2016年 09月 17日
ボランティアガイド連絡会研修会
9月16日、奈良県観光ボランティアガイド連絡会研修会が「甍」(旧・県公会堂)でありました。
参加者は450名強(過去最高だったそうです!)午前中は能楽師吉田篤史氏による「能への誘い」という講演会、午後は東大寺コースと春日大社コースの二手に分かれてエクスカーション。
お天気が持つか心配でしたが、朝一番に少しぱらついた雨も、全員集合した8時には上がって曇り空になりました。ガイドが集合したところ。
ガイドは全員で100名弱います。
このオレンジ色のユニフォーム、遠くからよく目立ってとっても良かったけど、風を通さないので暑かった…
駅やバス停、そして甍までの道筋に案内に立っていると、三々五々、参加者が集まってこられます。
甍は定員500人なので、ほぼ満席に近い感じ。
ご挨拶の後、吉田氏の講演が始まりました。
吉田篤史氏は新進気鋭の能楽師さんで、弁舌さわやか、「春日龍神」の一節を自ら謡い舞い、私たちのメンバーの一人に着付けの実演までしてくださいました。 この装束は「鞍馬天狗」のもの。 モデルさんの背が高いので、なかなか見栄えがします☆
この講演は、内容がい面白いのはもちろんですが、段取りがとてもよく、着付け実演のあと使った
装束を畳みながら、聴衆に「高砂」の謡の一節を体験させ、装束を切戸から奥に持ち込むとほぼ同時に謡も終わる、というタイミングばっちり。
そして講演の終わりはその「高砂」の切(終わりの謡いのこと。高砂の切は「千秋楽」とも呼ばれ、大層おめでたいので会合の最後に謡われます)で締めるという見事な演出でした☆
・・・・・この吉田篤史氏のお父様は、ほんとに偶然ですが、私の大学の先輩です☆・・・・・・・
講演の後、質疑応答。
午後からは各グループに分かれてエクスカーションです。
各グループ、10人から15人のガイドに、メインガイド一人アシスト一人が付いてご案内。
まずは東屋で簡単に昼食を済ませて、出かけます。
わたしはA13グループのメインガイド。
当初は16人の予定でしたが、3名欠席、2名不明(笑)で11人になりました!
いや~、助かった~~~~☆
一人でも人数が少ないほうがガイドしやすい!!
とはいえ、今日のゲストは日頃からご自分がガイドされてる方ばかりなので、もう緊張!の一言です。
この日のテーマは「外国人が驚く、神と仏の共存」なのですが・・・・どうガイドするか、ほんとに難しい。
普段は英語で案内してるルートを、日本語と英語でやるのが基本ですが、英語と日本語をどの程度の比率にするか?
何に重きを置いてお話しするのがいいのか?
アシストの方と色々相談した結果、案内する場所の細かい説明より、その場所で外国人ゲストがどういう反応を見せられたか、それに対してどうお答えしたか、を日本語中心にお話しするほうがいいだろう、ということに。
で、その中心に「神道と仏教」をどう外国人に説明してるか、を持ってくることにしました。
ルートは、南大門~鏡池~手向山八幡宮~鐘楼・俊乗堂・行基堂・念仏堂~法華堂・二月堂~裏参道~公慶道~正倉院~戒壇堂~依水園。
これを2時間半でご案内する予定ですが、私は、手向山八幡宮と二月堂で神道と神仏混合についてお話しすることにしました。
・・・・最初の関門の手向山八幡宮でうまくご説明できるかどうかでガイドの成否は決まる・・・・・
幸いなことに、皆さんガイドの経験者ばかりなので、大変協力的(じつは、それも怖い~~~みんな私のことじっと見て聞いてるし~~~)(笑)比較的スムーズに始まりました。
勿論、知らないことは知らない、というのが基本で、知らない、というと、参加者の誰かが教えてくださる、という恐ろしい展開(笑)
ムツカシイ説明はアシストさんに投げつつ、手向山八幡宮で全精力を注いで、外国人に神道と神仏混合をどう説明するか、それに対しての反応などをお話したら、皆さん興味深そうに熱心に聞いてくださって、ほっとしました☆
そのあとは少し気楽になって時々ジョークを言う余裕もでき、さほどの失敗もなく、なんとか時間内にガイドを終えることができました。
終わったときにはほんとにほっとして、しかも汗だくでしたわ。
多分、大きな間違いはなかったと思います・・・・
終了後、アシストさんとお茶を飲んで少しお話したら、「あなたのガイドはストーリーがあって、面白かった」とほめてくださってうれしかった~~。
昨日はそれほど疲れてるとも思わなかったのですが、今日起床したら疲労感でいっぱいで、食事のあとまたベッドに逆戻り、結局今日は1日グダグダしてました。
昨日1日の疲れというより、この2か月ほどの疲れが一挙に出たんでしょうね。
とっても大変でしたけど、自分のガイドを見直す良い経験になった気がします☆
参加者は450名強(過去最高だったそうです!)午前中は能楽師吉田篤史氏による「能への誘い」という講演会、午後は東大寺コースと春日大社コースの二手に分かれてエクスカーション。
お天気が持つか心配でしたが、朝一番に少しぱらついた雨も、全員集合した8時には上がって曇り空になりました。ガイドが集合したところ。
ガイドは全員で100名弱います。
このオレンジ色のユニフォーム、遠くからよく目立ってとっても良かったけど、風を通さないので暑かった…
駅やバス停、そして甍までの道筋に案内に立っていると、三々五々、参加者が集まってこられます。
甍は定員500人なので、ほぼ満席に近い感じ。
ご挨拶の後、吉田氏の講演が始まりました。
吉田篤史氏は新進気鋭の能楽師さんで、弁舌さわやか、「春日龍神」の一節を自ら謡い舞い、私たちのメンバーの一人に着付けの実演までしてくださいました。
この講演は、内容がい面白いのはもちろんですが、段取りがとてもよく、着付け実演のあと使った
装束を畳みながら、聴衆に「高砂」の謡の一節を体験させ、装束を切戸から奥に持ち込むとほぼ同時に謡も終わる、というタイミングばっちり。
そして講演の終わりはその「高砂」の切(終わりの謡いのこと。高砂の切は「千秋楽」とも呼ばれ、大層おめでたいので会合の最後に謡われます)で締めるという見事な演出でした☆
・・・・・この吉田篤史氏のお父様は、ほんとに偶然ですが、私の大学の先輩です☆・・・・・・・
講演の後、質疑応答。
午後からは各グループに分かれてエクスカーションです。
各グループ、10人から15人のガイドに、メインガイド一人アシスト一人が付いてご案内。
まずは東屋で簡単に昼食を済ませて、出かけます。
わたしはA13グループのメインガイド。
当初は16人の予定でしたが、3名欠席、2名不明(笑)で11人になりました!
いや~、助かった~~~~☆
一人でも人数が少ないほうがガイドしやすい!!
とはいえ、今日のゲストは日頃からご自分がガイドされてる方ばかりなので、もう緊張!の一言です。
この日のテーマは「外国人が驚く、神と仏の共存」なのですが・・・・どうガイドするか、ほんとに難しい。
普段は英語で案内してるルートを、日本語と英語でやるのが基本ですが、英語と日本語をどの程度の比率にするか?
何に重きを置いてお話しするのがいいのか?
アシストの方と色々相談した結果、案内する場所の細かい説明より、その場所で外国人ゲストがどういう反応を見せられたか、それに対してどうお答えしたか、を日本語中心にお話しするほうがいいだろう、ということに。
で、その中心に「神道と仏教」をどう外国人に説明してるか、を持ってくることにしました。
ルートは、南大門~鏡池~手向山八幡宮~鐘楼・俊乗堂・行基堂・念仏堂~法華堂・二月堂~裏参道~公慶道~正倉院~戒壇堂~依水園。
これを2時間半でご案内する予定ですが、私は、手向山八幡宮と二月堂で神道と神仏混合についてお話しすることにしました。
・・・・最初の関門の手向山八幡宮でうまくご説明できるかどうかでガイドの成否は決まる・・・・・
幸いなことに、皆さんガイドの経験者ばかりなので、大変協力的(じつは、それも怖い~~~みんな私のことじっと見て聞いてるし~~~)(笑)比較的スムーズに始まりました。
勿論、知らないことは知らない、というのが基本で、知らない、というと、参加者の誰かが教えてくださる、という恐ろしい展開(笑)
ムツカシイ説明はアシストさんに投げつつ、手向山八幡宮で全精力を注いで、外国人に神道と神仏混合をどう説明するか、それに対しての反応などをお話したら、皆さん興味深そうに熱心に聞いてくださって、ほっとしました☆
そのあとは少し気楽になって時々ジョークを言う余裕もでき、さほどの失敗もなく、なんとか時間内にガイドを終えることができました。
終わったときにはほんとにほっとして、しかも汗だくでしたわ。
多分、大きな間違いはなかったと思います・・・・
終了後、アシストさんとお茶を飲んで少しお話したら、「あなたのガイドはストーリーがあって、面白かった」とほめてくださってうれしかった~~。
昨日はそれほど疲れてるとも思わなかったのですが、今日起床したら疲労感でいっぱいで、食事のあとまたベッドに逆戻り、結局今日は1日グダグダしてました。
昨日1日の疲れというより、この2か月ほどの疲れが一挙に出たんでしょうね。
とっても大変でしたけど、自分のガイドを見直す良い経験になった気がします☆
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marie004
at 2016-09-19 14:06
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参加者450名!!
すごいですねえ~
能舞台、大きくてりっぱですね~
能衣装もまあゴージャス!!
みなさん目を瞠られたことでしょう。
ストーリーのあるガイド、すてきな褒め言葉ですね。おつかれさまでした。
すごいですねえ~
能舞台、大きくてりっぱですね~
能衣装もまあゴージャス!!
みなさん目を瞠られたことでしょう。
ストーリーのあるガイド、すてきな褒め言葉ですね。おつかれさまでした。
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nagiwi at 2016-09-20 21:25
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Q
at 2016-09-20 23:28
x
なぎ様
お疲れ様でした。記事からなぎ様の満足感が伝わってきます(笑)。同じ目的意識を持った方々のこの人数は迫力がありますね。それといつも感心してうらやましく思うのは、なぎ様の記事の中にいつも、いわば「文化の香り」なるものがただよっている事です。今回は「能」が「能舞台」がそれにあたるでしょうか。もっともなぎ様が着物を日常的に着こなしておられるということからすれば、なぎ様自体が文化の体現者すなわち「歩く文化財」ともいえましょうか(笑)。私には到底及ばないことでありんす(汗・なんでおいらんことばやねん)。いずれにしても、ますますのご活躍を祈念します。
お疲れ様でした。記事からなぎ様の満足感が伝わってきます(笑)。同じ目的意識を持った方々のこの人数は迫力がありますね。それといつも感心してうらやましく思うのは、なぎ様の記事の中にいつも、いわば「文化の香り」なるものがただよっている事です。今回は「能」が「能舞台」がそれにあたるでしょうか。もっともなぎ様が着物を日常的に着こなしておられるということからすれば、なぎ様自体が文化の体現者すなわち「歩く文化財」ともいえましょうか(笑)。私には到底及ばないことでありんす(汗・なんでおいらんことばやねん)。いずれにしても、ますますのご活躍を祈念します。
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nagiwi at 2016-09-22 23:41
Qさま
コメントありがとうございます☆
いや、これを書いたときは大変満足してたんですが、時間がたつにつれて、あれが足りなかった、こうすればよかったか、などと色々な疑問が・・・・できたら参加者全員に「私のガイド、どうでしたか?」と聞いて回りたい心境です。
でも、聞いたらもっと辛くなりそう(劇汗)
私が歩く文化財???
とんでもない~もしかして、歩く銅像とか(体重なら勝負できそう)(笑)
今後ともよろしくお願いします☆
コメントありがとうございます☆
いや、これを書いたときは大変満足してたんですが、時間がたつにつれて、あれが足りなかった、こうすればよかったか、などと色々な疑問が・・・・できたら参加者全員に「私のガイド、どうでしたか?」と聞いて回りたい心境です。
でも、聞いたらもっと辛くなりそう(劇汗)
私が歩く文化財???
とんでもない~もしかして、歩く銅像とか(体重なら勝負できそう)(笑)
今後ともよろしくお願いします☆
by nagiwi
| 2016-09-17 22:57
| ボランティアガイド
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Comments(4)