風の中の小鳥

カテゴリ:ボランティアガイド( 31 )

で、その翌日は

依水園で午前中の定点ガイドです。

朝10時からですが、この日も暑くなりそう・・・・
でも、依水園は木がたくさん生えてるし、池もあるし、外よりは涼やかです。
そして、カンカン照りになりそうなお天気なのに、来るのはほとんど外国からのお客様。
いつものこととはいえ、毎回、驚きますわ~。

この日ガイドしたのは4組、10人。
シカゴからの5人のグループ、フランス人カップル、スイス人男性、オーストラリアからのお二人、でした。
最初のシカゴからのお客様たちは、珍しく奈良に二泊されている(たいていの旅行者は日帰り)
ソティスフィケイテッドん~、もとへ、ソフィスティケイテッドな感じの皆様で、次のフランス人のカップルに「ぜひ説明してもらいなさい」と勧めてくださいました。
ん~~~、ありがとうございます☆
そしてその次のスイス人男性ですが、長身で若くてイケメン風だったのでいそいそと(!)声をかけたら(をいをい)(笑)「旅行案内も読んだし、下調べもしてきたけど、まあ、やってくれてもいいよ」みたいな感じ。
あらま、とちょっとむっとしたんですが(爆)、こういう人に納得してもらうのがガイドの腕というものです(ニヤニヤ)
もてる全知識を動員して丁寧に説明してると、だんだん態度が変わってきて、それまでかけてたサングラスを外し、次から次へとご質問。
さすがに自分で言うとおり日本庭園に造詣があるようで、いろんな木の刈り込み方(松は鋏を使わない、とか)苔の育て方や種類の話になり、ついには枯山水の庭の在り方なんて言う話になってしまいました。
よかったわ、前の晩に枯山水の下勉強をしてあって(ごめんなさい、完全な一夜漬けでした)(汗)

おかげでこの日は4組しかご案内できませんでしたが、私的には達成感がありました~~!!
そのあと、奈良町の中のゲストハウス数軒にガイドのパンフレットを配って歩き、暑さでぶっ倒れそうになってしまいました。

これからは暑さ対策が大事になりそうです。
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もはや夏かも?

20日の夜21日のガイドの要請が入りました。

私、今月後半と6月はガイド予約メールの受付のかかりなので、そのメールを受けたのは、私。
ぎりぎりになっての予約なので、受けて大丈夫かどうか先生に電話したら、明日は手の空いてるガイドさんがいない・・・・「あなたどう?」「あ、はい、行きます」ということになりました(笑)

この日のゲストは、アメリカから来たカップルです。
お知り合いから「奈良に行くならガイドはYMCAに頼むのをお勧めする」と言われたそうで、そう聞いたら、これは頑張らなくっちゃ、って思いますよね。

近鉄奈良駅で待ち合わせたんですが、この日はもう夏日!
すごく暑くなりそうだし、概してアメリカ人は歩くのが苦手だし、で、ゆっくりと歩き始めました。
鹿と東大寺、という一般的な観光コースをご希望だったので、東向き商店街を少し南下して写真館の横を興福寺境内へ。
五重塔の説明をして、一の鳥居を潜り、春日大社へ向かいますが、このルートは比較的日陰の中を歩けますね。
神社の式年造替の意味とか、神道の神々の性格など、結構突っ込んだ質問が来て焦りました~!
春日大社から若草山の麓へと向かうと水谷川に出ますが、このあたりの道がとても気に入ってくださったようで、
「ほんとに静かで心地いい」「京都に比べて人も少なくて、素晴らしい」と喜んでくださいました。
あちこちで鹿せんべいをやりながら、ぶらぶらゆっくり、がこの日のゲストのペースのようです。
若草山の麓から二月堂の舞台に上り奈良市内を一望、東大寺へと下りましたが、その途中で、逆ルートで回る同じくYMCAのガイドツアに遭遇。
この二月堂ルートが素敵だという思いはガイドならみんな同じかも。

東大寺が見てみたかった、というご希望通り、大仏様の大きさにとっても感動されたようでした。
何度も大仏殿に来てるので、その大きさが当たり前に感じられるこの頃ですが、初めての方にとってはやっぱり大きいんだわ、と再認識しました。
あちこちで見かける狛犬の口が片一方開いていて片一方は閉じてるのはなぜ?と聞かれたので、
「あ、は平仮名の始まりで、ん、は終わりなんですよ」と説明したら、ものすご~~~く納得されました。
これ、ガイドの定番です(ニヤリ)

南大門の金剛力士像の筋骨隆々とした迫力と、大仏様のどっしりした風貌と、京都で見てこられた定朝様式の仏像の違いをちょっとお話したところで、そろそろお疲れ(笑)
お昼ご飯に「ジャパニーズパンケーキ」が食べたい、と。
??
おお、お好み焼きですね、それ!
と言うわけで、東向き通りまで戻り、お好み焼き屋さんでランチしてお別れしました。

いつも思うのですが、ガイドを頼んでくださる方は皆さん知的好奇心が旺盛で、お話するのがとっても楽しいんですが、この日のゲストさんも同じでした~。

しかし、暑かったな・・・・
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奈良公園と唐招提寺へ

5月10日は同行ガイドの日です。
これまでの同行ガイドは事前に予約が入っていたのですが、この日は予約はありません。
こういう場合は、JR奈良駅で待機してるとコンシェルジェがガイドしてほしい人を探してくださいます。
10日は待機ガイドが二人で、私は二番手。
10時15分ぐらいにドイツ人の若いお嬢さんがガイドを申し込んでくださいました☆
行きたいところ、見たいものをお聞きしたら、乗り物に乗って観光ポイントをめぐるのではなくて、
自分の足で周りを見ながら歩くのが好き、とのこと。
そういう観光の方法に、奈良はぴったりです☆

コースはいつもの通り、JR奈良駅から三条通を東に行き、猿沢池、興福寺三重塔、五重塔、春日大社、若草山の麓から二月堂、東大寺。
若くて歩くのがとっても早くて気持ちがいいし、知識欲が旺盛で何にでも興味を持ってくださるし、
ほんとにいい感じのお嬢さんです☆

彼女曰く、京都はとにかくすごく混雑してたし、どこのお寺に入っても同じような仏像ばかりで違いが判らない。
その点、今日は、いろいろ教えてくれるし、人が少ないし、とってもいい感じ~、と。
こういわれると、ガイドみょうりに尽きますわ☆

この日の天気予報は昼間は曇り、夕方から雨嵐、というものでしたが、
東大寺に着くまでは予報通り歩くのにぴったりの曇り空。
東大寺には同じEGGの定点ガイドがおられるんですが、この日の担当は、
以前クラスメイトだったTさん!!
ラッキー~~とばかり東大寺の案内は彼女にお願いして、私は後をついて回るだけにしました。
Tさんのほうがずっと上手だし~、楽ちんだし~(笑)

で、東大寺が終わって外に出てみると、まあ、すごい雨!!
この後どうしよう…・
という話になったんですが、彼女曰く
「せっかく良いガイド(私のことですよ~~)(笑)が一緒だから、もっといろんなお寺に行きたい」
「地図を見ると、大きな建物があるけど、これは何?」
それは平城宮跡の大極殿です・・・そこへ行くんなら唐招提寺に行きましょうか・・・・
幸い、傘を持ってることだし、とりあえず奈良駅まで戻って考えましょう!
近鉄奈良駅の案内所には、同じくEGGの先輩がおられたのでご相談して、唐招提寺に行くことにしました。
尼ヶ辻駅で降りて垂仁天皇陵を行く、私にはいつものルートですが、彼女はこういう風景が大好き!と言ってくださって。
日本の歴史や、その中で仏教の果たした役割、鑑真和上がどのように日本に来て、唐招提寺を作られたか、など、色々なお話ができました。
幸い雨も小降りになり、しっとりと露を含んだ唐招提寺の美しかったこと!
そして、
「美しいものはそれだけでもきれいだけど、その背景を知るともっと美しく感じられる」
と。
そうなんですよね~。
ガイドって、そういう風に思ってくださる人に出会うと、ほんとにやりがいを感じます☆

この日は唐招提寺に拝観時間内に行くため、飲まず食わずで歩き回ったんですが、ちっとも疲れたと思いませんでした。
素敵なゲストのVeraさんとは西ノ京駅で自然にハグしてお別れしました。
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初夏の依水園

5月8日、二週間ぶりの依水園ガイドです☆

この二週間の間に、依水園はすっかり様変わり。
鮮やかに咲いていたつつじは終わり、水辺に青い花菖蒲や黄菖蒲が咲き始めていました。

そして、様々な色合いの緑、緑、緑!
ほんとにきれいです。

この日はいいお天気でしたが、さすがに四月に比べると奈良公園の観光客は少なめ。
でもでも、依水園には外国人観光客が引きも切らずにいらっしゃいます。

まずアメリカはカリフォルニアから来られたカップル、スペイン人女性のグループ、スコットランド人男性、オーストラリア人二人連れ、そしてフランス人ご夫婦とアルゼンチンからのご夫婦・・・・・
結局6組ご案内したんですよね、私。

そして、いつものことですが、思わぬ質問が・・・・・・
「京都で木の根もとに石のサークル模様を見たんだけど、あれ、なに?」
むむむ・・・・・
このご質問はスペイン人女性のグループからのもので、お互いブロークンな英語だったため、
意思の疎通に時間がかかりました(汗)

詳しく聞いてみると、どうやら禅寺で枯山水の庭をご覧になったらしい。
枯山水の庭園では、小石で水の流れを表現し、大きな岩は山や島を表すようです…・
とお答えしましたが、例によって、冷や汗ものでした・・・・

またこの日は、長男一家が私のガイドぶりを見にやってきました(汗)
スコットランド人男性をガイド中、依水園の三秀亭前でふと前を見ると、孫娘二人が「ばあば頑張って~~~」(劇汗)
思わず池に落ちそうになりました(笑)
なんとかガイドを続けて、フランス人ご夫婦を案内してると、そこに孫娘が!
私に見つからないように隠れてるつもりだったけど、そりゃ、分かりますよね。
それに気づかれたフランス人ご夫婦が、色々話しかけてくださって、最後は記念撮影までしていただきました。
素敵なゲストに出会えるて、ほんとに楽しい一日でした!
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三度目の同行ガイド!

今週は同行ガイドの予約はなかったのですが、月曜の夜お電話をいただき、
フランス人のゲストを9時から12時までご案内することになりました。
私的には、急遽、って感じですが・・・・どうも、これが普通なんじゃないかと思われ(汗)
この先も前の夜に電話がかかってくる可能性がチョコチョコあるのかもしれませんね。

この日のゲストは松前旅館に宿泊中ということだったので、お電話を差し上げて
「フランス人のお客様」と言ったところ「今日はフランス人が10人以上お泊りです」と!!
ええ??
松前旅館って、二十室ぐらいしかない小さな旅館のはずなのに??
と目を丸くしてしまいました。

確かに最近、奈良町の中に外国人向けの小さな旅館やINNが増えてきています。
昔はお食べ物屋さんさんだったハズが、次に通りかかるとINNっていう看板があったりして。
奈良町って、駅からも近いし、飲食店もあるし、もちろん観光にも便利だし、日本らしさも味わえるし、
何日か滞在するようなお客様にはビジネスホテルに泊まるより良いかもしれませんね~。
この日のゲストも三泊のご予定だそうです☆

約束より10分ほど早く松前旅館に着いて、玄関に座っていると、
薬師寺の仏足石の拓本の掛け軸が!
奥には会津八一の歌碑の拓本もありました~!
おかみさん(若くて、英語ぺらぺら)にお聞きしたら、以前に道具屋さんでお求めになったとか。
いやん、おぬし、できる~~!!(笑)

9時に出てこられたのは、まだ若いカップル。
日本には前日ついてそのまままず奈良に来られたとか。
あら~~、京都も東京もすっ飛ばして奈良へ?
しかも三泊も?
「どうして奈良へ?」と聞いたら、
「歴史があるし、良い所だって聞くし。フランス人は歴史が大好きだから」
まあ、なんていい人たちなんでしょ(にっこり)

これは頑張って、奈良の魅力をお伝えしたいものです!
前日興福寺境内は歩いた、とのことでしたが、彼女から
「ちゃんとした説明が聞きたい」・・・・ますますいい人たちです☆
で、普段はそこまでお話ししない、興福寺と春日大社を建てた藤原氏と東大寺を建立した天皇家の関係や、
平家による南都焼き討ちなど歴史の概略をお話ししたところ、「へいけ」と「たいら」は同じ?「げんじ」と「みなもと」も?というご質問が(汗)
うわ~~、どんだけ下勉強したはるんや!
こういう人たちにこそ、いかにも奈良らしい静かで美しい所をお見せしたいものですね。

とはいえ、まずは一般的なコースをたどって、猿沢池、五重塔から春日大社へと向かいました。
さすがに桜の時期ほどの人込みはありませんが、そこそこの混雑です。
春日大社は今藤の花が満開!
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今年の砂ずりの藤の花房の短いこと・・・・
でも、山の緑に藤の紫が回廊の赤に映えて空は真っ青で、この日がベストだったかもしれませんね。
彼はこの旅行のためにカメラを新調されたそうで、この景色をとても喜んでおられました。

春日大社で私がよくご説明するのは、回廊の窓がどれも少しづつ形が違ってて長方形ではない、ということ。
地面の傾斜に沿って回廊が建てられた結果、平行四辺形の窓や長方形の窓が混在しています。
これは東大寺や法隆寺でもそうで、自然をコントロールして(地形を平らにして)建てるのではなく、自然の形に寄り添うのが日本的、とお話しすると、男性には特にウケます!
この後、いつもの私の好きなルートで、若草山の麓を回って手向山八幡宮から二月堂、東大寺へと向かいました。
このあたりでは、興福寺の僧兵の話と(それは仏教徒としてどうなの?というご質問有。まったく同意です!)
東大寺では行事があるとかで大仏殿前には太鼓がたくさん並んでました。
が、お二人は大仏様に夢中。
彼女の興味は印相(汗)
フランスの美術館で仏像を見てこられたそうで・・・・・
ごめんなさい!
私、この毘盧遮那仏の「与願」と「施無畏」しか知りません・・・・あ、「降魔印」ってあったっけ・・・・
幸い(?)彼女は与願と施無畏の意味をお話したらすごく喜んでくれたけど…
もっともっとお勉強が必要だわ!!!!

この後、普通なら南大門を見て、ちょうど時間だったんですが・・・・
「まだ歩けますか?」と聞いたら「大丈夫」とのことだったので、
大仏池のほうへ向かいました。
大仏池から東大寺を眺めるとほんとにきれい!
そのあと戒壇院の横を通って依水園に・・・・・
このルートが私はいかにも奈良らしくて大好きなので、
この若いお二人にお見せしたかったんです~。
依水園をご案内して、ちょうどお昼時になったので、この日のガイドはおしまい!
ランチの後で南大門はぜひ見てくださいね、とお願いして
お別れしました。

この日はいいお天気で、っていうか夏のような暑さで、しっかり日焼けしてしまいましたが
気持ちよく帰宅しました。

それに・・・・・フランス人の英語がわからないのは、英国人の英語がわからないのよりずっとダメージが少なかったです・・・・・
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依水園 三度目

4月24日、二週間ぶり三度目の依水園定点ガイドです。

この二週間の間に奈良公園の花はすっかり様変わり。
もう藤がこんなに花盛りになっていました☆
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門からお庭への道沿いには平戸つつじが咲きそろい。
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お庭には真っ赤な霧島つつじが、様々な若緑の葉に映えていました
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この日は午前中三時間の担当でした。

最初はシンガポールからの若いお嬢さん二人連れ。
こんな若い人がどうしてお庭なんかに?と思って聞いてみたら、
お知り合いが前にここに来て、とっても良かったと勧められたから、と。
依水園は入園料が900円と、奈良のほかのお寺などに比べて決して安くはありません。
それなのに、一度来て勧めてくださるなんて、ほんとにうれしいですね!
感謝の気持ちを込めて、一生懸命ご案内しましたよ☆

で、一巡終わったところへアメリカ人のご一行がガイドさん付きで来られましたが
依水園の案内はお願いします、とのことだったので、もう一周。
中年ぐらいのご一行だったので、話も弾みました(ニヤリ)
で、この一周が終わったところへイタリア人のカップルが来られて、結局休む暇なく三周して、やっと一服しました。

次はフランス人のご家族。
若いご夫婦と10歳ぐらいの息子さん二人でしたが、皆さんとっても熱心に説明を聞いてくださいました~♪
そして、最後はアメリカ人の男性二人。
計五組ですね・・・・

この日気が付いたのは、フランス人がすごく多い!ってこと。
声をかけたところ、英語はよくわからないので、と断られたグループがあったんですが、
どこから来られましたか?と聞くとフランスから、とのお答えが。
そして、ガイド中にもう一組やっぱりフランス人のグループがおられました。

聞いてみると、去年あたりに、フランスのテレビで依水園の特集があったそうです。
それを見て来られた方が多かったのかもしれませんね。

そして、フランスの方の特徴は、ゆっくり時間をかけて楽しまれること。
私の案内のあとも庭園に残って、写真を撮ったり、ベンチに座ったり、歩き回ったり、
しておられました。

この時期の依水園はほんとにきれいで、案内する私もうっとりと眺めた一日でした☆
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同行ガイド  唐招提寺と奈良町へ

4月12日、二度目の同行ガイドです。

この日は近鉄奈良駅の案内所前で、10時半にイギリスからのお客様と待ち合わせ。
来られたのは、80歳のお母様と娘さんの二人連れ。
で、このお母様が杖(ストック)をついておられたので、
「歩きではなくてバスを多用しましょうか?」とお聞きしたら、
「昨日、東大寺から春日大社まで歩いたので、全然大丈夫。ゆっくりだけど、歩けます」
とのお答えが返ってきました。
すごい~!
と思いつつ、どこへ行きましょうか?と聞くと
「唐招提寺と奈良町」
「唐招提寺のそばに薬師寺もあるんですが、今塔は解体修理中なんです」
とこ建てると
「知ってます」と。
うむ、おぬし、やるな~って感じ(笑)

で、午前中に唐招提寺に行き、そのあと奈良町に行くことにしました。

尼ヶ辻まで近鉄で行って、そこから垂仁天皇陵の横を通って唐招提寺に向かいます。
この道を選んだわけは・・・・個人的に大好きなのです(汗)
幸いなことに、のどかな田園風景が大変お気に召したようで、私も気分よく、
垂仁天皇に命じられて不老不死のお薬を探しに行った、田道間守のお墓があれなんですよ~などと
お話しして、ゆっくり唐招提寺に向かいました☆
今回のゲストの娘さんのほうはガーデナー(庭師)の学校に通われたそうで、その意味でも自然に興味があるようでした。
私の父はバラをたくさん作っていて、英国にイングリッシュガーデンを見に行って、イギリスのバラの美しさに感動したと話してたこともあったので、そんなお話をしたり。
お話が弾みました。
そして、80歳のお母様!
今回の旅行はお母様へのお誕生祝いだそうです!
腰の骨を折られた(汗)あと、歩くときはストックをついておられるそうですが、
少しの弱音もはかず、お嬢さんも手助けするそぶりもなく、ゆっくりと、でも黙々と歩かれてました~。
唐招提寺は何度来てもいいお寺です☆
特になんといってもこの苔☆
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素晴らしいですね!
そして池には亀が日向ぼっこ。
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1時ごろに近鉄奈良駅に戻り、さあ、ランチをどうするか、ですが
ここでゲストから難しい条件が。
1、ビルとかじゃなくて、奈良の古い建物の中で
2、特別な昼食じゃなくて、日本人が普通に食べる和食
3、観光客が少ないところ
4、高価なランチはいや
あ、あのねえ・・・・・・
確かに、古い日本家屋の中で和食を食べさせるお店はありますが、そういうところは高いし、
予約がいるし・・・・・
そもそも、私たち、普通のランチはパスタとかだし・・・・
この時期の奈良で観光客が少ないとこなんて、ないし・・・・
どうしよう???
と思いつつ、お好み焼きを勧めてみたり、ビルの中の和食屋さんやうどん屋さんを勧めるも、答えは、ノー(汗)
で、突如、ひらめきました☆
猿沢池の横?うえ?に建ってる「衣掛茶屋」です。
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うどんとかお蕎麦と甘いもののお店でなんですが、ここ意外に穴場で。
完全な和風の建物だし、人は思いのほか少ないし、景色はいいし、いい感じでしょ。
(写真がなかったので、よそからいただいてきました)
ゲストも気に入ってくださったので、ほっとしました☆

ここに暫く座って、イギリスの朝食(コーンフレークとからしい)と現代日本の朝食(早い話、私が今朝何を食べたのか、とか)(笑)などを話したのですが・・・・・・・
私の英会話の先生はこれまでイギリス人が多くて(今はアメリカ人の先生ですが)イギリス英語には慣れてるはず、なのに、
うまく聞き取れないことが多くて、冷や汗をかきました。
イギリス人にとって、英語を話すのは普通なので(当たり前ですが)スピードが速いの!!!
そうか~、先生たちはゆっくり話してくださってたから分かったんだわ、という普通のことに気が付いて、
もっとお勉強しなくちゃ、と思いました・・・・・

この後、奈良町で賑わいの家に行きました。
このあたりは実は私の縄張りで(笑)
ここから徒歩数分のところに実家があり、現在はおおむね引っ越されていますが、子供のころは同じ小学校へ通った友達の家も多くあり、
この賑わいの家の前(か、その前)の持ち主は、小学校の同級生のご親戚だったはず、なのです。
ですから、このあたりの街の雰囲気や成り立ちはとても懐かしいものがあります。

奈良でも京都でも、昔は、家への税金が面積ではなく間口の幅に対してかかったので、古い町並みの家々はいわゆるウナギの寝床のようになりました。
ゲストに、そういうわけでこの賑わいの家も、間口は狭く、奥行きはやたら長い、とお話したら、ロンドンもそうだった、と。
へ~~~!!
どこも同じなんですねえ!!

お母様はほんとに好奇心旺盛で、町屋の狭い階段も「上りたい!」と言って、ゆっくり上られ、
あちこちの部屋の様子も興味ふかげにご覧になっていました。

そのあと、奈良町の中のお茶屋さんの前を通りかかると、自家製のほうじ茶を作るすごくいい匂いが!
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この機械、昭和三十年代の生まれだそうですが、まだ現役♪
お二人は世界各地のお茶を飲むのが楽しみだそうで、楽しげにお茶をえらんでおられました☆

今頃帰国されて、二人で日本茶を楽しんでおられるでしょうか?

今回のゲストは私に、いつまでも好奇心旺盛であれ、と教えてくださったような。
素晴らしいゲストとの一日でした☆
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依水園 二度目

4月10日、二度目の依水園定点ガイドです。
八重桜も咲きはじめ、美しい春の奈良。
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この日依水園には着物姿の団体さんが来られました!
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総数で150人だそうです☆
依水園には着物がとってもよく似合ってて、皆さんあちこちで三々五々、写真を撮って楽しんでおられました。

この日私がガイドしたのは・・・・・
オランダ、スコットランド、イタリア、ロシア、そして、フランスからだったかな?
とにかく、三時間で5組でした☆
依水園は、昨年だったか、トリップアドバイザーの日本庭園ランキングで上位にランクされたそうで、
外国からのお客様がほんとに多い!
むしろ日本人より多いかも?

そして、皆さん、お茶とお茶室に大変興味を示されます。
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依水園のお茶室と茶庭は、明治時代に裏千家の指導のもとに作られたそうで、
小ぢんまりとしてますが、見事なもの。
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苔の中に炭が五つ活けられてます~。
「これはなんでしょう?」とゲストに聞くのが私の楽しみ(笑)
これは、門の屋根の雨粒が直接地面に落ちて泥を跳ね返し、苔を痛めるのを防ぐために埋められてるそうです。
炭が雨の滴を吸収するのともちろん庭の飾りにもなります・・・・・というのが正解ですが、
まだ正解者はありません☆
・・・・・・・私も教えていただくまで知りませんでした(汗)

依水園は奥が深いですね~!
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同行ガイド二日目

二日目は法隆寺と唐招提寺に行こう、と提案し、今度こそJR駅で待ち合わせ(笑)
10時前に到着したら、ご夫婦がコーヒーとケーキを買ってくださってJRの中でコーヒータイム~☆
これって、私のガイドをお気に召してくださってことですよね、うれしいわ☆

前日しっかり歩かせすぎたので、この日はバスを多用することにし、駅からバスで法隆寺へ向かいました。
法隆寺は入場料が1500円!
奥さんが思わず「高い~!」と(笑)
確かにほかの奈良のお寺に比べたら高いですよね~。
でも京都のお寺のことを思うとそうでもないんだけど。

法隆寺は、昨日国宝館で見た二歳の太子が大人になって作ったお寺、と説明。
奥さんはあの像がお気に入りだったので、OK!と喜んでおられました。

法隆寺では建物は300年に一度解体修理され、150年に一度屋根替えと小修理がある、と説明したけど、え~~ほんと~~~???とやや疑われたかんじ(ニヤリ)
確かにびっくりですよね。
それで、世界遺産に登録されたとき、イコモスも「木でできた建物が1400年もたってるなんてありえないからダメ」と言ったけど、
法隆寺が解体修理の資料などを提出して認められた、と説明したらどうやら信じてもらえた様子♪
前回の修理は1930年ごろから20年ほどかけて行われたから、次回の修理は私たちは見られない、ということになります!

中門はただいま修理中で、カバーがかかってるのが残念!
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静かな境内に、お坊さんは今何をしてるのか?という質問がきました・・・・・・
う~~む,何してるんだろう?
考えたこともないわ…
勉強かな~、と答えましたが・・・・・

大宝蔵殿の前にある綱封蔵で、日本では湿度が高いので倉庫の床は高く作られた、と説明したら、
イスラエルでは砂漠が近いから~乾燥が大問題で、
砂漠から見つかった2500年前のナツメの実を植えたら、また芽が出て、茂ったんだよ~、と。
なるほど~~!!
そのほか、お経の版木にも興味を示されて、グーテンベルクの印刷の話もしておられました。
百万塔を見たあと、いつもは三枚ぐらいある曼荼羅がこの日はなかったので、法隆寺のあと中宮寺に行くことにしました。

中宮寺は尼寺で宮中とのかかわりが深く、だから建物も女性的で小作りでやさしいですね。
ここには天寿国繍張曼荼羅があります!
(もちろん本物は博物館で、中宮寺のはレプリカ。)
奥さんの思っておられた曼荼羅は、たぶん、両界曼荼羅などの、中心に大日如来が描かれ諸仏が全部正面を見たものだと思うんですが、
これはそれとは違い、
聖徳太子の死後、夫人が宮中の女性とともに、太子のおられる阿弥陀浄土を刺繍であらわしたもの、と、
この曼荼羅の由来や作られた経緯をお話しました。

この後ランチしたんですが、そこで、お二人から思わぬプレゼントをいただいたんです☆
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死海の泥で作った石鹸とパックにエルサレムの絵葉書、そこに、お二人がメッセージを書いてくださり、
宛名をご主人がひらがなで書いてくださったんです!

ご主人は平仮名とカタカナの表を持ち歩いておられて、入口、出口、の漢字も読めるようでした。
すごいです~~!!

私からも日本の絵葉書を少し差し上げて、
バスで唐招提寺に向かいました。

ここは私の大好きなお寺。
それに、鑑真が失明してまで日本に来たお話は、感動的ですよね☆

本堂の毘盧遮那仏、千手観音、薬師如来はほんとに見事です☆
そして、ここの千手観音は、ほんとに手が千本!
昨日興福寺で手が少なめの千手観音を見たので、感動はひとしおでした(笑)
で、私が、「前回の修理で、この手が全部外されたところを見た」と言ったら
またもや、え~~、うそ~~、みたいな感じに(笑)
でも、そのあと講堂で、その時の写真を見てほんとにびっくりされたようで。
金堂が都の建物で解体されてここに運ばれ建てられたこと、金堂の中のいろどりの美しさや、仏像が金色に輝いていたことなど、色々な驚きがあったようです。
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最後に鑑真和上の御廟所を案内し、あの見事な苔のカーペットお見せして、
ご案内を終えました!

いや、初めてのガイドが二日続けてで、しかも、知識の豊富な方々だったので、
ほんとに緊張しましたし
なにより、英語力も知識も、ほんとに足りない!と実感させられた二日間でもありました。

先生も先輩の皆さんも、最初に「が~~~っ」とやっておくと後が楽よ、と言ってくださいますが
今日は疲れて声が出ません……

これでしばらくお休みできる、と思っていたら、さっき来週の火曜日に予約が入ったとお電話がありました・・・・・

うわ・・・・・・・たいへんだ・・・・・・・
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同行ガイド 奈良と斑鳩と西ノ京~一日目

さて、恐怖の(笑)同行ガイドの始まりです!

今回のゲストの情報がファックスで送られてきたんですが、
お客様は
イスラエルからの50代のご夫婦、
4月5日と6日のフルデイツア希望
日本の歴史、お寺、神社、美術、なんでも興味がある。
特に、曼荼羅
?まんだら????

そもそも、奈良に2日かける旅行者って、結構珍しくて。
特に最近は、奈良公園で鹿と写真が撮れたらそれで良い、という観光客も多いんです~。
でも、このゲストは曼荼羅に興味がある・・・・・
慌ててテキストをひっくり返し、読み返しましたが、分かったような、分からないような(汗)

とりあえず前日の夜にホテルに電話してお会いする場所と時間を確認。
初日は、興福寺、春日大社東大寺、そして元興寺へ行こうと計画を立てました。
ほら、元興寺には智光曼荼羅がありますからね。

で、待ち合わせの近鉄奈良駅東口でゲストの名前を書いた紙を持って待つこと35分。
来ない……
誰も来ない・・・・
来たかと思うと違う人で、東大寺への行き方を聞かれたりする(英語が話せると思われるんですね、きっと)
もう帰ってやろうか、と思ったところへやっと来られました・・・・
JR奈良駅を近鉄奈良駅だと信じて、JRで待ってたけど、おかしいなあと思って駅のコンシェルジェに聞いて、慌ててこちらへ回ったそうです(汗)
会えたのがとっても嬉しくて、さあ、出発です。

東向き通りを少し歩いて、北円堂のほうへ折れ、国宝の三重塔とお地蔵さんを見て、南円堂へ。
五重塔を見た後、国宝館に入りました。
ご主人は英語が堪能で、知識欲が旺盛で知的な感じ~!
私の話をとっても熱心に奥さんに通訳。
奥さんはとっても感受性が豊かな感じで、熱心に見ておられました。
中でいくつかお気に召したのは、太子二歳像、山田寺仏頭(エジプト人みたい!とのことでした)
千手観音(千本もないんですよね、これ)(笑)龍灯鬼、天灯鬼(かわいい~と。誰の思いも一緒なんだわ!)などなど。
ただ、ここにあると思ってた曼荼羅が、今回はなかったのが私としては申し訳なかったです。

ここを出て、一の鳥居のほうへ歩いてたら、鹿と鹿せんべい発見!
ご主人はさっそく二束買われてやろうとされたので、「もうちょっと行ったらお腹の減った鹿がいると思うので、あっちでやりましょう」と。
だって、鹿せんべいを売ってるところの鹿はたいてい満腹で、愛想が悪いことが多いから(笑)

一の鳥居を潜って、奈良の鹿が鹿島神宮から武甕槌神を背中に乗せて一年かけてやってきた、という話をしながら、しばらく行くと、
人影も減り、鹿が増え、桜の花が咲いて、川がちょろちょろ☆
いいねえ!ということで、撮影会が始まりました(笑)
やっぱりみんな、鹿が好きなんだ!

日本人は神道で生まれ、キリスト教で結婚し、仏教で葬式する、と説明し、鹿をからかいながら歩くと、やがて春日大社到着。
ここで、回廊の窓が長方形ではなく平行四辺形なことを説明(地面の傾斜に沿って回廊が作られたから)
自然を削って地面を平らにするのではなく、回廊を自然の傾斜に従って作るのが日本的なやり方で、
昔の大工は経験のみに従って作ったけど、今は計算して図面を作らなくてはいけないのでかえって難しい、と説明したら、結構ウケました☆

ここから若草山のほうに歩いていたら、春日大社の花山院宮司さんにお目にかかりました。
ソムリエの講義でお話を聞かせていただきました、と話しかけたら、水谷神社で鎮花祭があるとのこと。
ちょうど狂言が奉納されるところでした~!
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そして、これは結婚式ですよね。写真撮影がおこなわれてた!
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若草山の麓の桜もちょうど満開!
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二月堂から奈良盆地を眺め
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ランチしました。

このあと、あの土塀の道をゆっくりゆっくり下りましたが、
奥さんが「一日中でもここに居たい」と。
やっほ~~~、大成功みたいです☆

東大寺では、参道の敷石の原産国が、インド、中国、朝鮮半島、と仏教の来た道のりの通りになってる、という話が大変お気に召したようでした♪

大仏殿をゆっくり見ていて、気づくともう4時を回っていて。
元興寺は四時半で閉門なので、元興寺はあきらめることにして帰途につきました。
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