風の中の小鳥

大和三山の古代

上野誠先生の「大和三山の古代」(講談社現代新書)を読みました。
去年の夏に買い込んで積んであったもの。

大和三山ことに天の香具山が、古代の人々の世界と時間の中心だったと
万葉集などを引きながら語られていて。
特に、辺境の地(古代日本ですね)では、文化というものは重層的で、習合し合っているとか
歌でも会話でも、その内部で意味内容が理解できる場合と、できない場合がある、とか
いかにも、と頷かせ、いつもの先生の講義を聞いてるようでした。

中に、奈良盆地に住んでいる人は周りの山を見て東西南北を確認する、
というくだりがあって、そのとおりだわ、と。
北はどっち?というのは
京都や奈良のような条里制の土地に住んだ人間にとっては普通だと思うんですが、
それ以外の地域では珍しいことらしく
旅行先で友人に「北はどっち?」と聞いて珍しがられたことがあります…
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by nagiwi | 2009-03-29 20:20 | 奈良 | Comments(6)
Commented by at 2009-03-30 00:47 x
神戸の場合は、山が北、海が南で確認しますね(^^;;
坂を上っていくと自動的に山になりますし、下っていけば自然と海に出るから、迷うことはないと思います。
だから山も海もみえない地方にいくと、途端に方向音痴になってハイジじゃありませんが、「山がないっ!」とショックをうけます。
Commented by nagiwi at 2009-03-30 12:24
あおいさん
そうそう、友達に神戸に連れて行ってもらうと、坂道の下り方で方角がわかりますね。
六甲山の市章を探せば、その見え方で自分の居場所が分かるっていう感じ~。
奈良も四方が山なので、平地へ行くと空の広さに驚いて逆に不安です(笑)

Commented by marie004 at 2009-04-01 22:12 x
田舎のように、四方田んぼだったら東西南北なんか分かりません~
途方にくれるって、あのことですよ!大きな建物もないし、道は細いし、泣きたくなっちゃうます。
大和三山をはじめて見たときはとっても狭いところに小山が3つあって、びっくりしました。古代人の世界は狭かったのね…
Commented by なぎ at 2009-04-02 12:13 x
marieさん
あの~、marieさんって、田舎じゃなくても迷いますよね(笑)
古代の都って言うのは周りに三山があることが必要だった、って、上野先生は書いておられます。
大和三山だけじゃなくて、平城京にも平安京にもそれがあるって。

それに、古代人の移動手段って、歩くか、せいぜい馬に乗るぐらいで、その馬も今と比べたらうんと小さい馬で。
たぶん人口も少なかったでしょうし~。
小さな世界で暮らしてたのね。
でも、この時代すでに海を渡って中国や朝鮮とも交易してた…・・人間の好奇心ってすごい!
Commented by かるほ at 2009-04-04 10:38 x
うわ、先を越された(^^)
未だに積読のままです>「大和三山の古代」
先日の卒業式の帰りには、同時に買った東野センセの「遣唐使」を読み始めました。
(しかも読了してない…)

生まれは新潟だけど、生駒に住んでいるうちに、知らず知らずのうちに、
何処に行っても生駒山を探すようになりました。
生駒が左手にあれば、右手は東。顔が向いているほうが北で、背中が南。
先日奈良で迷子になったTちゃんにも「生駒と若草山を覚えれば方位は完璧!」
っていったもんなあ(笑)
ちなみに東京に住んでからは山手線を基準に考えて、
ダンナに場所を聞かれると「○時の方向」って応えてますわ。
国中に帰りたいよお~★
Commented by なぎ at 2009-04-04 16:32 x
かるほさん
このところ、寒さもあって引きこもってたので、読めたのよ(笑)
上野先生の声が聞こえてくるような本でしたよ。

生駒山と若草山がどんなふうに見えるかによって、自分の位置が大体わかりますよね。
目の中に山が焼き付いてるみたいなんで、あんまり平らなとこには行きたくないわ(笑)
もう山が若緑になってきて、とおっても綺麗です!
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