同行ガイド  唐招提寺と奈良町へ

4月12日、二度目の同行ガイドです。

この日は近鉄奈良駅の案内所前で、10時半にイギリスからのお客様と待ち合わせ。
来られたのは、80歳のお母様と娘さんの二人連れ。
で、このお母様が杖(ストック)をついておられたので、
「歩きではなくてバスを多用しましょうか?」とお聞きしたら、
「昨日、東大寺から春日大社まで歩いたので、全然大丈夫。ゆっくりだけど、歩けます」
とのお答えが返ってきました。
すごい~!
と思いつつ、どこへ行きましょうか?と聞くと
「唐招提寺と奈良町」
「唐招提寺のそばに薬師寺もあるんですが、今塔は解体修理中なんです」
とこ建てると
「知ってます」と。
うむ、おぬし、やるな~って感じ(笑)

で、午前中に唐招提寺に行き、そのあと奈良町に行くことにしました。

尼ヶ辻まで近鉄で行って、そこから垂仁天皇陵の横を通って唐招提寺に向かいます。
この道を選んだわけは・・・・個人的に大好きなのです(汗)
幸いなことに、のどかな田園風景が大変お気に召したようで、私も気分よく、
垂仁天皇に命じられて不老不死のお薬を探しに行った、田道間守のお墓があれなんですよ~などと
お話しして、ゆっくり唐招提寺に向かいました☆
今回のゲストの娘さんのほうはガーデナー(庭師)の学校に通われたそうで、その意味でも自然に興味があるようでした。
私の父はバラをたくさん作っていて、英国にイングリッシュガーデンを見に行って、イギリスのバラの美しさに感動したと話してたこともあったので、そんなお話をしたり。
お話が弾みました。
そして、80歳のお母様!
今回の旅行はお母様へのお誕生祝いだそうです!
腰の骨を折られた(汗)あと、歩くときはストックをついておられるそうですが、
少しの弱音もはかず、お嬢さんも手助けするそぶりもなく、ゆっくりと、でも黙々と歩かれてました~。
唐招提寺は何度来てもいいお寺です☆
特になんといってもこの苔☆
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素晴らしいですね!
そして池には亀が日向ぼっこ。
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1時ごろに近鉄奈良駅に戻り、さあ、ランチをどうするか、ですが
ここでゲストから難しい条件が。
1、ビルとかじゃなくて、奈良の古い建物の中で
2、特別な昼食じゃなくて、日本人が普通に食べる和食
3、観光客が少ないところ
4、高価なランチはいや
あ、あのねえ・・・・・・
確かに、古い日本家屋の中で和食を食べさせるお店はありますが、そういうところは高いし、
予約がいるし・・・・・
そもそも、私たち、普通のランチはパスタとかだし・・・・
この時期の奈良で観光客が少ないとこなんて、ないし・・・・
どうしよう???
と思いつつ、お好み焼きを勧めてみたり、ビルの中の和食屋さんやうどん屋さんを勧めるも、答えは、ノー(汗)
で、突如、ひらめきました☆
猿沢池の横?うえ?に建ってる「衣掛茶屋」です。
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うどんとかお蕎麦と甘いもののお店でなんですが、ここ意外に穴場で。
完全な和風の建物だし、人は思いのほか少ないし、景色はいいし、いい感じでしょ。
(写真がなかったので、よそからいただいてきました)
ゲストも気に入ってくださったので、ほっとしました☆

ここに暫く座って、イギリスの朝食(コーンフレークとからしい)と現代日本の朝食(早い話、私が今朝何を食べたのか、とか)(笑)などを話したのですが・・・・・・・
私の英会話の先生はこれまでイギリス人が多くて(今はアメリカ人の先生ですが)イギリス英語には慣れてるはず、なのに、
うまく聞き取れないことが多くて、冷や汗をかきました。
イギリス人にとって、英語を話すのは普通なので(当たり前ですが)スピードが速いの!!!
そうか~、先生たちはゆっくり話してくださってたから分かったんだわ、という普通のことに気が付いて、
もっとお勉強しなくちゃ、と思いました・・・・・

この後、奈良町で賑わいの家に行きました。
このあたりは実は私の縄張りで(笑)
ここから徒歩数分のところに実家があり、現在はおおむね引っ越されていますが、子供のころは同じ小学校へ通った友達の家も多くあり、
この賑わいの家の前(か、その前)の持ち主は、小学校の同級生のご親戚だったはず、なのです。
ですから、このあたりの街の雰囲気や成り立ちはとても懐かしいものがあります。

奈良でも京都でも、昔は、家への税金が面積ではなく間口の幅に対してかかったので、古い町並みの家々はいわゆるウナギの寝床のようになりました。
ゲストに、そういうわけでこの賑わいの家も、間口は狭く、奥行きはやたら長い、とお話したら、ロンドンもそうだった、と。
へ~~~!!
どこも同じなんですねえ!!

お母様はほんとに好奇心旺盛で、町屋の狭い階段も「上りたい!」と言って、ゆっくり上られ、
あちこちの部屋の様子も興味ふかげにご覧になっていました。

そのあと、奈良町の中のお茶屋さんの前を通りかかると、自家製のほうじ茶を作るすごくいい匂いが!
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この機械、昭和三十年代の生まれだそうですが、まだ現役♪
お二人は世界各地のお茶を飲むのが楽しみだそうで、楽しげにお茶をえらんでおられました☆

今頃帰国されて、二人で日本茶を楽しんでおられるでしょうか?

今回のゲストは私に、いつまでも好奇心旺盛であれ、と教えてくださったような。
素晴らしいゲストとの一日でした☆
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by nagiwi | 2016-04-25 17:48 | ボランティアガイド | Comments(0)