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風の中の小鳥

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「まことにはかなきものは、ゆくえさだめぬものおもい。風の中に巣をくう小鳥」(作大手拓次)私なぎの物思いの幾つかを・・・

夏の終わり


8月30日、独楽さん、ひろこさん、かるほさん、私の四人が久しぶりにそろって、奈良をうろうろしてきました。
夏の終わりとは言えまだまだ猛暑だったので、
本薬師寺でホテイアオイの満開を楽しんだあと、橿考研博物館へ、そのあと奈良へ移動してランチを楽しんで飲んだくれよう!
と言う実に軟弱な(笑)スケジュール。
畝傍御陵前行の電車で独楽さんかるほさんと乗り合わせ、駅前でひろこさんと再会を祝し、本薬師寺へ!

ここは近年、休耕田に植えられたホテイアオイの花で有名になってます。
ホテイアオイは、ウオーターヒヤシンスとも呼ばれていて、最初は観賞用に日本に持ち込まれたそうですが、
ものすごい繁殖力であっという間に広がって、水流を妨げて漁業にも悪影響があるとかで、最近は嫌われ者(汗)
でも、こうして花が咲くととっても綺麗ですよね~☆
この風景を撮ろうと、沢山のカメラマンが来ておられました。
夏の終わり_d0007913_14500731.jpg
向こうに見えてるのは畝傍山♪
ただ、ここは橿原市。
建築規制がそこまで強くないせいか、ホテイアオイと畝傍山の間には、沢山の現代の建物がある(汗)
それを映り込まないように写真を撮りたい!と色々試行錯誤してみました。
このぐらいなら、まあまあかな?
しかし、あたりを見回したところ、畝傍山とホテイアオイをひとつの画面に撮りたい、と思ってるのは私たちだけみたいで、
他の皆さんはホテイアオイに集中!しておられましたわ~。
(ずいぶん前に、家で亀を飼っていたことがあるんですが、その亀の鉢にホテイアオイを浮かべたら、とても美味しそうに食べてた・・・・美味しいのかしら?)

そばには蓮の花も咲いてました。
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そして、蓮の花と、畝傍山♪
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本薬師寺の礎石
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この礎石、大好きです☆

ホテイアオイと本薬師寺を堪能した後、橿考研博物館へ。
ここへ来るのも久しぶりです。
受付でふと見ると、65歳以上無料、ですって!
「キャ~、私無料やわ~、けど、何も年齢を証明するものを持ってない~残念~」と叫んでいると
受付の方が「無料でどうぞ」と!
まあ、なんとまあ親切な☆と感謝の念とともに無料で入れていただきました。
次回からはちゃんと保険証(?)パスポート(??)をもって行きます(汗)

ここでは、
「大和を掘る・・・2016年度発掘調査速報」をやってました。
最近現説にすっかりご無沙汰の私、ゆっくりと時間をかけてみて回りましたわ~♪
勿論、無料で入ったお礼を込めて、売店で数点小さなものを買い込みました。

この後、ランチに奈良へ!
この日のランチですが、最近人気急上昇でミシュラン二つ星を獲得した、
白(つくも、と読むらしい)
JR奈良駅から数分なのですが
夏の終わり_d0007913_10420059.jpg
これが玄関・・・・まるっきり普通の家です。
わかりにくいですよね?
中はカウンターと4~6人のテーブル席だけ。
私たちは独楽さんがテーブルを予約してくださいました。

まずは前菜
夏の終わり_d0007913_14515015.jpg
ひとつづの素材全部に手が入っていて、これだけで一つの宇宙だ!って感じ。
器も素敵ですよね~♪
写っていませんが、独楽さん、ひろこさんと私はもちろん日本酒(篠峯)を頂きました~♪
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鱧と冬瓜の葛椀。
ぽったりと暖かで味わい深かったです。
夏の終わり_d0007913_14520765.jpg
そして、メインの大和牛ステーキご飯。
大和牛ステーキは1000円アップでしたが、その値打ちがありました☆
柔らかくて美味しいよ~ん。
あ、お酒はなくなったので、ワインをお願いしました。
赤か白か悩みましたが、私は白に。
これがまた、美味しい(うっとり)
夏の終わり_d0007913_14521738.jpg
 
デザートはハスカップのアイスクリーム。
甘みと酸味のバランスが何とも言えません☆

ランチは5400円(私たちはステーキにしたので6400円)
奈良のランチにしたら少しお高め(京都並み?)ですが、うまうま大満足でした☆

若くて綺麗な女将さんがずっと見送ってくださいました。

ひろこさんはこの後のお約束に出向かれたので、
独楽さん、かるほさんと私は、奈良国博でやっている「源信展」へ。

恵心僧都源信は、平安時代に奈良で生まれ比叡山で修業した僧侶で、
往生要集を通じて地獄極楽などの死後の世界の観念を広めました。
往生要集は極楽往生や浄土信仰のもととなったことで有名で、源信は浄土宗の祖ともいわれています。

展示には、国宝の地獄草紙や、大きな(4メートル)阿弥陀聖衆来迎図など、
いかにも食いつきやすい、庶民にも分かりやすい、面白いもの(汗)が沢山あって、
10世紀、11世紀という不安定になりつつある時代の人々に、地獄極楽を眼前に見せたんだなあ、と。

そう言えば子供のころ、地蔵堂か何かの前に地獄絵が掲げられていて、
そこには、閻魔さんが舌を引っこ抜こうとしてる絵があったような。
そこへ行くのはなんだか怖かったのを思い出しました・・・・・
浄土宗はこういう、地獄への恐怖や極楽往生へのあこがれから生まれたんですね。
なるほど!

この後、博物館を見下ろすカフェで軽くお茶をして、あれこれまったりお喋り、
早い再会を約束してお別れしました。

たいそう楽しい一日でした☆
独楽さん、また来てね~!
かるほさん、ひろこさん、また遊ぼ♪









Commented by 独楽 at 2017-09-21 20:41 x
その節はお世話になりました。
なんだかなぎさん写真の腕が上がっているような・・。ホテイアオイも蓮もうまく撮れておりますなあ・・・。
白のお料理のおいしかったことも、写真で思い出しました。ありがたやありがたや・・・自分のブログの復旧が遅れている独楽より・・・
Commented by nagiwi at 2017-09-21 22:55
独楽さん
その節はお世話になりました☆
久しぶりに気合を入れて写真を撮ったら、蓮とホテイアオイ、結構きれいに撮れた気がします♪
白、来月に行こうと電話したら、第一候補の日も第二候補も満席で、第三候補の日のカウンターでやっと取れました。すごい人気ですわ(汗)
次回は夜で行きたいです・・・・・
by nagiwi | 2017-09-18 11:40 | 奈良 | Comments(2)

「まことにはかなきものは、ゆくえさだめぬものおもい。風の中に巣をくう小鳥」(作大手拓次)私なぎの物思いの幾つかを・・・


by nagiwi