2017年 09月 04日
9月
9月1日、実家の父が永眠しました。
94歳でした。
数年前に肺炎を起こした後、ほぼ寝たきりとなって老人ホームでお世話になっていましたが、
何度か肺炎を繰り返していて、
今年の五月の肺炎のあと、穏やかに衰弱が進んでいました。
1日に、弟、弟妻、妹、私、と、父に一番近しい4人が父の部屋で顔を合わせ、
あれこれよもやま話に興じた後、まだ数日はこのまま過ごせるだろう、と次に来る順番などを話し合って、
帰宅したのですが、夕食の後、呼吸が確認できない、と。
すぐに駆け付けたところ、先ほど別れたそのままの穏やかな死に顔で
枯れ葉が木からはらりと落ちるような、静かな亡くなり方でした。
弟は「父はその半生を薔薇にささげた」と葬儀のご挨拶で申し上げましたが、
本当にその通りで、何より薔薇を愛した人生でした。
それを知っていて、私の孫娘たちが棺に赤い薔薇を入れてくれました。
奈良町の 古き家並みを この夕べ 父旅立ちぬ 薔薇を抱きて
通夜、葬儀を無事に終え、父はもう居りませんが、
薔薇を見ると父を思い出すことでしょう。
by nagiwi
| 2017-09-04 22:58
| 雑記
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