日本史特殊講義☆
朝方まで降ってた雨も上がって、気分も爽やか~♪
204の教室は50人~60人ぐらいの入りでしょうか、
ゆずさんもかるほさんも同じ教室で、日本史特殊講義です。
教室の前に置かれた資料は、漢文ばっかりで前途多難か?と
思われましたが、牧先生はとってもソフトな印象。
資料はあんまり読まないでおきましょう、とのお話に、胸を撫で下ろした私でした。
これなら寝ないで済むかも???
本日のテーマは「国家仏教」
国家仏教の主目的は「鎮護国家」即ち、仏教の力で国家国土を災難から守ること。
仏教が呪力で国家に繁栄をもたらすことを望んでたなんて
今の私たちが仏教に抱いているイメージとは随分違いますね~。
で、仏教展開に必要なのは、寺院と僧侶と教義、ですが、
今日は寺院について学びました。
古い時代の寺院の種別は
大寺、国分寺、定額寺、有封寺、尼寺,の五種類。
「大寺」は天皇によって建立されたお寺のことで、
四大寺(百済寺、川原寺、薬師寺、飛鳥寺)にはじまって、
奈良時代以後の興福寺・東大寺・法華寺・・・などなど、後には15以上の大寺が
国家によって建立維持されたんですね。
定額寺は、はっきりした定義が分かっていないそうですが、
墾田地所有の額が決められたお寺か?とか、
寺の名前fが国家によって決められたお寺か?とか、
国家の公認を得られたお寺、即ち官寺のことか?等と言われているそうな。
お寺って、公認されないとお寺とは呼んでもらえなくて、
新造院とか道場とか呼ばれたんですって。ふ~ん。
国分寺は天平13年2月の建立。
続日本紀と類聚三代格では日付が違うけど、他の資料との摺り合わせでわかる・・・
んですが、その資料が漢文ばっかりなんだ~、嫌いじゃ~(涙)
でも、摺り合わせって、謎解きみたいで面白い☆
資料にも裏があるんだ!
で、総国分寺たる東大寺の大仏造立詔は天平15年。
この頃聖武天皇は、関東行幸から、あちこち都と共に放浪中(笑)なので
詔は紫香楽京で出されてますが、
造立は戻ってきた平城京で始まりました。
途中、国内で金が発見されたりしながら、八回の鋳造を重ね、
天平勝宝4年に大仏開眼を迎え、一方、これに並行して
東大寺の造営も進められた。
その大仏に使った銅の総重量って、486,63トン!
よくぞ作ったり、と言う感じですね~。
講義の中で面白かったのは、漢字の読み方。
「尼寺」は「ニジ」と読む、とか、「留学生」は「ルガクショウ」「学問生」は「ガクモンショウ」
それに、数字は、壱、弐、参、肆、伍、陸、漆、捌、玖、拾
なるほど、なるほど~☆
基本を知った上で崩すのはかまわない・・・ラジャ~!
先生の声はソフトで、なんだか眠気を誘われる感じだけど、
シゲキックスの助けも借りて(笑)今日はなんとか寝ないで済みました。ほっ。
図書館で少し本を探して、駅までブラブラ帰ったら
風が心地よくて、良い気分でした。
明日もこのぐらいの気温だといいけどなあ・・・・・・