秋三題

10月も半ばとなって、本格的な秋が到来したので、秋らしい行事を3つばかりやっつけて(笑)きました☆

まずは芸術の秋。

10月14日、京都観世会館であった河村禎二追善別会を見てきました☆
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これが観世会館。
平安神宮のそばにあって、客席数は500余り。
一般に能楽堂は席数が少ないため、演者の息づかいまで聞こえるような臨場感があります。
私は学生時代に少し能をかじったことがあって、その時に今回シテ(主役)を務められた能役者さんとお知り合いになりました。今回はその当時の先輩や後輩の皆さんに誘っていただいて、久しぶりに観世会館に足を運んできました。
当時はお互い学生同士だったので気楽なものでしたが、彼は数十年の時を経て(笑)鸚鵡小町を披かれた(初めて演じられた)んです・・・・この鸚鵡小町と言う能は100歳過ぎた小野小町が主人公と言う「老女もの」と呼ばれる範疇に入り、家元のお許しがないと演じられませんし、そのお許しはそう簡単に出るものではないと聞いています。
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館内は撮影禁止ですが、始まる前に、そっと撮りました・・・まずかったかな~・(汗)
私の席は橋掛と言う舞台と幕の内側をつなぐ通路の真横(この通路は「あの世とこの世をつなぐ橋」だと私は思ってます…・)
舞台の正面に描かれてるのは影向の松。
この現物は(笑)春日大社の参道に有りましたが、今は枯れて新しい松が植えられてますね。
能は、日常生活とは違うリズムを持っているように感じられ、番組が進むにつれて、その非日常的な時間が心地よくなって・・・・・ついつい居眠りしたりしましたが(汗)
久しぶりの観能で、充実した時間を過ごせましたわ☆
そのあとは先輩後輩と一緒に会食し、遠慮会釈のない会話を十二分に楽しんで帰宅の途に着きました!

次には祭りの秋です☆

10月15日は石上神宮の布留祭りです。

このお祭りは田村渡とも呼ばれていて、朝、田町(旧田村)から従者を連れた稚児が馬に乗って御幣を担いで石上神宮まで参詣します。
その後神宮で例祭を行うんですが、この時稚児は今年の新米の稲束を奉り奉幣の儀を行います。
それが済むと昼食となり、昼食後に田町の厳島神社(お御旅所ですね)まで片道4キロを,
御霊代を載いた御鳳輦とともに,総勢200人の時代行列を繰り広げるんですよ。
私はその田町に住んでいるのでおなじみの秋祭りなんですが、今年はうちのトミーちゃんが隣組(カイト、と呼びます)の世話役が当たって、この行列の従者となって参加しました。
従者姿の夫の雄姿です(笑)
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これが朝田村から参詣するお稚児さんと従者村人一行ですね~。
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で、この後普通なら、御鳳輦の時代行列の写真や説明があるべきところなんですが…・私は夫の身支度を手伝って送り出した後、即座にお出かけし(汗)一日遊んできました(汗、汗)
息子たちは二人とも子供のころにお稚児さんとなって馬に乗せていただいたというのに、
誠に罰当たりな母でございます(劇汗)

そして三題目は、食欲の秋です!

お祭りにトミーちゃんを送り出した後、矢田寺近くのお知り合いの山荘でのランチパーティに参加、
美味しいものをしこたま頂いて、お喋りの花を咲かせてまいりましたのよ~♪

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この山荘にはいつも素敵なお花が活けてあります。
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お部屋のしつらえ。テーブルに敷かれているのは昔の帯ですね。
お料理は西ノ京の山代屋のシェフが出張してこられてます!
お昼ですけど、赤ワインを頂きましたわ☆
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オードブル・・・・パテ、にし貝、さんまのマリネ、ワカサギのエスカベージュ、白アスパラ、バケットに乗ってるのはココナッツの甘みが効いたグリーンカレー!めっちゃワインに合います☆
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パスタ・・・・マッシュルームの風味が秋らしい☆
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魚料理はイトヨリのポワレ、牡蠣のリゾット添え・・・・このリゾットはほんとに美味しいです~牡蠣、大好きだわ♪
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肉料理はフォワグラを添えたヒレステーキ・・・・・フォワグラの濃厚な風味が、ワインを呼んでました(笑)
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デザートは、アケビとチョコレートケーキとアイスクリーム・・・・アケビ、珍しいですよね~、きれいな紫色で季節感満載でしたわ!
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山代屋のお食事がおいしくて、集まられた皆さんの会話が、芸術の話や教育の話や健康の話とそれはもう多岐にわたって楽しくて、あっという間に時間が経ってしまいました。

夕方帰宅してしばらくすると、布留祭りが終わったトミーちゃんが、お下がりのお神酒や野菜などを頂いて帰宅してまいり、ありがたやありがたや、でございました。

実に充実した秋の日々でございました、はい。☆
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Commented by marie004 at 2012-10-17 01:04 x
百歳過ぎた小野小町ですか……!
それは、生半可なことでは演じられないでしょうね。ビジンも老女になってしまったら、おんなじという無常のおはなしなんでしょうか?

布留祭りって初めて聞きました。
物部氏の呪術?の言葉がたしか、ふるえふるえ…ナントカというのでしたっけ? 御鳳輦にお乗りになっているのは、どの神様なんでしょうか?なんだか、古代が生きているみたいでゾクゾクします。

シェフが出張して来られてのホームパーティーなんてセレブですねえ!
Commented by nagiwi at 2012-10-17 23:51
marieさん

小野小町は絶世の美女だったはずなのに、何故か能に出てくる時は老残の姿がほとんどで。
これって男の嫉妬かしら?(笑)

石上神宮の主祭神は、神武天皇を助けた剣の霊威「布都御魂大神」天璽十種瑞宝に宿る霊威「布留御魂大神」スサノオノミコトがヤマタノオロチを退治した天十握剣の霊威「布都斯魂大神」ですが、その天璽十種瑞宝を振ると死んだ人をよみがえらせることができるとか…・
by nagiwi | 2012-10-16 18:08 | 雑記 | Comments(2)

「まことにはかなきものは、ゆくえさだめぬものおもい。風の中に巣をくう小鳥」(作高橋睦郎・・・多分)私なぎの物思いの幾つかを・・・


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