二月になりました☆

1月の末に、柳生街道を歩いてきました。
これは、奈良市の東部地域に外国人観光客を誘致しようと、奈良市と某旅行社が共同で行った
外国人留学生対象のモニターツアのガイドでした。

いや、最初このガイドを依頼されたときは、円成寺辺りのガイドをするのかな~と思ったのですが
依頼を承知してから送られてきた某旅行社からのメールによると、
朝8時に近鉄奈良駅集合で、滝坂口から柳生までの18キロを歩く、と!(汗)

あの、ちょっと待ってください!!!!
滝坂口から柳生まで、登るってことですか???
いやや~、堪忍してほしい~~~、だって私、上りは死ぬほど嫌いですし~~~(劇汗)
それに、なにより、
柳生から奈良市内へ、どうやって降りてくるの?
バスで降りるのなら、最終バスって5時やん!(今は真冬なので、柳生の5時は多分、暗くなり始めてるはず)
それに、そのルートで行くと、柳生に入る直前に、とんでもない急な坂があるよね?
あれ、わたし、無理!
その日の行程のほぼ最後にあの急坂って、しんどすぎる~~!!
このルートをほんとに登る気なら、だれかもっと健脚な人に代わってもらったほうがいいわ、と思って、

旅行社に、上記の内容を少しやんわりとオブラートに包んで、
健脚な人ならともかく、普通は、柳生までバスで登って、降りてくるんじゃないでしょうか?
それなら最終バスの時間を考えなくていいし・・・・
とメールしたところ、私の意見を取り入れてくださって、柳生までバスで行き、降りてくることになりました。

当日は近鉄奈良駅8時集合(汗)で、奈良女子大学に留学中の学生さん7人(うち一人は男性!?!・・・大学院に特例で留学中らしい)と旅行社の担当さん2人と待ち合わせ。
曇り空ながら暖かな日でしたし、留学生さんは皆さん日本語が堪能で、お仕事は少なそう☆
8時19分のバスで柳生着9時過ぎ。
このモニターツアは、外国の人向けの地図と道標を整備するために行われるので、
道案内はせず、ゲストさんに自分で道を探しながら歩いていただいて、問題個所を教えていただく形になります。
とはいえ、一気に駆け降りる、というわけにもいかないので、
ポイントを決めてそこまで自由に歩いてもらって集合、軽く説明して次のポイントに向かう、ことにしました。

まず最初のポイントは天乃岩立神社。
この神社は、柳生石舟斎が修行中に、天狗だと思って一刀のもとに切り捨てたら岩が割れていた、という伝説のある一刀石で有名です。
他にも巨石がいくつかあって、古代には柳生では巨石信仰が盛んだったようですね。
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ここから二つのグループに分かれて、疱瘡地蔵を目指します。
私は当然、ゆっくり進むグループ(笑)
私のグループは、中国本土からのお嬢さん二人と台湾からの留学生一人の計三人。
中国は儒教の国なので、私のような年長者(婆、ともいう)(笑)にはとても優しい!
段差が大きい時は手を引いてくれるし、休みましょうか、と声をかけてくれる~♪

疱瘡地蔵は正長元年徳政令碑文でも有名なんですが、この説明はちょっとマニアックすぎますね…

この後、最初の急坂!
阪原峠は、別名かえりばさ峠、とも呼ばれるそうで、昔、大柳生から柳生の里にお嫁に来た人は坂のてっぺんでふるさとを振り返った、という言い伝えがあります。
ただ、この急坂は、柳生からは下りなので、比較的楽チン。
柳生から大柳生には行きやすいけど、大柳生から柳生には攻め込みにくかった、ってことですね。

大柳生の集落の中を通ってお藤の井戸、南妙寺から夜支布山口神社への道は、上り下りも少なく、里の風情を楽しみながら、ゆっくり進みました。
・・・・・・私のグループのお嬢さん方は、平らな道に差し掛かるととたんにスピードが落ちて、写真を撮ったり、おしゃべりしたり。
先のグループの欧米からの皆さんは、とにかくセッセセッセと歩かれたようで、山口神社で30分程差が付きました。

山口神社から少し行くと、白砂川が蛇行したところに勧請縄がかかっていました~。
この後前半の中では一番しんどいダラダラ登りが小一時間続き、ようやく円成寺に到着。
1時半ごろでしたか、遅めのお昼ご飯にありつきました。

円成寺は、運慶作大日如来像と春日堂、白山堂、という三つの国宝があります。
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大日如来のまつられている多宝塔
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春日堂と白山堂
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お庭は奈良では珍しい浄土式庭園。
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時間がなくて、本堂は外から眺めただけ。

このあとはそこまでの急な坂道はなく、少し登った後はなだらかな下りが続いて歩きやすい。

峠の茶屋を過ぎると、石切峠。
ここで、地獄谷へ行くか、街道沿いになだらかな道を下るか、ということになり、
足が疲れてきた、という女性一人を除いて、皆さん地獄谷へと下られました(汗)
私はその女性一人と一緒に街道をゆっくりと楽しみながら下り☆首切り地蔵で待ち合わせ!
いや、あの地獄谷は大変だわ・・・・・
これは、下見に歩いた時の写真ですが、こんなふうに、狭くて急で手すりもない道で、崖に鎖が張ってありました!
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崖からは氷柱が下がってたし・・・・
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私たちが20分ほどでついた首切り地蔵まで、地獄谷を回ると一時間ほどかかり、4時前になってしまいました…
この後滝坂の道を大急ぎで(この滝坂の道、敷石が滑って歩きにくいことおびただしい!)
途中の朝日観音も夕日観音も無視(笑)して、ひたすら足元だけを見つめて歩き、
ゴールの飛鳥中学校の正門前についたときは5時を回ってました(劇汗)

タクシーを呼んでくださって近鉄奈良駅まで帰ったのですが、駅に着いたときはそろそろ暗くなっていました。
いや~、暗くなる前に帰れてよかったですねえ!と旅行社の人と喜び合ったのですが
どう考えてもこのルートを一日で歩くのはちょっと無理がありそう、ということでも意見が一致しました。
健脚な人ならともかく、普通のハイキング感覚にはちょっとハードで、途中であたりを見回す余裕もなく歩くしかない、って感じになりそう。
もう一度同じような調査をする、とのことでしたが・・・・・・・またこのルートなら、私を誘わないでほしいな~(笑)

とは言え、参加の学生さんたちはとても元気よく歩かれたし、
私にとっても、ほぼ20キロの山道を歩けた、というのはちょっと嬉しいかも。

たいそう疲れた一日でした、はい。












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by nagiwi | 2017-02-11 02:48 | ボランティアガイド | Comments(0)

「まことにはかなきものは、ゆくえさだめぬものおもい。風の中に巣をくう小鳥」(作高橋睦郎・・・多分)私なぎの物思いの幾つかを・・・


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