同行ガイド 奈良と斑鳩と西ノ京~一日目

さて、恐怖の(笑)同行ガイドの始まりです!

今回のゲストの情報がファックスで送られてきたんですが、
お客様は
イスラエルからの50代のご夫婦、
4月5日と6日のフルデイツア希望
日本の歴史、お寺、神社、美術、なんでも興味がある。
特に、曼荼羅
?まんだら????

そもそも、奈良に2日かける旅行者って、結構珍しくて。
特に最近は、奈良公園で鹿と写真が撮れたらそれで良い、という観光客も多いんです~。
でも、このゲストは曼荼羅に興味がある・・・・・
慌ててテキストをひっくり返し、読み返しましたが、分かったような、分からないような(汗)

とりあえず前日の夜にホテルに電話してお会いする場所と時間を確認。
初日は、興福寺、春日大社東大寺、そして元興寺へ行こうと計画を立てました。
ほら、元興寺には智光曼荼羅がありますからね。

で、待ち合わせの近鉄奈良駅東口でゲストの名前を書いた紙を持って待つこと35分。
来ない……
誰も来ない・・・・
来たかと思うと違う人で、東大寺への行き方を聞かれたりする(英語が話せると思われるんですね、きっと)
もう帰ってやろうか、と思ったところへやっと来られました・・・・
JR奈良駅を近鉄奈良駅だと信じて、JRで待ってたけど、おかしいなあと思って駅のコンシェルジェに聞いて、慌ててこちらへ回ったそうです(汗)
会えたのがとっても嬉しくて、さあ、出発です。

東向き通りを少し歩いて、北円堂のほうへ折れ、国宝の三重塔とお地蔵さんを見て、南円堂へ。
五重塔を見た後、国宝館に入りました。
ご主人は英語が堪能で、知識欲が旺盛で知的な感じ~!
私の話をとっても熱心に奥さんに通訳。
奥さんはとっても感受性が豊かな感じで、熱心に見ておられました。
中でいくつかお気に召したのは、太子二歳像、山田寺仏頭(エジプト人みたい!とのことでした)
千手観音(千本もないんですよね、これ)(笑)龍灯鬼、天灯鬼(かわいい~と。誰の思いも一緒なんだわ!)などなど。
ただ、ここにあると思ってた曼荼羅が、今回はなかったのが私としては申し訳なかったです。

ここを出て、一の鳥居のほうへ歩いてたら、鹿と鹿せんべい発見!
ご主人はさっそく二束買われてやろうとされたので、「もうちょっと行ったらお腹の減った鹿がいると思うので、あっちでやりましょう」と。
だって、鹿せんべいを売ってるところの鹿はたいてい満腹で、愛想が悪いことが多いから(笑)

一の鳥居を潜って、奈良の鹿が鹿島神宮から武甕槌神を背中に乗せて一年かけてやってきた、という話をしながら、しばらく行くと、
人影も減り、鹿が増え、桜の花が咲いて、川がちょろちょろ☆
いいねえ!ということで、撮影会が始まりました(笑)
やっぱりみんな、鹿が好きなんだ!

日本人は神道で生まれ、キリスト教で結婚し、仏教で葬式する、と説明し、鹿をからかいながら歩くと、やがて春日大社到着。
ここで、回廊の窓が長方形ではなく平行四辺形なことを説明(地面の傾斜に沿って回廊が作られたから)
自然を削って地面を平らにするのではなく、回廊を自然の傾斜に従って作るのが日本的なやり方で、
昔の大工は経験のみに従って作ったけど、今は計算して図面を作らなくてはいけないのでかえって難しい、と説明したら、結構ウケました☆

ここから若草山のほうに歩いていたら、春日大社の花山院宮司さんにお目にかかりました。
ソムリエの講義でお話を聞かせていただきました、と話しかけたら、水谷神社で鎮花祭があるとのこと。
ちょうど狂言が奉納されるところでした~!
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そして、これは結婚式ですよね。写真撮影がおこなわれてた!
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若草山の麓の桜もちょうど満開!
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二月堂から奈良盆地を眺め
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ランチしました。

このあと、あの土塀の道をゆっくりゆっくり下りましたが、
奥さんが「一日中でもここに居たい」と。
やっほ~~~、大成功みたいです☆

東大寺では、参道の敷石の原産国が、インド、中国、朝鮮半島、と仏教の来た道のりの通りになってる、という話が大変お気に召したようでした♪

大仏殿をゆっくり見ていて、気づくともう4時を回っていて。
元興寺は四時半で閉門なので、元興寺はあきらめることにして帰途につきました。
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by nagiwi | 2016-04-07 15:02 | ボランティアガイド | Comments(0)

「まことにはかなきものは、ゆくえさだめぬものおもい。風の中に巣をくう小鳥」(作高橋睦郎・・・多分)私なぎの物思いの幾つかを・・・


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