卒業記念自主ハイキング……あれってハイキング?

20日は卒業記念ハイキングに出かけるにあたって
たらちゃん、りぃさん、ねこさん、かるほさん、そして私の5人は
高取を行き先に選びました。
高取町は高取城の城下町、置き薬の里として有名で、
最近は城下町筋の家々で雛人形を飾る「町家の雛めぐり」をやってるんです☆
自主スクやハイキングの詳細は、今回もかるほさんに任せ。
私の注文は、お城が見たい、と登り道を歩くのは嫌!の二つ。
私、水平移動ならいくらでも歩きますが、垂直移動は苦手です…・

予定としては
近鉄壺阪山駅に集合、バスで壺阪寺まで登る(うんうん)、
壺阪寺にタクシーを呼んで、高取城まで登る(よしよし)
高取城から高取の町まで徒歩で降りて(降りるのね、それなら大丈夫!)
城下町の雛めぐりを楽しんで、最後は子嶋寺へ。
というものでした。

卒業式帰りに微妙に降り出した雨は、早朝には土砂降りとなりましたが
ありがたいことに出かけるころには上がり、曇り空ながら何とか好転しそう。
壺阪山駅に着いた時には風はあるけど、まあ大丈夫って感じ!
良かったわあ~と、みんなのテンションも上がります。

駅から乗ったバスはどんどん登って行き、終点の壺阪寺で降りるとこんな看板が。
ここはお里沢市の逸話で有名ですが、うむ~、商魂たくましいわ。
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壺阪寺は山の尾根に立ったお寺で、高低差がすごくあります。三重塔は重要文化財。
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境内には異国風の石造りの仏像やこんな魔除け橋が。
ここで写真を撮ると魔を払えるらしい…ちゃんと写真を撮ったんだけど払えてなかったような(汗)
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本堂からは大和盆地が一望できます!
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石造の涅槃仏と大観音像。どちらもインド風で、ものすご~くでっかいよ~~。
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駐車場に待っててくれたタクシーに駆け込んで、一路高取城へ!

タクシーを降りたそこには、崖とも言いたいような登り道が!
でも、まあ、石垣が見えてるし、距離はわずかだわ、と
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登ったそこには、見事としか言いようのない石垣が広がり、
しかもあちこちにいろんな種類の石垣が有って
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一つ登ると次のが現れる、という具合で、一番高い本丸跡から下を見ると、怖いほどの高さ!
遠く吉野まで見通せたので、吉野へ行った皆さんを偲んでみたりしました(笑)
しかし、このお城、とんでもなく広いわ…・
聞いてみたら、日本最大級の山城で、標高584m・・・・
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石垣を十分楽しんで、さあ降りようと思ったら…

道しるべが、無い。
あん?普通あるでしょう「高取町へはこちら」みたいなのが。
それがな~んも無いのよ…・あるのは、林の中のほっそい下り道と
角を曲がるときりなく現れる石垣、石垣、石垣。
その石垣の所には、「十三間多聞」とか「大手門」とか「千早門」などの立て札はあるんだけど
鬱蒼とした昼なお暗い林を下っていくこの道
道幅は一人しか通れないような細さで、土は削れ、石が露呈したところも多々あって、
歩きにくいこと夥しいし
何より、下り方が
急!!!
とにかく、急!!
「こんな道を登城するの?」「いやや~、しんどすぎる~」
「殿様は駕籠に乗ったの?」「こんな急な道、駕籠をかくのは無理やわ!」
「じゃ、馬?」「馬も無理よ!急すぎる!」
などとぶ~たれる余裕があったのは最初のうちだけ。
うっかり足を下ろすと道の表面の石が崩れて足をくじきそうだし、
一体どこまで歩いたら道が開けるのか、心細くなって
みんな口数も少なく、黙々と歩いていたら、こんなものが。
ここは明日香の栢の森へと高取の町へとの分かれ道で
高取城を築城するときに明日香から持ってきたという猿石を
あんまり重いから放り出していったんじゃないの~と一同納得。
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それに、どうやら道は間違ってないらしくて、ほっとしたのもつかの間、
まだまだ下り道は続きます(涙)。
なんかのたたりなの~???ちゃんと魔は払ったのになあ・・・

と、その時、あたりに響き渡るかるほさんの叫び声!!
すわ、何事???とよく見たら、そこにはでっかい蛙ちゃん。
かるほさんって、蛙が死ぬほど嫌いだったらしい・・・
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19日の暖かさに間違えて冬眠から覚めて出てきちゃったのね。
うみゅ、お気の毒。

まだまだ道は下ります…これはその中でもちょっと広い道なので、カメラを構える余裕があったんですよね。
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どんどんどんどん下っていうんですが、どこまで行っても出てくるのは「高取城跡」という石碑。
ここが高取城だっていうのは、もう分ったよ~、知ってるよ~、と言いながら
ほぼ一時間以上も歩いたでしょうか、、どうやら少し道が広くなって、
舗装道路に出た時はホントにホッとしました…そこには「ここから遊歩道」と。
断言しますが、あれは「遊歩」ではありません!!


ようやく林を抜けて、空が見えてきて、また下ると眼下に一面の梅の花☆
砂防公園ですね~。
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やれやれ良かったね、とお昼ごはんにしたんですが、
このあたりで、山道を登っていう人たちとすれ違って…
すれ違うたびに私たちは顔を見合わせて「大丈夫かなあ」と思わず言いあいました…
お腹が減ってたんですね~、お昼ごはんのおいしかったこと!

しばし下って、雛めぐりの場所を聞いた地元のおじさんに「どこから来たの?」と聞かれて
「高取城から降りてきた」と答えたら、
ギョッとされてしまいました…地元の人でもびっくりするほどの道だったのね(汗)

前日の暖かさが嘘のような寒い日でしたが、街の中は観光客でいっぱい。
普通のお宅が、自宅にあるお雛様を飾り付け、見せてくださいます。
玄関先には花もいけられ、きれいに飾りつけられてます。
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これは少し古いのかな・・・お母さんの、娘さんの、など、いくつも飾られたお宅もありましたよ。
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町の一角には、ガーデンクラブの皆さんによるこんな飾り付けもあったり
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これはまた見事な!センスが光ってます。
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所々に、とてつもなく大きなお宅があったりして、城下町らしい街並みです☆
地図によると「下屋敷門」となってましたが、今はお医者さん。御殿医さんでしょうか?
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雛飾りを展示されてるのは全部で76軒のお宅で、
それぞれそのお雛様の由来が書いてあったり
花がいけられたり、いかにも手作りの温かみがあって、素敵でした~。

雛めぐりもほぼ終わったろころで、たらちゃんは列車の時間があってお別れ。
またきっとお目にかかって、今度はもっと楽なハイキングに行きましょうね!
とお約束して・・・・・

流石に足腰ががくがくしてきて、子嶋寺に着いた時、
私はもうお寺に入らなくてもいいかな・・っていう感じだったんですが、
最後の元気を奮い起こして行ってみたら、
この門は、高取城の松の門だって…
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お寺の方が中を案内してくださって、奥の部屋に行くと
そこは高取城のお殿様だけが入れたお部屋で
お殿様は毎日午前三時に、
あのお城からこのお寺に御参りに来たはったんだって!!???
毎日??三時???あの道を降りて???
うっそ~~!!!!
しかも、駕籠で??
・・・・・・・・・・・・・・駕籠かきの身になってほしいわ・・・・・・
と一同頷き合いました・・・・・

お寺の方の話によると、
天誅組が高取城を攻撃したけど、失敗したとか。
お殿様は新しい物好きで、城にはガトリング銃を備え付け、
あの細い道を登ってくるのを上から狙い撃ちにしたんやわ・・・・そりゃあ、攻撃できへんよ…・
やっぱりねえ・・・・・
とまたもや一同納得。

高取城へ行った一日の締めくくりにふさわしいおはなしでしたわ~ん。

で、
天誅組も、お城を狙わずに、このお寺に殿様が来るとこを狙ったら、
御供はヘロヘロやし、殿様は駕籠の中で爆睡してるし、
イチコロやったのにね、というのが私の感想でした。

ちゃんちゃん。

西大寺でりぃさんとねこさんとお別れ。

大学は卒業してしまいましたが、
きっときっと
また奈良でお会いしましょうね☆

この日はとっても寒かったし、
私とかるほさんは何か暖かいものが食べたくて
湯豆腐とおでんを食べました・・・・
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明日は古墳めぐり。
幸い夫はお泊りゴルフで留守なので、
お風呂にバスクリンを思いっきりぶち込み、
早々にベッドへ飛び込みました~。

明日、歩けるかな…・・・・
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Commented by ゆず at 2009-03-23 20:13 x
登りはバスやタクシーとあり、
楽珍なコースを歩かれているのだとばっかり思っていたら、
さすがに日本三大山城のひとつと言われるだけのことはあるのですね。
同じ時に同じ様なことをされていたのですね。
まだ吉野のほうが、案内表示や手すりが整備されていたので、
歩きやすかったのかもしれません。
でも女性には相当きつかったと思います。
Commented by おつかれさまでしたー! at 2009-03-23 20:13 x
高取ハイキング、お疲れ様でした。
筋肉痛はけっこうきましたけど、それでもとっても楽しいハイキング?でした!
小嶋寺で殿にオチも付いたし。(笑)

また行きましょうね~。(^∇^)ノ
Commented by nagiwi at 2009-03-23 21:37
ゆずさん
そうなんですよ~、楽チンなハイキングになるはずだったんですが・・・・・
案内がないのが困りものですよね。
歩いててちゃんと帰れるのか、とっても不安でした~。
でも、知ってたら行かなかったと思うので、かえってよかったかも?(笑)

おつかれさまでしたーさん(笑)
あなたは、りぃさん?ねこさん?それともかるほさん?
子島寺に行ったんだからたらちゃんじゃないわね(笑)
すんごく大変だったけど、済んでみたらホントに楽しいハイキングでした。
また行きたいです☆
Commented by sana at 2009-03-23 22:12 x
お疲れ様でした~!
すんごく大変そうですが……
そういうのって、思い出に強く残りますよね!

お花がとっても綺麗ですね~。
美しさも食べ物の味も、しみわたりそうですね~(^^)
Commented by かるほ at 2009-03-24 00:12 x
うわっ、仕事はやっ(笑)のらりくらりとしていたら先を越されました。
しかしこうしてみると、大変なところへ連れて行ってしまったのね★
知らないというのは罪だということがじゅーじゅー判りました。
これに懲りずに自主スクにご参加下さい(って、前例がこれじゃ無理か)
Commented by ねこ at 2009-03-24 10:58 x
本当にお疲れ様でした。(笑)
なんか、家臣のありがたさが身にしみてわかったというか、「昔の人ってえらいなあ~、殿様にお仕えするのってものすごく大変なんだ」とつくづく実感しました。
でも、蔵のある立派なお屋敷も見れて、日常では体験できないことだったので、楽しかったです。
また、誘ってくださいませ。
Commented by りぃ at 2009-03-24 11:10 x
嗚呼!!
名前欄にタイトルを入れてしまっておりました。
上の、うっかりものはりぃでございますm(。≧Д≦。)m
Commented by nagiwi at 2009-03-24 17:41
sanaさん
はい、そうれはもう、ほんとに大変でしたけど、無事に帰れた今となってはとっても楽しかったです~。
とは言っても、もう一度行くのは嫌です(笑)
高取のお雛様は手作りの暖かみが一杯で、いい所でしたよ。
こちらはもう一度行きたいです~!

かるほさん
家事そっちのけで頑張ってます(笑)
無知は罪~♪ってね(笑)
でも、行ってよかったと今では思っておりまする~。
次回はどこへ行こうか?楽しみです☆

ねこさん
ほんとに、ほんとにお疲れ様でしたね(笑)
そうよねえ、家臣って、お殿様に行くって言われたら、たとえ夜中の真っ暗な山道でも、行くほかないのよね…あの山道を登るくらいなら、いっそお手打ちにしてくださいませ~(笑)
またご一緒しましょうね!!

りぃさん
そっか~、りぃさんだったのね(笑)
Commented by marie004 at 2009-03-24 22:09 x
むふふ~
なぎさんたら、下りだからOKだなんて甘いわ!(笑)
山登りがキツイのは、(中高年は)登りより下りですのよ~ ひざに体重がきますでしょ? それにしても、すごい山城なんですね。こんな地にお城を構えるからこそ、よそから攻め込まれにくいんですね。昔の人は現代人よるずいぶん健脚だったと思いますよ。たぶん駕籠かきさんたちは、飛ぶように山道を降りられたんじゃないかしら? 登山で何度も急坂を荷物をかついで走り降りていく山小屋の人たちを見ました。
Commented by りら at 2009-03-25 03:10 x
なぎさんに音を上げさせるとは・・・・・恐るべし高取城・・・・
Commented by nagiwi at 2009-03-26 14:50
marieさん
ホントに甘かったです^^;;
そうですよね~、中世のお城って、攻めにくい、のが第一条件だったんだろうな~って再認識です・・・・
確かに、山小屋の強力さんなんかは、重い荷物をけろっとしてかついで山を登っていったって聞いたことがあります…
ただねえ・・・・・あの道で駕籠って大変なんじゃないかと。
だって、駕籠の全長を考えると、到底曲がれないような曲がり角が沢山あったし、前棒と後棒とで高低差がすごくあって、お殿様は乗ってる間ずっと前のめりになってるんじゃないかと(汗)

りらさん
まことに、恐るべし、でした~(汗)
by nagiwi | 2009-03-23 19:18 | 学校 | Comments(11)

「まことにはかなきものは、ゆくえさだめぬものおもい。風の中に巣をくう小鳥」(作高橋睦郎・・・多分)私なぎの物思いの幾つかを・・・


by nagiwi
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