風の中の小鳥

飛鳥周遊ウォーク

年に一度の飛鳥周遊ウォークが17日にありました。
今年は他の予定と被って参加できないと思ってたのに、
直前になってOKになって
しかも、天気予報では降水確率がほぼ100%だったのに、
朝起きてみたら、単なる曇り空。
これって、執念かしら?(笑)

飛鳥駅前で水野先生とご一緒になったので、
「今日はよろしくお願いします!ところで先生、手術なさったそうですが・・・」と
お聞きしたら
「いや、そんなん半年前の話です!全然大丈夫。それより指を怪我して」・・・
せんせ、手術から半年しか経ってないんですよね(汗)
それに、外傷より内臓の手術の方が怖いよ~な気が(大汗)
お願いですから、お大事になさって下さい!!

まもなく、かるほさん、りぃさん、ねこさんと合流!
水野先生と上野先生のご挨拶です☆
雲はあるけど、空は青空!
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「今回の資料の写真は写りが悪いですが、昔の大事な写真です。
写真は嘘をつきませんが、口はウソをつくので(をいをい)・・・・」
と水野節は快調にはじまって、極めつけは
「天気予報では雨でしたが、私の念力で晴れさせてます。
ただし、わたしはお昼まで。午後からは上野先生の責任ですからね」

はてさて、この一日、先生方の念力はどうなったでしょう(ニヤリ)

今回のテーマは
「甘樫丘から望む大和三山~謎多き飛鳥の古墳~」

飛鳥駅から猿石~欽明天皇陵~見瀬丸山古墳~植山古墳~菖蒲池古墳
~甘樫の丘(ここでお昼ごはんと水野先生、上野先生のミニ講演会)
~雷丘~飛鳥資料館で解散
と言うこコースです。

雨のせいかインフルエンザのせいか、参加人数はやや少ないような気もしますが、
歩き出すと長~い列ができるのは相変わらず。

歩き出して間もなく吉備姫王墓へ。

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ここには4体の猿石があるんですが、
この近くの字イケダから5体出土し、一体は高取城へと持ち去られたとか・・・
あん?それってこの間高取城の近くでみたあの猿石ね。
確かにそっくりです☆
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これは花崗岩なので、作成時期は巨石で有名な斉明頃ではないか…出土地点には敷石の広場があって、祭礼などが行われたのかも・・・
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というお話を欽明天皇陵の前で聞いてると、古代の飛鳥が眼前によみがえるようです…
欽明天皇陵は美しい古墳時代後期の前方後円墳。
欽明天皇は蘇我氏の堅塩媛を妃として、その死後は合葬されたという…明日香に新しい時代をもたらした天皇だそうで。

古い街並みの中を行くと微妙に雰囲気が変わって、明日香村から橿原市に入り
マンション(!)を目当てに歩いて行くと、見瀬丸山古墳につきます。
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この写真だと、段丘がはっきりわかりますね。
みんなぞろぞろと登って行きます~。
もちろん私も登りましたよ!

見瀬丸山古墳は全長310m、昔は円墳と思われていたり、一時は天武持統天皇陵とされたことも。
明治時代には、造幣局に雇われた英国人ガーランドが内部を測量調査、石棺があるのを確認しました。
その後、陵墓参考地とされて石室の入り口は封鎖され、立ち入り禁止になっていたのが、
石室に入る入り口が一部開いて、子供たちが入って遊ぶようになり、
1991年、その写真が市民によって撮影され、公開されて大きな話題となりました。
内部には家形石棺が二つ、それも、奥の方が手前のそれより新しい、という不思議な配置。
被葬者として、欽明天皇と堅塩媛が有力です。
・・・・・蘇我馬子のごり押し(笑)で、欽明天皇の石棺を一時どかせて堅塩媛を合葬し、
そのまま石室を閉じたんじゃないか・・・・せんせ、ご覧になったんですね~(笑)
で、宮内庁比定の欽明天皇陵は堅塩媛ので、じゃ、今は空っぽかも??

この近くには、推古天皇と竹田皇子の一時的な合葬墓か?とされる植山古墳があって
現在公園に整備中でした。
中には二つの石室があるそうです。

ここからは住宅地の中を歩くんですが、これがまあ、ずっと上り坂(汗)
上り坂はほんまに嫌いです(大汗)

景色が何だかしっとりしてきたなあと思ったら明日香村。
やっぱりね・・・・
天理教会の横の菖蒲池古墳につきました。
この菖蒲池古墳は、
藤原京の朱雀大路の南延長線上に築かれた横穴式石室を埋葬施設とする古墳
と説明にありました。
内部には、二基の他に例のない家形式石棺が備えられています。
…が、一基しか映ってませんね・・・この奥に縦に並んでるそうです。
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このころからなんだか空模様があやしくなってきたので、
菖蒲池古墳の前にある村営の屋根つきのゲートボール場に入れていただき、
早めの昼ごはんとなりました。
私の二人置いた向こうには、水野先生が♪
そして上野先生は・・・・五体投地ですか?それとも、アラーに祈りを?
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などとあたりの景色(?)を楽しみながら昼食を終え、
私とかるほさんは、持ってきた卒論集に水野先生と上野先生のサインをいただくことに成功☆
勿論、ねこさんとりぃさんにもサインをお願いして、

☆これで卒論集が完成した気がします☆

まだ降ってはいなかったものの、お天気の心配もあるので、
主催者の飛鳥保存財団の判断で、ここでお二人のミニ講演会となりました。

6世紀終わりから7世紀終わりにかけてのおよそ100年の飛鳥時代は、
仏教が伝来し、それに伴って、さまざまな技術が朝鮮半島を通じて日本に入り、
社会全体が大きく変化した時代。
それまでとはまるで違う建築物、宗教、概念、それからそれから・・・・
というお話を水野先生がしてくださったんですが、
じ、実は・・・・・・ちょっとお昼寝してしまいました…・うう、もったいなかった・・・・先生ごめんなさい・・・

水野先生はここでお帰りになって、上野先生のお話が始まったんですが・・・
なんとまあ!!
上野先生が話し始められた途端、ざ~っと雨音が!!!
しかも相当激しい(汗)
え~、水野先生が帰らはったから??
それとも、上野先生が雨乞いしはったん?さっきのお祈りはまさか??(笑)

本来なら甘樫丘で講演の予定だったせいか、最初は志貴皇子の
「采女の 袖吹き返す 明日香風 京を遠み いたづらに吹く」のお歌で始まりました。
この歌の歌碑が甘樫丘にはありましたね。

人や物を調べ語るのが考古学や歴史で、それを記したのが日本書紀や古事記。
そしてそこに生まれ始まった人の心の「あや」を歌うのが万葉集・・・

志貴皇子のこの歌には、都が移った後の藤原京と飛鳥との物理的、時間的、そして心の
三つの距離によってうまれた空しさ、さびしさが歌われています…

そして、神南備と神丘・・・魂が帰ってくる場所、信仰の中心だった飛鳥への思いが
「飛鳥川 川淀さらず 立つ霧の 思ひ過ぐべき 恋にあらなくに」
という、山部赤人の歌に込められている、とも・・・・

このお話を甘樫丘で聞けたら、どんなにか良かったんでしょうけど
このお話の間中雨がザンザン(涙)。
甘樫丘と雷丘は中止して、一応解散になりました。
残念…
勿論、私たちは予定通り、飛鳥資料館でのキトラ古墳壁画展へと向かいました。
雨にけぶる飛鳥川
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これは何でしょう?花?実?
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主催者によると、待ち時間なしで入れるって言うけど、まさかねえ、
去年は三時間並んだよねえ、
と話しながら資料館に着くと、そこにななんと!!
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ウソでしょう!!

い~え、本当です…・ここまでご一緒くださった上野先生ともお別れして、
さほど待つこともなく、思う存分、青竜と白虎を見ましたわ~ん。
もうキトラの人気ってなくなったの?
前に白虎を見に雨の中を来た時、75分待ったし。
わ~ん、こんなん、はじめてや~。

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人気のない飛鳥資料館って、どうなん?

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これは、桜の実。
サクランボみたいには食べられないと思います。

降り続く雨の中を橿原神宮までバスで行き、ここで特急に乗るねこさんとお別れ。
かるほさん、りいさんと電車に乗ってるとなんだか雨があがってきて
お二人にお別れするころにはすっかりあがってしまいました…

お天気に左右された飛鳥ウォークになりましたが、
主催者の判断が良くて、昼食を屋根のあるところで食べられたし、お話もきけました。
あのまま甘樫丘まで行ってたら・・・みんなずぶぬれで食事と講演会ってことになってたでしょうね。

良かったわあ☆
水野先生、上野先生、雨に濡れながら走り回ってくれた奈良大生の皆さん、
主催の飛鳥保存財団の皆さん、
ホントにお世話になって、ありがとうございました。

しかし、水野先生の念力ってほんまにすごい!
またファンになってしまいましたわ~ん☆
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by nagiwi | 2009-05-18 17:19 | 奈良 | Comments(14)
Commented by かすみ at 2009-05-19 09:51 x
いつもながら「居ながら奈良」有難うございます。
本当に「水野まじっく」ってありますね。
どうかお大事に、長く私たちの先生であって欲しいです。

そして甘樫は残念でした。三十年以上前登って味わった
感動プレイバックしました。
で待ち時間〇は例の騒ぎのせい?普段関西で混んでるとこは
今が狙いかも!いこっかな。
Commented by りぃ at 2009-05-19 15:01 x
どうもお疲れさまでした。
おかげさまで、またまた楽しい奈良を過ごすことができました。(^∇^)ノ

それにしても、水野先生が強力呪い師だったとは・・・・
さすがだ。
私もまたまたファンになってしまいました。

だからこそ、ミニ講演で居眠りこいちゃったのが悔やまれてなりませんΣ(T□T)
お昼ご飯のあと、座ってのまったり講演は予想外に睡魔を呼ぶことを再発見・・・
Commented by りら at 2009-05-19 15:49 x
ふむふむふむ・・・とお勉強させていただくように読んで、問題はこの固有名詞がどれだけ頭の中に残るかだ・・・・
と思う私でした。

その前に~「堅塩媛」が読めないし・・・・だはは
Commented by ねこ at 2009-05-19 17:50 x
先日はありがとうございました。
水野先生ってお天気もコントロール出来るなんてスゴすぎです(笑)
上野先生はあのポーズ?で雨をよんだのでしょうか?
まさかねえ~。

論文集のサイン、あと二か所残ってますので、是非“四神”(笑)を完成させてくださいませ♪。
Commented by 独楽 at 2009-05-20 00:31 x
お~~こちらも美しい写真満載でありがとうございます。来年はいけるかなあ~~~。それにしても水野先生はご年齢の割にプロポーションがよろしいですねえ8等身とはいかないが小顔でいらっしゃるし、脚もそこそこ長い。
Commented by nagiwi at 2009-05-20 14:26
りぃさん
お疲れ様でした~♪
いや~、さすがですよね<水野先生の念力
私もウトウトしたので、講演の中身が切れ切れに頭に浮かぶ感じです(汗)
ほんまに勿体ない事をしましたわ・・・・・
そういう意味からも、甘樫丘で講演の方が良かったですよね…あそこなら、毛虫や地面のごろごろで、眠気を誘われる心配が少ないし。
うみゅ(涙)
次回は、きっと!
Commented by nagiwi at 2009-05-20 14:31
りらさん
いや~、この時代の人の名前って、読みにくいなんて程度じゃなくて、ほとんど読めないですよね。
「堅塩媛」はなぜか「きたしひめ」と読むんです…なぜそう読むのかは不明だそうで、すんごく強引っていうか、ほぼ不可能ですね~。
Commented by nagiwi at 2009-05-20 14:37
ねこさん
こちらこそありがとうございました!

あまりにもドンピシャに雨が降り出して、びっくりしましたよね☆
上野先生があのポーズで雨乞いなさったとか??
四禽図に叶ひ・・・ですね☆
Commented by nagiwi at 2009-05-20 14:39
独楽さん
あれは一昨年かな?飛鳥ウォークでお目にかかったのが最初でしたね。
またご一緒したいですね☆
上野先生と水野先生が並ばれると、顔の大きさが…・ですね(笑)
Commented by nagiwi at 2009-05-20 14:42
かすみさん
甘樫丘は最近順次発掘されてて何度か来てますが、水野先生や上野先生とご一緒に登れたら、感動もひとしおだったと思うと、それだけが残念でした!
やっぱり「みずのまじっく」は絶対必要(笑)

キトラの待ち時間ゼロには度肝を抜かれてしまいましたわ…あの騒ぎのせいで、美術館なども休館の所もあるそうですよ。
Commented by たら at 2009-05-21 10:33 x
飛鳥周遊ウォークの様子がとてもよくわかりました。
あの日はお天気悪そうだったので気になっていました。
午前中は無事歩けたとのこと、よかったですね♪

キトラの入場者数が予想より少なかったと新聞に載っていましたね。
東京国立博物館の前売り券を眺めつつ、行くか行くまいか迷ってます(笑)。
この間にも騒ぎが大きく・・・。
Commented by なぎ at 2009-05-22 00:21 x
たらちゃん
あの日は天気予報よりは雨も少なかったし、そこそこ歩けてうれしかったです☆
阿修羅はものすごい人出だというし、確かに危険が…・今日はとうとう東京でも感染者が出ましたしね・・・
それに、かかるのは若い人だっていうし。
私の年代だとほぼ安心なのかな。
嬉しいよ~な、悔しいよ~な、微妙です~(笑)
Commented by かるほ at 2009-05-27 23:35 x
卒論集…ビッグ3の署名は頂いたけど、
なぎさんのサインもらうの忘れてるわ…。
なんか、一つ達成すると、一つ忘れるの見本のような行動なんだけど。
今度会うとき、持って行くね(をい)今度会うのは酔狂会か?
▲てか、家で受け取ったときにすぐもらっとけっちゅの★トホホ…。
Commented by なぎ at 2009-05-30 00:36 x
かるほさん
そうなんよ~。
我が家で書きっこしたら良かったのにねえ。
それに、tentencafeでせんせのサインをもらって、なんかすごい達成感を感じて、すっかり忘れ果てたような(笑)
酔狂会?
しかし、卒論集、重いからなあ・・・きれいな和紙を用意して書いてもらって、はさみ込もうかな・・・
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