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風の中の小鳥

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「まことにはかなきものは、ゆくえさだめぬものおもい。風の中に巣をくう小鳥」(作大手拓次)私なぎの物思いの幾つかを・・・

高取の秋☆

二日目(21日)は高取へGO!

この日うちのトミーちゃんは、前日私とかるほさんと言う美女二人を前にして(笑)思いっきり深酒したせいで、
危うくゴルフを寝過ごすところでしたが、
良き妻たる私が(ウッソ~~)ちゃんと起こして差し上げた(笑)おかげで時間に間に合ったようでした。
ところが・・・・・・・トミーちゃんがお出かけした後、私とかるほさんは「出発にはまだまだ時間があるね」とゆっくり座って楽しくお喋りしてしまい、
その結果、駅に着いたら目の前を電車がさ~っと出て行ってた、と言うテイタラク(汗)
しょっちゅう歩いている駅までの所要時間なのに、何をどう間違えたのかなあ・・・・・・・?
この日は橿原神宮前でひろこさん、独楽さんと合流し、始発のバスで壺坂寺に向かう予定だったのに、遅れてしまいました。
私のボケボケのせいで、ほんとに申し訳なかったです・・・

だって、壺坂って近鉄の連絡は悪いし、バスは便数が少ないし・・・と責任転嫁をしながら壺坂寺に到着したら、そこに独楽さんとひろこさんが受付横の大講堂前に立っておられて。
既にこの日の狙い目であった、秘仏子島荒神(壺坂荒神とも言うそうです)をご覧になった後で、お先に階段を上って行かれましたした~。
この子島荒神は享保7年真興作で、荒神さんが彫像になってるのはすごく珍しいらしい、小さな綺麗な彫像でした。
案内の方に聞いて見ると、真興は、壺坂寺、子島寺、両方の中興の祖だったようで、そのせいでこの荒神さんは子島荒神とも壺坂荒神とも呼ばれているらしい。

しかし、壺坂寺は、古刹でもあり大きなお寺でもあるのに、珍しく国宝が一つもないという(汗)
その分(?)新しい巨大な石仏があちこちに鎮座しておられます。

それもあって壺坂寺って、しょっちゅう何か工事してるな~とか思いながら八角堂の前に行くと、そこに緑のTシャツの皆さんが沢山おられて、どうも参拝客にマッサージしたはる・・・・あれ???と思ってみると、そこに独楽さんとひろこさんのお姿が(笑)
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日ごろ激務のお二人、まったりゆっくりされてたようです(笑)

八角堂をゆっくり巡って奈良盆地を見下ろしてると、何やら白煙が立ち込め、けむたいよ~(笑)
美しい三重塔の前で杉の葉を組んで、護摩を焚き始めはったんですね☆
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焚火の炊き始めは煙が出るけど、燃え盛ってくると煙は減って杉の葉の燃える良い匂いが立ち込めて、あたりが暖かくなってきました。

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今回はこれより上には登らず、高取の町へと降りて行ったんですが、お寺の前のバス停から振り返ると、美しい秋空に堂宇が映えてきれいでしたわ☆

この時期、高取では「案山子廻り」をやっています。
奈良大学を卒業した年の春三月に、高取城から降りてきて(しんどかったよ~)雛めぐりを楽しんだことがありましたが、案山子廻りもなかなかのもので。
まず一番に目に入ったのは、コスモス畑にすっくと立ったビールの空き缶で造った高取城!
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案山子と言う言葉から連想するのとは一味違う、リアルでユーモアの感じられる案山子たち☆
本物の人かと思ってしまうこともシバシバでしたわ~♪
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中でも秀逸だったのは、ランチを食べようと入ったnoconocoの前に座ってたこのお二人(笑)
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この背中の丸み、どう見ても本物の人間に見えませんか~~~~

一時から橿考研での講演に参加される予定だった独楽さんは、ランチの後急いでそちらに向かわれ、
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私たちは、ブラブラ町めぐりです。
これは植村家の長屋門
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元高取藩の家老屋敷でしたが、現在は植村氏の住宅らしい。
この長屋門は、間口39m・・・でかい!
白漆喰を盛り上げたなまこ壁の格子模様が富を示唆してるかんじで・・・ここには門番の案山子が建ってましたよ。
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雛めぐりの時にも思ったんですが、この高取と言う町は路地の隅々まで美しく掃き清められていて。
今回の案山子は、その顔や着物や置き方までが、それぞれ工夫を凝らしてあるし、なんともセンスが良かったんですよね~。
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これはサザエさんご一家です(笑)
その他にも、お店の中に立ってる人がいて「お客さんだわ」と思ってみると案山子だったり、お地蔵さんがあったりと、とっても面白かったです☆

それに、案山子を置いていないお宅でも、花を生けたり鉢植えを置いたりして、もてなしの心を表現されていました。
この黄色い花の鉢は、紀伊上臈時鳥(キイジョウロウホトトギス)!
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かつては野迫川あたりに群生地が有ったそうですが、今は乱獲のため絶滅危惧種らしい・・・・

こういう行事は、町全体の皆さんの協力がなければ出来ませんよね~とひろこさん。
ほんとにその通りですねえ…・

案山子のある街並みを抜けて子島寺へ。
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ここは前回高取に来た時に訪れて、子島曼荼羅のことや高取のお殿様のことを色々お話しいただいて、とてもいい時間を過ごしたところだったので、楽しみに来たんですが…・
なんだか雰囲気がおかしい・・・・
境内に人の気配がなくて、案内所は締まってる・・・・庫裏の方も鍵がかかってる・・・その上、門前の立て看板には「大和七福八宝の担当は長谷寺になりました」とある。何故だ???・・・・・・でも、門(お城から持って来たとか)はあいてるし、線香の煙が立ち上ってる…・一体どうなったん???
なんで?なんで?

駅へと向かう間、なんで?なんで?と三人で悩んでおりましたが、答えが分かるわけもなく・・・・
思いのほか早く済んでしまったので、5時半の飲み会まで時間がある…・
この後どうしよう????
と話し合って、そうだ、興福寺へ行こう!と言うことになりました。

興福寺は今年創建1300年を迎え、中金堂が建築中で2018年完成予定。
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現在仮金堂が特別公開中で、薬師寺から借り受けた(?)仮金堂の中には、本尊の釈迦如来坐像や薬王・薬上菩薩立像、四天王、厨子入り吉祥天倚像、大黒天立像が鎮座しておられました。
釈迦如来、薬王薬師菩薩、吉祥天も大黒さんも、初めて見た気がしますが、どれもこれも見ごたえのある、見事なものでした・・・

ふと気がつくと、もう飲み会に行かなくちゃ!
私って、幹事だったかも?とか思いながら西大寺駅前のpianoにつくと丁度5時半(汗)
皆さんすっかりお揃いで焦ってしまいました。

この日の飲み会には、朱雀さんはじめ奈良大つながり奈良つながりの皆さんが9人集まって、こういう感じで集まるのってほんとに久しぶり!
ああでもないこうでもない、と賑やかに心おきなくお喋りし、しっかり飲んで元を取り(笑)
やっぱり奈良大の人って好きだな…・と再認識しておりましたわ☆

今回、朱雀さんが誘ってくださって、こんな楽しい時間が持てて、ほんとに嬉しかったです。
また、集まりたいものですね~☆

今日のオマケ
壺坂寺で見た有名人寄進の石灯篭
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この方って、こういうこともなさるのね…・
Commented by ひろこ at 2012-11-03 08:56 x
なぎさん
先日はありがとうございました!
秘仏、マッサージ、案山子、子島寺の謎、興福寺仮金堂にの行く末に、宴会にと、フルコースで楽しめました!
またご一緒させてくださいね~
トミーさまのお酒の相手もさせていただきたいわあ(^^;)
Commented by nagiwi at 2012-11-03 23:38
ひろこさん
こちらこそありがとうございました!
秋の高取をゆっくり歩いて、たっぷりお喋りして、とっても楽しい一日でしたね☆
次回またどこかへご一緒したいですね~。
トミーちゃんとも遊んでやってくださいませ(笑)
Commented by 独楽 at 2012-11-13 02:34 x
遅まきながら、先日はありがとうございました。
私の方はブログアップもできず、ちょっとスランプかも~~ってただの飲み過ぎですね。
Commented by nagiwi at 2012-11-15 00:25
独楽さん
こちらこそ有難うございました☆
秋の夜長は飲むためにあるんですよね(笑)
私も飲み過ぎて転寝して風邪をひきました(汗)
by nagiwi | 2012-10-29 21:21 | 奈良 | Comments(4)

「まことにはかなきものは、ゆくえさだめぬものおもい。風の中に巣をくう小鳥」(作大手拓次)私なぎの物思いの幾つかを・・・


by nagiwi