佐保川の桜と鑑真和上展

突如として初夏のような暖かさがやってきて、桜も満開!
お友達に誘われて、佐保川の桜を見に行ってきました。

佐保川は昔はきったない川だったんですが、
近年清掃整備されて、桜の名所になりつつあるという
話だけは聞いたことがあったんですが、花見に行くのは初めて。
新大宮の駅から北に少し歩くと、すぐに桜が見えてきます。
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このあたりは息子の通った中学校に近かったので、
ある程度は知ってるつもりだったんですが、
こんな桜並木があって、遊歩道が整備されてるなんて、ほんとにびっくり!!
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きれいに晴れ上がった青い空と満開の桜。
お互いの色目を引き立ててますね~。
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最初のうちは川岸には細い車道があって、階段で川べりに降りて川べりの道を歩きます。
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ちょうど今日満開になりました!っていう感じですね、この花。

江戸時代に奈良奉行だった川路聖謨が
奈良公園に桜や楓を植えさせ、今日の奈良公園の礎を築いたと、
奈良文化論のスクーリングでお習いした気がするんですが、
その150年前の桜が佐保川沿いに数本残っているそうで、
これがその一本。
川路桜と呼ばれて、夜間はライトアップされているそうです。
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150年間、咲き続けてたんですね!
川の水はきれいに澄み渡り、遊歩道にはところどころ親水公園もあったりして。
桜には水が似合いますね☆
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桜のトンネルってよく言いますが、これがほんとの桜のトンネル。
枝が垂れ下がって、その先まで花がついてるんですよ!
こんなの見たことありますか??
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良いお天気で家族連れがのんびりとお花見をされてましたが、
いわゆる花見の名所みたいな混雑はまるでなくて、
のんびり歩いたり、立ち止まって心行くまで花を眺めたり、
折からの風に散る桜吹雪を顔に浴びたり、
千本余りの桜が咲きそろう全長600メートルの遊歩道を堪能。
とっても素敵な桜道ですが、あんまり人に教えたくない、
私だけの内緒の道にしておきたい気が、少ししました☆

万葉集には佐保川が読まれた歌が17首有りますが、桜の出てくる歌はありませんね。
これは大伴坂上郎女の歌。
うち上る 佐保の川原の 青柳は 今は春へと なりにけるかも
佐保川べりには今も柳の木が風になびいていました。

船橋通りで大仏鉄道公園を見たあと、奈良国立博物館へと歩きました。
奈良公園の桜は、散りかけの木もあり、満開の木もあり、って感じ。

これは八重桜でしょうね。
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少し濃いめの花びらが重なって咲いてます

奈良博物館では鑑真和上展をしています。
唐招提寺が修理中なので、鑑真さまも出張中?
芭蕉は鑑真和上像を見て
若葉して 御目の雫 拭はばや
と読みましたが、
その鑑真像の、御影堂では見られない背中の丸みまで見えるのが、
博物館展示のいいところですね。

私が唐招提寺で初めて鑑真像を見たのは小学生の時でしたが
なんだかじっと見入ってしまったのを、今も覚えています。

博物館では、ほかにも四天王像や金亀舎利塔などを展示しています。
その中に、先日史料学概論でお勉強した「五月一日経」がありました!
いつもは読みが下らないため(汗)素通りすることの多い文字資料ですが
しっかり見てきました~♪
お勉強したことって、無駄になりませんね・・・・

それに、常設展の方には
先日朱雀さんに連れて行っていただいた内山永久寺のものだった
四天王が展示されてました☆


これは博物館前の桜。
きっちり満開!って感じですね☆
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奈良公園には、染井吉野のほか、八重桜もあって、
ここしばらくは花の美しさが味わえます。
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Commented by りら at 2009-04-11 02:28 x
わ~!!っと叫んで走り回りだしたくなるような・・・・やっぱり満開の桜は狂気を宿しているのでしょうか?

> こんなの見たことありますか??
ありませんでした。
川に沿った土手に植えられているのかと思ったら、歩道の向こう側に植えられている箇所もあるのですね!
ここ歩くのは嬉しいでしょうねぇ。

なぎさんの風景画像はいっつも綺麗で楽しませていただいているのですが、今回もありがとうございました~。
Commented by marie004 at 2009-04-11 08:27 x
やっぱり、今年もなぎさんの桜行脚が始まりましたね!
桜・桜・桜でうっとりするほどきれいです~~とくに、桜のトンネルがロマンチック~ デートにぴったりですね!
それにしても、なんで桜の花ってこんなにきれいなんでしょうね。

鑑真像は教科書でしか見たことがありません。背中から眺めてみたいですね。
Commented by Q at 2009-04-11 09:24 x
なぎ様
メールを初めて差し上げます。「送る会」ではお話しすることは出来ませんでしたが同席させていただいたQです。「古代史好き」垂涎の場所に住んでおられるのですね。桜の紹介に歴史を織り込み教養のにじみ出た素敵なブログ記事に仕上がっていますよ。
当方、テキスト到着待ちの状態で奈良大生出走馬として逸りに逸っています。出走前に疲れてしまいそうです(笑)。
Commented by かすみ at 2009-04-11 17:45 x
さすが奈良の、なぎさんに見られる桜は歴史を感じさせる!
新潟の桜と言えば本物以上に坂口安吾の「満開の…」です。

私はどちらかいうと大岡正昇平の「花影」が好み。こちらのヒロイン
「むぅちゃん」は実在女性で、白洲正子さんのお孫さんに「そこの所の
お話を」なんて聞いたこと思い出しました。
お元気そう、またのぞかせて下さいね!
Commented by sana at 2009-04-11 21:16 x
わ~綺麗!
素敵なところですねえ…うっとり。
トンネルがすごいです!
しかも、人がそんなにいないなんて??
こちらでは桜は盛りを過ぎてしまいましたが…
ほんとに美しいものですね。
どうしてこんなに魅力があるのでしょうねえ…(^^)
Commented by かるほ at 2009-04-11 22:16 x
うわ~懐かしいなあ。職安に通うとき、よく通った(笑)
しかし、桜のトンネルはやられた。桜のアーチはうちの近所にもあるけど、
まさにこれは枝で作られたトンネルだわさ。
枝垂れ種じゃなくて、枝が地面目指してってるんだよね?
思えば奈良で桜見物なんてしたことがなかったかもしれない。
今となっては贅沢な光景じゃわい。
Commented by nagiwi at 2009-04-11 22:33
りらさん
いつもありがとうございます。
桜を見てると気持ちが浮き立って来るのって、日本人だけでしょうか?
いくら見ても飽きません!
この道の桜は樹勢が強いんでしょうか、垂れ下がった枝の先端まで花が咲いてトンネルになっていました。
Commented by nagiwi at 2009-04-11 22:37
marieさん
ねえ、きれいでしょう!
桜のトンネルって他では見たことがないし、聞いたこともないと思います。
咲いたと思うとあっという間に散ってしまうので、余計に心を惹かれるんでしょうね・・・・
Commented by nagiwi at 2009-04-11 22:42
Qさま
ようこそいらっしゃいませ☆&おほめにあずかって光栄です☆
「送る会」ではお話しできず、残念でした。
春からお勉強を始められるんですね~。
スクーリングで奈良においでになったら、あちこち寄り道をされて、たっぷり楽しんでくださいませ。
これからもよろしくお願いいたします!
Commented by nagiwi at 2009-04-11 22:44
かすみさん
満開の桜の下に死体があるとしたら、佐保川沿いには千人ぐらい埋まってる???(笑)
白州正子さんのお孫さんって、先日テレビでお見かけしましたが、めっちゃ男前でした♪
これからもよろしくお願いします!
Commented by nagiwi at 2009-04-11 22:46
sanaさん
ねえ、このトンネル、すごいですよね~。
トンネルに入ると、全身桜に包まれた気分、桜色に染まるってこういうのかなと思いました~!
ホントにホントに穴場です☆
Commented by 朱雀 at 2009-04-11 22:48 x
さくら、サクラ、桜・・・、毎年見ているのにいいですね。桜のトンネルは見たことがありません、いろいろな桜がありますね。家の近くの桜達は枝先に葉が目立ってきました。
Commented by nagiwi at 2009-04-11 22:49
かるほさん
そうなの~、アーチじゃなくて、トンネルなのよ~。
普通の染井吉野が枝を垂らして咲くって、すごいでしょう。
しかも人が少なくて、ひとりじめの気分。
まさに贅沢の極みですね!
Commented by nagiwi at 2009-04-11 22:50
朱雀さん
良いですよねえ!
やっぱりご覧になったことがないですか<桜のトンネル
奈良は朝夕が寒いせいか、大阪よりは数日遅いようですね。
今日明日が見ごろの最後でしょうか。
Commented by Q at 2009-04-12 00:29 x
かすみ様
なぎ様のブログを介して失礼します。「桜の森の満開の下」の小説は、まあ今回はどうでも言いとして(とりあえず)、安吾の名をす~と出されるということは少なからず彼の作品に造詣の深い方ですか?出来ればよく出没(?)される場所がありましたらお教え下さい。私は、最近小説はあまり読みませんが、かつては安吾に傾倒していました。
Commented by かすみ at 2009-04-12 12:46 x
Qさまこんにちわ。越後の人にとって坂口安吾はごくお馴染みです。
実はそう読んではいない私なのですが。顕彰的な活動も盛んで、
安吾忌には彼がよく逍遥していた西大畑の浜辺を辿ったりします。

地元の大学でも「安吾講座」がよく開かれ、私も出席閉校式で作家の
藤沢周さんから修了証を頂きました。

でなぎさん、白洲さんのお孫さんも超イケてるけど藤沢さんもよかった
ですよ。屈折ハードな感じが。けど男は「アラ還」からとも思うのは、
こないだR・スチュアートに行ったのね。よかったよぉ。

と、Qさま、文学はさておきこんな程度な私はたまにこちら「なぎさん」
「かるほさん」とこお邪魔してます。今後もヨロシク。お勉強頑張られて
ください。私は学芸員二年目もたついてます。なぎさんとこ有難う!
Commented by ショータ at 2009-04-13 16:28 x
見事な桜ですね~!
佐保川沿いの桜といえば、ワタクシにとって県立図書館の前なんですが、そこですらイイ桜見させてもらったよって去年も今年も思ったですが、完璧にその上をいきますねっ!ここは!!

いいところ教えてもらっちゃったなぁ~
来年はぜひ行ってみようっと♪
Commented by nagiwi at 2009-04-13 20:08
Qさん、かすみさん
安吾のお話でもなんでも、どんどん盛り上がってくださいませ~♪

かすみさん
藤沢周さん、確かにオトコマエ(笑)
でも、それよりロッド・ステュアートって…あら~ん(笑)

ショータさん
すごいでしょう!!
私も、図書館とか市役所とかで佐保川の桜を見て、きれいだなあって思ってたんですけど、ここは別格です!!
しかも、ヒトが少ないの~。
来年はぜひ桜のアーチをくぐってください☆
by nagiwi | 2009-04-11 00:56 | 奈良 | Comments(18)

「まことにはかなきものは、ゆくえさだめぬものおもい。風の中に巣をくう小鳥」(作高橋睦郎・・・多分)私なぎの物思いの幾つかを・・・


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