カテゴリ:言葉( 14 )

久しぶりに

奈良検定とはあんまり関係のない本を読みました~。
「魂の古代学…問いつづける折口信夫」
新潮選書で、著者は上野誠先生。
先生はこの本で「第7回 角川財団学芸賞」を受賞されてます☆

折口信夫って奈良との縁も深く、
小説「死者の書」は中将姫と大津の皇子が出てくるんですよね
(有名ですけど、ちゃんと読んだことがありません。
そういえば、奈良検定にも出たことがあったような・)(汗)
なんにせよ、名前は知ってて親しみは持ってるんだけど、詳しいことは知らない、と言う(劇汗)
これって、先日の試験で露呈した私の欠点の最たるものだ、ということで
丁度見つけたこの本を読もうと思ったわけです。

で、この本が面白かった♪
流石、上野先生!!
中身は濃いのにさらさら読めて、折口信夫の唱えた
「まなざしと関係性の古代学」が、なんだかよくわかった気がします。

この中で、上野先生は折口信夫が「大阪のええしのこぼんちゃん」として育ち
しかも、遊民(遊民って、言うところの「かいしょなし」ですよね)であったことが
その「まなざし」を生んだ、と言っておられます。
なるほど~。

実は「死者の書」は一度読みかけて挫折してるのですが、
是非とも再チャレンジしてみよう!という気になりました。


ここからは余談ですが、

昔、大阪の大きな商家では、甲斐性のない実子より商才のある養子をとって家を継がせるのが
一種の常識だったようで、そういう家においては折口信夫のような軟弱な息子は、まあ、言うならば「いらん子」だった・・・・との記述があるんですが

こういう話は、大阪の商家だけではなく、関西では割にあるようで。
夫婦養子、とか、養子娘に養子をとる、というのは一昔前には結構頻繁にあったようです。
実利的だとも言えるし、自分の子供より家が大事か、とも言えますね…
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by nagiwi | 2010-01-17 22:20 | 言葉 | Comments(4)

明けましておめでとうございます☆

地球温暖化、と言われながらも、寒さが厳しいお正月になりました。
本年も何とぞよろしくお願いします。

先日の新聞で、大伴家持が天平勝宝2年正月2日に、赴任中だった越中での宴の席で詠んだ歌として、
こんな歌が紹介されていました。

あしひきの 山の木末の ほよ取りて かざしつらくは 千年寿くとぞ
(山の梢に生えている「ほよ」を取って髪に飾ったのは、千年続く長寿を祈ってのことですよ。)

「ほよ」というのはヤドリギのことで、冬枯れの木の幹などについた、鳥の巣のような緑色の塊。
小鳥が宿り木の果実をついばんで、別の木へと飛んで行っては、そこで次々繁殖していくそうです。

古代の人は、冬になって丸裸になった木の上にある常緑のヤドリギに、永遠の命を見たのか、
このヤドリギは西洋でもおめでたいものと考えられていて、
クリスマスには必ず飾られ、ヤドリギの下では誰にキスしてもかまわない、とされています☆
洋の東西を問わず、時代を問わず、同じような伝承があったんでしょうか。
家持の赴任した越中でも、お正月にはこのヤドリギを髪に飾って長寿を祈ったのでしょう…

「ほよ」は手元にありませんけど、新年にあたって、皆様のご長寿をお祈り申し上げます~♪
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by nagiwi | 2010-01-01 22:45 | 言葉 | Comments(6)

「知る」ということ

いつも来てくださるりらさんのお洒落狂女の11月6日の記事から転載させていただきます。

この記事は、知的障害者・発達障害を持った人に関するものですが、
それ以外にも、
手助けを必要としている誰かが自分の周りにいないという人は、
少ないのではないかと思います。
そして、私自身も誰かの助けが必要になる時が、きっとあるでしょう。
障害を持った人に優しい社会は、今は元気な私にとっても、
優しい社会なのだと思います。

「知る」ということは、最初の一歩で、何よりも大きな力。
知ったからと言って、すぐに何かが出来るとは思えませんが、
優しい視線で見守ることなら出来るかもしれない。

障害のある人も、今は元気な私も、
共に暮らしやすい社会になりますように・・・・


☆----- 以下、転載記事 -----☆

「新・だれでもサポーター」 知的障害者・発達障害の理解を
 知的障害児・者(自閉症・ダウン症など)の理解と支援のために

「こんなひとを見かけたら・・やさしく声をかけてください
                あなたのサポートが必要かもしれません」

◎ コミュニケーションがとれないことがある
    ◎返事ができない
    ◎言われたことを繰り返す
    ◎同じことを繰り返し言う
    ◎突然大声を出す(泣く・笑う)
    ◎奇妙な声を出す
    ◎言葉が話せない
    ◎言葉が聞きとりにくい
    ◎目が合わない

◎ 激しいパニックに陥ってしまうことがある
    ◎自傷(自分を傷つける)
    ◎ひっくりかえる
    ◎泣き喚く
    ◎服を破いてしまう
    ◎「ダメ!」という言葉に興奮する場合もある
    ◎物にあたる
    ◎かん+高い声や乳幼児の声が苦手で興奮する

◎ 社会のルールがよくわからない
    ◎食料品のパックに穴を開ける
    ◎人の物と自分の物の区別がつかない(食べ物等)
    ◎お金を払うことができない
    ◎電車の中を走り回る
    ◎乗り物等で決まった席にこだわる
    ◎順番が待てない
    ◎ボタンを押すのがすき(エレベーター・インターホン等)

◎ 不審に見える行動をとってしまうことがある
    ◎ピョンピョン跳ねる
    ◎急に走り出す
    ◎突然動かなくなる
    ◎キョロキョロする
    ◎体を前後左右に揺らす
    ◎手を叩く・ひらひらさせる
    ◎他人の髪のにおいが気になる(嗅ぐ・触る)
    ◎顔を近づける
    ◎独り言を言う

◎ 恥ずかしいことがわからない
    ◎言ってよいことと悪いことの区別がつかない
    ◎ところかまわず服を脱いでしまう
    ◎ズボンの中に手を入れる

◎ 危険なことがわからない
    ◎手すりやフェンス等高いところにあがる
    ◎道路に飛び出してしまう
    ◎線路に侵入する
    ◎駅のホーム際で遊ぶ
    ◎赤信号でもわたってしまうことがある
    ◎遮断機が下りていても線路に入ってしまうことがある

    ----------

☆ こんなときは・・・・
     ☆ 簡単な言葉でゆっくりと話しかけてください
     ☆ 伝わらないときは 危険がないように見守ってください

☆ パニック状態になったら
     ☆ 刺激せず おさまるまで静かに待ってください
     ☆ 無理に抑え込もうとしないでください

    ----------

周りを困らせようとしているのではありません
    だけど声をかけても通じない・・ そんなときは連絡ください
    本人の自宅など保護者の連絡先が記入してあるものを持っていませんか?
    名札・愛の手帳(療育手帳・身障手帳)・携帯電話など・・確認してみてください

ご理解とご支援よろしくお願いします

少しでも多くの転載でみんなに知ってもらいたい
   転載してくれた方 どうもありがとう♪
   障害って言葉はいらないよね?
   転載元「12歳もうすぐ失明する僕に」

  ☆----- 転載終わり -----☆

この記事に共感されましたら、転載なさってくださいませ。
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by nagiwi | 2007-11-07 00:30 | 言葉 | Comments(6)

昨日雨が降って

昼間は兎も角、
夜になると、虫の声があちこちから聞こえるようになってきました。
夜風は冷たさを増していますし、
庭の萩の蕾も、一つ二つ開いています。
秋ですね・・・・

草深み こほろぎさはに 鳴くやどの 萩見に君は いつか来まさむ (作者不明)
夕月夜 心もしのに 白露の 置くこの庭に こほろぎ鳴くも (湯原王)

万葉集に読まれている「こほろぎ」は、秋に鳴く虫の総称だそうです。
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by nagiwi | 2006-09-12 00:32 | 言葉 | Comments(4)

昨夜からの雨は上がったけれど

一度に秋が来たように気温が下がって涼しい。
奈良は盆地なので、一日の中でも気温の差が大きくて
今朝は少し肌寒いぐらいでした。

こもりくの 初瀬の山は 色づきぬ  時雨の雨は 降りにけらしも 


と言う風景が見られるのはまだまだでしょうけど

でも、もう、秋。


この歌を詠んだ大伴坂上郎女は、私の大好きな歌人で
ほかにも

恋ひ恋ひて 逢える時だに 愛しき 言つくしてよ 長くと思はば

とか

夏の野の 繁みに咲ける 姫百合の 知らえぬ恋は 苦しきものそ

など、おおらかな恋の歌が素敵だと思います。
そういえば、こういうのもありますよ。

黒髪に 白髪交じり 老ゆるまで かかる恋には 未だ逢わなくに

ふふふ、ちょっと身につまされる?
尤も、この歌を詠んだとき、彼女は30過ぎだったとか。

がっくり(笑)。
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by nagiwi | 2005-09-28 21:29 | 言葉 | Comments(10)

季節がかわって

ようやく秋らしくなってきて、風が冷たい。

庭草に 村雨降りて こほろぎの 鳴く声聞けば 秋づきにけり (万葉集・作者不明)

我が家の庭も虫の音がしきりです。

君待つと 我が恋ひをれば 我が宿の 簾動かし 秋の風吹く (万葉集・額田王)

人を待っていると、ほんの少しの風にも敏感になるものですね。

光の春、風の秋 ・・・・・



ちょっぴりロマンティックになってみました(にっこり)。

明日からまたスクーリングです。
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by nagiwi | 2005-09-16 18:37 | 言葉 | Comments(5)

明日は七夕

狩りくらし 棚機乙女(たなばたつめ)に 宿からむ 
天の河原に われは来にけり

伊勢物語の中の在原業平の歌。

この「天の河原」は現在の交野市辺り、
平安の頃には風光明媚な貴族の狩猟地として有名だったそうで、
今も「星田」とか「星ヶ丘」と言う地名が有ります。
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by nagiwi | 2005-07-06 23:52 | 言葉 | Comments(1)

五月ですね・・・・

5月6日が立夏。もう初夏。

五月の歌っていろいろあって、私は毎年

ほととぎす なくや五月の あやめぐさ あやめも知らぬ 恋もするかな

とか

さつき待つ 花橘の 香をかげば 昔の人の 袖の香ぞする

かえし

かおる香に よそふるよりも ほととすぎ 聞かばや同じ 声やしたると

とかを思い出す・・・。


ああ五月 ふらんすの野は 火の色す 君もこくりこ われもこくりこ

もいいなあ。

あやめも、たちばなも こくりこも 大好きな花。
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by nagiwi | 2005-05-02 23:12 | 言葉 | Comments(2)

枝垂桜を見ると

思い出す歌。

桜ありき 桜のごとき 人ありき 酔えばよくみる 春の幻

吉井勇さん作
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by nagiwi | 2005-04-09 10:10 | 言葉 | Comments(0)

言い訳せず

後悔せず、欲張らず。

かたわらに ありて豊かに あることを  愛と呼ぶべし われはわが為

道浦母都子さん作。
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by nagiwi | 2005-04-06 00:27 | 言葉 | Comments(2)

「まことにはかなきものは、ゆくえさだめぬものおもい。風の中に巣をくう小鳥」(作高橋睦郎・・・多分)私なぎの物思いの幾つかを・・・


by nagiwi
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