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風の中の小鳥

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「まことにはかなきものは、ゆくえさだめぬものおもい。風の中に巣をくう小鳥」(作大手拓次)私なぎの物思いの幾つかを・・・

勝手に飛鳥ウォーク(笑)

タイトルはかるほさんのパクリです(笑)

5月15日
かるほさんに誘ってもらって、ほんとに久しぶりに飛鳥を軽く歩いてきました☆
メインの目的は高松塚古墳壁画修理作業室の公開ですが、
例によって(笑)かるほさんにルートやランチ場所の選定はすっかりお任せ。
私は付いて歩くだけ、と言う気楽さ♪

近鉄八木駅でかるほさんと待ち合わせて、橿原神宮前からバスに乗り(ちなみに、往路でバスに乗るなんて、ほんとに珍しい!大抵は十分歩いた後の帰路で、ヘロヘロになりながら乗るのが普通やわ~)飛鳥寺で下車。
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境内には卯の花が綺麗に咲いていました。
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うのはなの さくつきたちぬ ほととぎす きなきとよめよ ふふみたりとも(卯の花の咲く月になりましたよ、ほととぎす。どうか来て鳴いておくれ、まだ蕾だけれど)(大伴家持)
拝観はせず、かるほさんのつく鐘の音を聞いただけで(汗)飛鳥坐神社へと向かいました。
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本殿の横には小賀玉(おがたま。招霊の木とも言うそうです)の若木があって、バナナみたいな芳香を放ってました!
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親指の先ほどのとっても小さくて地味な花なんですけど、良い匂い♪
天岩戸でアメノウズメノミコトが持って踊った木だともいわれてるそうで、魔よけになるとも言われるそうです。

ここから万葉文化館へ向かう道沿いで、雉(?)発見!
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これって、雉ですよね?
野生?
それともどこかで飼ってるのが逃げ出したとか?

この辺りは、それこそ何度も来たことがありますが、万葉文化館も、飛鳥民俗資料館も、ほぼ素通り(笑)
ランチの酒船亭ももちろん初めてです。
予約してくれたかるほさんによると、どこにもレビューがなかったので味が不安、とのことでしたが,
な~に、不味かったら悪口を言う、という楽しみがあります(笑)
でも、これ、見ただけで美味しそうでしょ♪
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【酒】・・・・飛鳥の白酒(にごり酒)、果実酒
【楚割り】・・・古代のチーズ飛鳥の蘇、白木水母玄米酢、とこ鮑貝柱雲丹和え
【祝菜】・・・・・あまご姿塩焼、天笹ずし、里芋・生大豆塩茹、海老海老旨煮、銀杏
         大徳寺納豆、八幡巻
【心太】・・・・・毛豆久酢漬、蛸湯引き、レモン蓮根、梅肉
【飯】・・・・・・・赤米、松の実、きざみ大葉
【脯】・・・・・・・猪肉味醤焼、茄子の田楽、
【草醤】・・・・・牛蒡梅肉韲え、しいたけ旨煮
【果子】・・・・・干いちじく、山桃、焼栗、干柿、蓮実等季節果物
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【羹】・・・・・・・赤米にゅうめん、あまご甘露煮、和布、三葉、生姜
お箸が先細になってないのが面白いですね。
おかずがほんとに沢山!
どれもこれも美味しく、濁り酒は冷たくて甘く、かるほさんの分まで飲んじゃいました~♪

すっかり満腹になり、心地よくホンワカして、明日香資料館に入りましたが・・・・酔っ払ってたのか、あんまりよく覚えてません(汗)

次に万葉文化館へ。
ここは飛鳥池遺跡の上に建てられてます(汗)
できてすぐ来たことがあるんですが、すっかり忘れ果ててました・・・こんなに立派だったかなあ?
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敷地内には川が流れ、木が茂って綺麗に手入れされてました。
文化館では安野光雅氏の「日本のふるさと奈良」展をやってました・・・・産経新聞に連載されてたものらしく、見慣れた風景が暖かな筆致で描かれてました。
他にいろんな展示がありましたが…・一度見れば十分・・・・・
敷地内でお弁当を食べても良いそうなので、酒船亭でおにぎりを買って食べるというのが、この場所の一番良い使い道かも~(ニヤリ)

かるほさんが一度も見たことがないという(笑)亀石を見ることになりました。
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いつ見ても、この石は不思議~。

この後、橘寺と川原寺を横目で見て(笑)亀石に到着。
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亀石隣の自動販売機でお茶を買ってゴクゴク飲んでから、ゆっくりカメさんを眺めてきました。
それほど暑い日じゃなかったけど、アルコールのせいか、のどが渇いたの~。

ここから飛鳥歴史公園へはすぐですが、本日はじめての上り坂(ゆる~い上り坂なので私でも大丈夫)(笑)。

修理作業室公開の受け付けまで少し時間があったので、歴史公園の本館(?)でちょっと休憩。
さすがかるほさん、素晴らしい時間配分だわ~☆

受付後、修理状況の説明を受けたあと作業所へ。
今回は、キトラの玄武と高松塚の玄武が並べて置いてあるのが目玉みたい。
高松塚の石棺は凝灰岩だそうで、断面がツルツルに磨かれてましたわ。
いかに凝灰岩が柔らかいとはいえ、あそこまでツルツルにするのって、すごい労力です。
飛鳥美人はやっぱり退色してて悲しかったけど、バラバラにしたからこそ見えたあの断面にはちょっと感動しました。
見学時間は10分と相当短いので、あっという間に終わってしましました。
ここへは来たことがない、とかるほさんに言うと、「水野先生と一緒に横を通ったことがある」と。
そう言われてみたら、そんな気もする・・・・飛鳥に来る時は、ひたすら歩くばっかりでハコモノに入ったことがないのよね(笑)
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ここにも綺麗なお庭がありました。

マムシ注意と書かれた裏道を通って(汗)飛鳥駅へむかったら、ほんとにあっという間に着きました。

ここでも、到着時刻ほぼ予定通り。
飛鳥駅から橿原神宮で乗り換え、八木でかるほさんとお別れ。
何もかもおんぶにだっこで、ほんまにかるほさんって頼りになります~~☆

この日歩いた距離はいつもに比べると半分ぐらいかな?
疲れもほどほどで、次の日は体が軽く感じられ、良い気分でした。

かるほさんのおかげでとっても良い一日でしたわ~ん。
また次回よろしくお願いします☆
Commented by lilakimono at 2011-05-24 13:55
どれもこれもの画像の美しさは勿論のこと、雉の鶏冠の鮮やかさに驚きました!
自然の色って、本当にすごい迫力のあるものなんですよねぇ。

そしてそして、ランチが豪勢過ぎです!!良いなぁ、美味しそうだなぁ・・・
毎回なぎさんのお食事レポを見ると、日本の外食ってすごい!っと涎が垂れてしまいます。
蘇ってずっと興味があるんですけど、どんなお味でした??
食べてみたい!
Commented by かるほ at 2011-05-24 21:58 x
おお、美味そうに写真撮れてる撮れてる♪
実際美味しかったからほっと一安心だったよー。

>>不味かったら悪口を言う、という楽しみがあります(笑)
それは楽しみなのか(ははは)
まあ、前もってそう云って貰っていたので「不味くてもいいか」
という心境ではいたけどね。美味いにこしたことは無い。
ひもろぎはまた次回にいきましょー。
(って食い物の話ばっかし(笑))
Commented by 朱雀 at 2011-05-24 23:11 x
古墳探しをしていた頃、桜井市のホケノ山古墳の近くで牡の雉が尻尾をなびかせて飛んでいるのを見かけました。奈良の山に近いところに住んでいるようです。その頃纏向遺跡近くで「ケリ」が飛んでいるのを見かけて、まだ名前が分からなかったのですが、今では家の近くでよく見かけるようになりました。(以前から居たのに気づいていなかったのかもしれません。ついでに、最近ジャンボタニシがこちらでも繁殖してきています。
Commented by nagiwi at 2011-05-25 11:51
りらさん
雉の色があんまり鮮やかでビックリしました。
なんだか南国の鳥みたいに思えて、思わずどこかから逃げてきたのかと思いましたが、日本在来種なんですよね。

蘇は塩気のない薄味のチーズ?
ねっとりした舌触りでしたよ~。
一品一品味が違って、美味しかったです。
是非ご一緒しましょうね~☆
Commented by nagiwi at 2011-05-25 11:55
かるほさん
お世話になりました~♪
いろんな味が楽しめて、とっても美味しくて、ナイスチョイスだったわ~!
特に濁り酒が料金の中に入ってるのが嬉しかった(酒飲みにはお得感があるのだ)(笑)
次回はひもろぎね、行きましょ行きましょ!!
Commented by nagiwi at 2011-05-25 11:59
朱雀さん
そ~か~、奈良の山に住んでるんですね<雉
ケリって知らないなあ、と思って検索してみたら、うちの近所の水田にいるやつみたい。昔は東北地方に住んでたけど、最近は関西でも見られるって書いてありました。お引っ越しして来たんですね~。
ジャンボタニシのあの毒々しいピンクの卵、気持ち悪いわ…・
Commented by 朱雀 at 2011-05-27 22:02 x
丸さんがいきさつはよくわかりませんが、「木の茶の間」ブログを復活しています。
Commented by nagiwi at 2011-05-29 02:11
朱雀さん
あらま、そうなんですか~。
あとで覗いてみます☆
Commented by marie004 at 2011-05-29 20:53 x
なつかしい~!!
亀石を見るのはウン十年ぶり~!
大学の研究室の旅行で行って以来です。
亀石に似てる!と言われてその時はムカッとしたのですが、今こうして見ると、けっこうカワイイじゃないですか…(笑)ポケモンにもありそうですね。

それにしても、こんな愛嬌のある石像はいったいなんのために作られたのでしょう? 
Commented by nagiwi at 2011-05-30 23:38
marieさん
亀石に似てる?
そうかな~???

この時代の飛鳥には巨石が色々あって。
ほら、猿石とか、須弥山石とか。
外国の使者をもてなすための庭園においてたとか?
by nagiwi | 2011-05-24 01:12 | 奈良 | Comments(10)

「まことにはかなきものは、ゆくえさだめぬものおもい。風の中に巣をくう小鳥」(作大手拓次)私なぎの物思いの幾つかを・・・


by nagiwi