、その思い出は心に深く残っています。
今となっては、目的もなく持ったあの時間が、豊かさに満ちていたのだと思える・・・。
自分に自信もなく、未来に不安が一杯だったあの頃は、少しも気づかなかったのですけれど、ね。

最近はきれいに整備され家も建て込んできましたが、
御陵や古墳は、あの頃と変わらず今も静かでした。
[PR]
by nagiwi | 2006-04-29 23:56 | 奈良 | Comments(12)

奈良時代の仏像を見て来ました。

昨日、妹と二人で奈良公園を歩いてきました。

私たち二人とも、奈良で生まれて奈良で育ってきたけど、
二人で奈良公園を歩いたのは、初めてのような気がするな~。

空は少し曇りがちで風も肌寒かったけど、
新緑の奈良公園は人も少なく、時々小学生の遠足に出会うだけ。
ブラブラ歩きにはぴったり。

「勉強してるんだから、解説してよ」と言う妹の要請で、
スクーリングで得た知識を動員しながら、
私のお気に入りの場所をご案内させていただきましたわ~ん(笑)。

いつものように水門町から戒壇院に向かい、久しぶりに参拝。
スクーリングでおなじみ(笑)の鑑真和上のために築かれた戒壇院は、
三度にわたる火災で焼失、現在の戒壇堂は1732年に建立されたもの。
d0007913_1115377.jpg

堂内にある四天王像は天平塑像の傑作。
小学生の頃初めて見て、折に触れては見ています。
いつに変わらず、中央アジア風の甲冑姿で静かに立っておられました。

ここも定番の大仏池。少し遅れて萌え出した若葉に包まれて。
d0007913_11201338.jpg


正倉院を見てると、小学生の一団がスタンプ・ラリーをしてました。
正倉院は、お寺か、神社か、倉庫か?ですって(笑)。

ここから二月堂、三月堂に向かいます。
スクーリングのときは、学生でこの道は一杯で、写真を撮ったことがなかったのに、
やっぱり人がいないっていい風情ですね~・・・・って、私もその一団の一員なんですけどね(笑)。
向こうに見えるのが二月堂です。

d0007913_1125401.jpg

二月堂の上から奈良市内を一望。
「久しぶりにドリームランドを見た」と妹は大笑い。

で、三月堂(法華堂)を参拝。
スクーリングのときは、ここを横目に見ながら通り過ぎてたんですよね。
不空羂索観音好きの私としてはとっても残念だったので、私的には今日のメインはここ。
しかも、ここには日光・月光菩薩もある~。
脱活乾漆作りの観音様と四天王、穏やかな表情の塑像の菩薩様・・・・・
どれもこれも、いい表情。好きやな~。

開山堂の門から中を覗いたら、お水取りのお松明の燃え残りが!
d0007913_11431793.jpg


「創建当時の東大寺には100㍍近い塔が二つあったんよ」と
豆知識をひけらかしながら東大寺の正面に。
聖武天皇1250年御遠忌法要を5月に控えた東大寺では、なんだか準備に忙しそう。
d0007913_11492029.jpg


奈良公園は近年とてもキレイに整備されてます。
d0007913_11513187.jpg

この辺りは、小学生が写生に来る定番の場所だったんですが、こんな池、なかったよね~。
昔はもっと鬱蒼としてました。

ここまでで、ほぼ2時間あまり。
このあと、昼食をとって奈良市写真美術館へ。
ほんとは、新薬師寺で十二神将を見たかったんですが、実家へ寄る予定だったので時間切れ。

奈良時代を代表する塑像と脱活乾漆造りの幾つかの仏像を見て、
のんびり歩いた奈良公園。

どの小道も、きれいに舗装され、整備され、新しいお店が一杯出来て
私たちの思い出の中の奈良よりずっとお洒落になってきました。

なんだか空まで明るくなったみたい、と妹。

奈良に活気が戻るって事は、とっても良いことなんだろうけど、
鬱蒼として薄暗い奈良公園や、鄙びて崩れた新薬師寺の土塀がちょっと懐かしい私です・・・・
[PR]
by nagiwi | 2006-04-27 12:10 | 奈良 | Comments(8)

「まことにはかなきものは、ゆくえさだめぬものおもい。風の中に巣をくう小鳥」(作高橋睦郎・・・多分)私なぎの物思いの幾つかを・・・


by nagiwi
プロフィールを見る
画像一覧