宇陀をうだうだ…午後の部

ランチを道の駅で食べた後(ちなみに、道の駅のエビフライは有頭のでっかいエビが三匹も付いてました!)
うだうだ歩き(笑)に突入!
この頃になると少し曇って風も出てきたし、何より、山がちなせいか風が冷たくさわやかで、盆地を歩くよりは歩きやすかったです☆

道の駅から少し歩くと、阿騎野人麻呂公園。
このあたりから飛鳥時代の離宮的な施設が発見されたそうで、それが軽皇子が薬猟(くすりがり)に来られたのと同時期の遺跡であることから、軽皇子が宿られた安騎の野はこの辺りかと思われます。
この像は馬に乗って東の野を振り返ってみてる人麻呂さんです。
当時の馬ってこのぐらいだったんですね。
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そこから少し行くと、かぎろひの丘万葉公園があります。
万葉集にある、柿本人麻呂の
「ひがしの野に かぎろひの立つみえて かえりみすれば 月かたぶきぬ」
という歌は、とっても有名ですが、この歌は、軽皇子が父草壁の皇子をしたって宮廷の狩場であった阿騎野・・・つまり、このあたりのことです・・・・を訪れた時に、お伴の柿本人麻呂が詠んだ長歌
「軽皇子の安騎の野に宿りましし時、柿本朝臣人麻呂の作る歌」の一部です。
この辺りからかぎろいが出るんでしょうか…・
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そこから阿紀神社へ。
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ここは、垂仁天皇のころ、倭姫命が天照大神をまつった元伊勢の一つ。
天照大神は、伊勢にたどり着くまであちこち何十か所も旅行(笑)されたそうです。境内には能舞台もあります。
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元伊勢の名にふさわしく、そばには川が流れ、涼やかで。
川べりに降りてみそぎ気分を味わいました~♪
風そよぐ ならの小川の 夕暮れは みそぎぞ夏の しるしなりける

なだらかな丘のようなところをうだうだ歩いて徳源寺を目指したところ・・・・ひろこさんから「多分徳源寺へは登るわよ~どうします~」との警告が私に発せられましたが、「な~に、まだそんなに歩いてないし、大丈夫でしょう」、と安請け合い(汗)。
最初のうちは緩い上り坂、と見えたものが、最後は急な上り坂!ヒ~ヒ~言いながら山道を行きました…
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徳源寺は織田松山藩の墓所。
境内裏の木立の中に、藩祖織田信雄はじめ織田家四代のお墓が並んでます。
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有難いことに、これで上り坂はお終い!
あとは一路下って、松山西口関門へ。
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松山藩の城下町として栄えた旧松山地区の入り口です。
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交通の要衝であったこの辺りには歴史的町並みが残ってます。
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中でも多いのは、勿論、薬屋さん!
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これは「薬の館」にかけられてる昔の看板ですが、これ一つで家が一軒建つほど高価だったそうです。
この「薬の館」は、代々薬問屋を営んできた細川家を改修して、薬の資料、昭和初期の薬看板など、薬に関する資料を展示していました。

ここで時間を見ると、4時30分。
通りには人の姿はなく、お店もしまってます…・お土産に買いたかった「きみごろも」のお店も閉めかけたはったので聞いてみたら、売り切れた、と(涙)。
それにしてもはや~い。
え?もしかしたら森野旧薬園も閉まってる???と焦りましたが、森野旧薬園は5時までだとか。
ゆっくり見てもらって構いません、と仰っていただいたのがとっても嬉しかったです☆
が、これがまあ、登る登る…・ちょっと登った所から見おろすと、U字形の葛を作る水槽が見えました。
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森野旧薬園は葛粉で有名ですが、享保年間に開かれ、「小石川植物園」と並ぶ日本最古の薬草園だとか。
これがまあ、ひたすら階段で登ることになって・・・・薬草園って言うより「薬草山」って感じなんですが、 約250種類の薬草木が植えられてます。
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まさか、一日の最後にこんなに登ることになろうとは(劇汗)

ここを出るともう5時で、大願寺は無理、と言うことになり、道の駅へ戻って行きました。
夏のこととて明るいから忘れてるけど、5時になるとお寺は締まるわよね・・・・

振り返ってみると、この日一日で一体何箇所回ったのか…・午前中に、神社が3つ、お寺が2つ、お墓が一つ、巨木が一つ、午後からは、公園二つ、神社が一つ、墓所(お寺)が一つに薬の展示場一つ、そして最後の最後に、山みたいな薬草園を登った・・・こんなに回れるなんて、タクシーの威力はすごい~、歩いてたら絶対無理やし、タクシーが病みつきになりそうね~!!!と、異口同音に話しながら、
道の駅で、かるほさんと私はソフトクリーム、ひろこさんはビールを楽しんで♪
やってきた、がらがらのバスに乗って榛原駅へと戻りました。


宇陀って、奈良からは比較的近いけど、ほとんど行ったことがありませんでした。
今回、こうして行ってみて、どのお寺も神社も公園も町並みも、清潔で良く手入れされているのに感銘を受けました。
そして、山と町が共にあって、空気ががさわやかで心地よくて。
何よりも、出会った人たちの暖かで親切だったこと!

ほんとに良い所ですね~♪
かる歩さん、ひろこさん、ありがとうございました。
また行きたいな!
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Commented by 独楽 at 2011-07-03 00:28 x
宇陀って奈良のジモッティーの人もめったに行かないんですね。なんか秘境感あふれる感じ。森野旧薬園は結構登るんですねメモメモ。
Commented by nagiwi at 2011-07-03 19:30
独楽さん
めったに行かない秘境って言う訳じゃないと思います・・・
思い返してみると、榛原(宇陀)の人ってお金持って言うイメージがありました・・・文化の香り高い、山間の里、て言う感じ?
手入れの見事な山に囲まれてるのは今もそうで・・・・神社やお寺が豊さを象徴してるんじゃないでしょうか。
Commented by 人麻呂といえば at 2011-07-03 22:55 x
邪道かもしれませんが「水底の歌」を真っ先に思い出します。
ひがしの野の歌はスケールが大きくて一番印象の強い歌ですね。どんなところかなあと想像していたのですが、こんなところだったんですね。馬に乗った像も雰囲気ありますね。
宇陀というとなんとかの皇子に関係あったように思うのですが…
日程を拝見するとすごい強行軍にびっくりしました。
Commented by nagiwi at 2011-07-05 00:09
ひむがしの…の歌を覚えたのは中学生の頃だったと思いますが、子供ながら感動しましたね~。
この馬の像は、昔の馬をちゃんと検証してこの大きさにしたそうです。
タクシーのおかげで、どこもゆっくり見られたんですが、自分の纏めた物を読んでみて、そのボリュームに自分でビックリしました(笑)
Commented by marie004 at 2011-07-06 23:01 x
いやだ~~
↑の名無しさんはわたしです。

山道を見てるだけで息切れがしそうです~
けっこうなぎさんて健脚じゃないですかあ~
Commented by ひろこ at 2011-07-07 12:42 x
なぎさん、お疲れ様でした。
楽しかったですね~~♪♪
それにしてもほんと、よくまわりました!その割にどこでもゆっくりできたのは
ひとえにタクシーのおかげですね。
ああ、癖になりそう・・・財布がやばいけど(^^;)
Commented by nagiwi at 2011-07-07 23:25
marieさん
誰かと思ったらmarieさんだったのね~(笑)
宇陀って山がちなところなので、至る所に急な坂が(涙)
この日の午前中はタクシーだったので、登る余力がありました(笑)
Commented by nagiwi at 2011-07-07 23:31
ひろこさん
お世話になりました~♪
一日であれほど行けて、しかも、疲れないって、タクシーさまさまでした☆
ほんとにタクシーって癖になりそう・・・・次回はもう一人メンバーを増やして、負担軽減を図りましょう!
by nagiwi | 2011-07-02 00:59 | 奈良 | Comments(8)